216作品目、今回は1996年にカプコンからリリースした19シリーズの『19XX』を紹介…90年代のカプコン19シリーズにおいて唯一の残機制度のSTG。
近未来を舞台に、第二次世界大戦の兵器が残っている設定上での戦いを描いた作品です。
操作方式は8方向レバー+2ボタン方式、メインショットとボンバーという構成ですが、メインショットを一定時間チャージすると中型のミサイルが発射され、敵にぶつかると自機から小型のホーミングミサイルでぶち込むサブウェポン『マーカーミサイル』とボンバーボタンを一定時間までレベルチャージすると破壊力が増大する『ヴァリアブルボンバー』というボンバーがあります。
選択できる自機は、以下の通り…
●ロッキードP-38 ライトニング
アメリカのロッキード社製の双胴型戦闘機、19シリーズでは主人公機ポジション。
メインショット強化は集中型のワイドショット、攻撃力と機動力は平均値だが、ミサイル精度はやや高め。
●震電
太平洋戦争末期において、実戦配備されずに終戦を迎えた特殊形状の戦闘機。
メインショット強化は貫通力が高いスーパーシェルショット、機動力は高いが攻撃力とミサイル精度は低い、上級者向けの機体。
●モスキート
イギリスで製造された木造の攻撃機で、爆撃機や偵察機として使われた万能機。
メインショットは3WAYだが、強化すると5WAYに進化。
攻撃力は高め、ミサイル精度は平均だが、機動力は低い。
初心者はライトニング、中級車はモスキート、上級者は震電がオススメできます。
敵機や敵弾に触れると1ミス、残機ゼロでゲームオーバーですが、各ラウンドでの階級レベルで10、25まで進むと1UPするシステムを実装されています。
全7ステージ1周エンド制です。
1984年に1942、1987年に1943 ミッドウェイ海戦、88年に改良版の1943改と続けて登場し、90年前期に1941ザ・カウンターアタックが登場後の5年後に登場した90年代19シリーズ最後の作品で、43~41まではバイタリティ制度を起用されていましたが、今作は初代の残機制度に再び戻されました。
各ラウンド時に道中でゲットした勲章を集めるとクリア時に加算されますが、その時のボスの撃破した時間によってボーナス倍率が大きくなりますが、1クレジットクリアを目指すとなれば、この階級レベルを上げる必要しかありません。
●AC版 19XX プレイ動画 その1
使用機体:モスキート
初めて、この作品を触れたのが戸塚東口にあるゲームシティ戸塚店になる前、セガの直営店であった時にこの19XXを初めてプレイしたのが最初で、このゲームの存在をゲーメストで知りまして、FCの1942をやたらと遊んでいたため、これは是非ともやりたいと思っていました。
うちの近所の玩具屋のポニー筐体や、上大岡のジアスにも入っていなかったのが非常に悔やんでいたのですが、この作品が初めて対面した時は非常に喜びがありましたが、初回は3面のガルベルトワーゲンに結構苦しめられましたね…ライトニングでのプレイでしたけど、その後…金沢八景のユニオンセンターに2クレジット仕様、尚且つ残機MAX状態で最終ラウンドまで進み、最終スコア的に550万前後でクリアしましたが、殆どが自力連射であったため、手が痛くなる事もよくありました…ポニー筐体仕様は連射機能はありませんですからね。
●AC版 19XX プレイ動画 その2
ゲームバランス的に序盤から2面であれば、初心者でも落ち着いて進められますが、問題は3面から以降となり、結構弾速が速かったり、他方向へ飛ばしてくるというオチがあるので意外に注意しないと意外なところでしっぺ返しを受ける事も多い作品になりますし、特に広範になると弾速の嵐であるため、残機がボロボロとなくなってしまう事もしばしばありますけど、更なる試されるのがヴァリアブルボンバーの使い道で、レベル3辺りになると破壊力は途轍もなく、そこまでチャージさせるとなれば場所を把握してから発動させる必要もありますね。
難点は他機種での移植は全く無く、バーチャルコンソールやPSのゲームアーカイブスにも配信されておらず、プレイするとなればエミュ筐体でのプレイとなりますが、元々縦画面専用のゲームであるため、やや見辛い箇所もありますが、本気にプレイしても結構面白い作品になっていますし、その後に出てきた『1944 ザ・ループマスター』よりは結構面白くできてますから、個人的にはオススメできるかなと思いますね。