213作品目、今回は2003年に登場したバトルギア3のアップグレード版『バトルギア3Tuned』を触れてみたいと思います…PS2版のバトルギア3も含めての解説となります。
国産6メーカーのスポーツマシンとコンパクトカーが一般公道でレースするバトルギアシリーズの3作品目です。
操作方式はハンドル&アクセル、ブレーキ、サイドブレーキ、シーケンシャル機構マニュアルミッション(一部、マニュアルミッションを使わない車種もあり。)を駆使し、各コースを制覇していきます。
コースの中には一本道で構成されているモノがあり、制限時間内にゴール地点まで完走できればクリアとなりますが、制限時間がゼロになるとその場でリタイア、またハザードボタンとスタートボタンによる強制終了も可能です。
今回参戦している車種は以下の通り…
●参戦車種一覧
(★はチューンド車種あり、■はPS2版未収録)
●Honda
NA2 NSX-R&NSX Type-S
★EK9 CIVIC Type-R
EP3 CIVIC Type-R
AP1 S2000 2001年仕様
★DC2 INTEGRA Type-R 98SPEC
DC5 INTEGRA Type-R
GD3 Fit 1.5 Sパッケージ
●MAZDA
★FD3S RX-7 TYPE-RS
★FC3S SAVANNNA RX-7 GT-X
■SE3P RX-8 TYPE-S
NB8C ROADSTER RS
NA6CE EUNOS ROADSTER
DY5W DEMIO SPORT
●MITSUBISHI
★CT9A LANCER Evoluition VIII
★ LANCER EVOLUITON VII
★CN9A LANCER EVOLUTION IV
★CE9A LANCER EVOLUTION III
■DE3A FTO GPバージョンR
Z27A COLT スポルト-X
●NISSAN
★BNR34 SKYLINE GT-R V-specII
★BCNR33 SKYLINE GT-R V-spec
★BNR32 SKYLINE GT-R
■Z33 FAIRLADY-Z Version ST
S15 Silvia spec-R AERO
S14 Silvia K's AERO
★S13 SILVIA K’s 88年仕様
★RPS13 180SX TYPE-X(TUNEDはシルエイティ)
BK12 MARCH 14S
●SUBARU
■★GDB-C IMPREZA WRX-STi spec-C(TUNEDはTuned By STi)
GDB-A IMPREZA WRX-STi S202 STi
IMPREZA WRX-STi Type-RA spec-C
IMPREZA WRX-STi Prodrive Style
★GC8 IMPREZA WRX-STi Ver.VI Type-R
GC8 IMPREZA WRX-STi Ver.VI Type-RA
●TOYOTA
★JZA80 Supra RZ
■SXE10 ALTEZZA Z-EDITION 280T Tuned by TOM’S
ST205 CELICA GT-FOUR
■ZZT231 CELICA TRD SPORTS-M
★SW20 MR2 GT
SXE10 ALTEZZA RS200
ZZW30 MR-S Sエディション
★AE86 SPRINETR TRUENO GT-APEX
★AE86 COROLLA LEVIN GT-APEX
★AE85 COROLLA LEVIN 1500 SR
★NCP13 Vitz RS 1.5
タイトーの人気公道バトルゲーム『バトルギア』シリーズ第3作目であるバトルギア3は2002年に登場し、当時はセガの頭文字Dアーケードステージ3と共に人気を博した作品ですが、今作からタイトーのインターネットシステム『NESYS』シリーズ初作品となりました。
インターネット回線によるリアルタイム集計を行い、現在自分の順位が何位なのかとPCや携帯で確認できるようになった他、鍵に記載されているIDを専用ガレージサイトで登録すると、走行距離に応じてマシンのカスタマイズもできるようになった他、期間限定によるイベントレースも続々と開催され、今の湾岸マキシ5と同じぐらい人気を博しました。
さらにこのバトルギア3Tunedから、新たに『匠モード』というモードが追加。
これは、壁の接触やコースアウトすると、自動的にペナルティタイムが加算されてしまうという高難易度のタイムアタックで、特に超弩級の長尾や八方ヶ原になると、速さとクルマの操作の丁寧さが求められてくるのがこの作品の難しさですが、元々…無印時代にタイムアタックモードによる公式イベントで、一部のランカーが壁ターンを使って走っていた事にタイトーが激怒してしまったための制裁処置ともいえるモノでしたが、逆に匠専門のランカーによる登場で、全国1位のリプレイデモが再生された時には誰もが驚いた人も多かったようです。
自分も当時、現役バリバリのバトルギアランカーだった頃…かなり走り込み、各地の遠征に出かけては色々な方と交流したり、チームHPを立ち上げてはバトルギア関係の話題に華を咲かせ、実際にオフ会を行なってレギュレーションを組んだ対戦もよくやり、未登録の各地域ナンバーの鍵を交換するという交流もやりましたね。
自分のチームも当時…横浜エリアで少し名の通ったチームで、北は青森、南は熊本のランカーが参加し、同時に神奈川県内で活躍しているランカーさんのチームに参加したりと結構盛んにやったものです。
丁度同年にはPS2版も発売され、専用のブルースケルトンキーと限定トミカをセットにした限定版も発売されましたが、ブルースケルトンキーによる不具合があった事は今ではちょっとした裏話だったり。
ゲームバランス的にやはり、バトルギアシリーズ伝統のリアル系統でマシン操作は難しいレベルですが、今作はクラス別が拡大されたため、制限時間も非常に緩くなりましたけど…。
現在、稼動している店舗も限られている他、一部ではバルブリミットRというゲームに差し替えられたBG3筐体もあります。
こちらも沼津のサードプラネットと、藤沢のスーパーゲッツというゲーセンで遊んだ事があり、初プレイは藤沢のスーパーゲッツでしたね。
当時、うちのチームランカーの寮長さん(仮名)から、「バトルギア3の筐体を使った海外ゲームがありますよ。」と私と神奈川BG仲間達が行った際にプレイした事がありますが…
スピードが半端なく、逆に違和感覚えてしまった。
同時に…
BG仲間A(代理:李衣菜)「微妙…。」
BG仲間B(代理:みく)「微妙だにゃ。」
かなり複雑な感じになった事が…。
バルブリミットRは、意外にレア率高いので見つけた際には是非。