●P5第21話『お世話見習いミルク登場！』
脚本：村山 功 演出：岩井隆央 作画：奥山美佳 美術：井芹達朗
●あらすじ（朝日放送公式HPより引用）
のぞみは学校にむかう途中に、とっても可愛いぬいぐるみを拾ったんだけど、放課後、のぞみがナッツハウスで豆大福を食べようととしたら、拾ったぬいぐるみが大福にかぶりついて、「おいしかったミル」って喋ったの！
なんとぬいぐるみは、パルミエ王国のココとナッツのお世話係だったの。
なんとぬいぐるみは、パルミエ王国のココとナッツのお世話係だったの。
名前はミルク。
ココとナッツは王子様だったんだ！みんなびっくりしちゃった。
ミルクはパルミエ王国がナイトメアに襲われた時、なんとか逃げだしたの。
そして、人間の世界で子犬や子猫のふりをして過ごしてきたの。
再会の後、ミルクがココとナッツのためによるご飯の買出しに出たら、ギリンマに襲われてしまったの！
ココもナッツも追い詰められてピンチ！のぞみ達もかけつけ、プリキュアで戦う事に…！
ココとナッツは王子様だったんだ！みんなびっくりしちゃった。
ミルクはパルミエ王国がナイトメアに襲われた時、なんとか逃げだしたの。
そして、人間の世界で子犬や子猫のふりをして過ごしてきたの。
再会の後、ミルクがココとナッツのためによるご飯の買出しに出たら、ギリンマに襲われてしまったの！
ココもナッツも追い詰められてピンチ！のぞみ達もかけつけ、プリキュアで戦う事に…！
★概要
今ではすっかり、ミルキィローズこと美々野くるみの変身前であるパルミエ王国のお世話役であるミルクの初登場エピソードであるが、特に最近のプリキュアオールスターズでミルキィローズのミルクを知ったファンにとって、かなり衝撃的な行動で驚く方もいらっしゃるかもしれない。
学校に向かうバス停の途中で、のぞみは倒れかけていたミルクを拾ってカバンの中に入れて向かう。
昼休みのランチタイム、大好物の玉子焼きを入れてもらった事に大喜びし、弁当を開けてみると何故か弁当の中身が無くなっている事に愕然。
放課後、ナッツハウスでナッツから豆大福を食べようとしたら、豆大福を頬張るミルクを見て悲鳴をあげ、同時にココとナッツと再会を果たすが、いきなりのぞみ達の前でいきなり「頭が高いミル。」と毒舌を言い放ち、同時にココとナッツがパルミエ王国の王子であるという事が明かされたのもこの時であった。
一方、ナイトメア側は悪戦苦闘中のギリンマは、ブンビーさんから「お前はプリキュアに勝つことは到底無理だから、パルミエ王国のメンバーを狙ってほしい。」と命令を下されるが、「それじゃ腹の虫が収まるワケが無い！」と反論するが、結局命令であるという存在で完全に逆らう事もできなかったのだが、ココとナッツ、ミルクを狙っていた時にのぞみ達が現れ、完全に命令違反の反してのぞみ達に挑む事に…
だが、この行動が裏目に出てしまい、次の出陣でカワリーノからブンビーさん経由で『黒いコワイナーの仮面のカード』を渡されてしまうという爆弾を引く事に。
今回の作画は奥山美佳さんであったが、特に戦闘シーンでのギリンマの劇画タッチと異様に力の入った作画には、今までの奥山さんが手がけた画とは思えないほどだ。
★戦闘シーン
今回の戦闘シーンは17話と同様の公園での戦闘で、ベンチ型コワイナーの召喚しての戦闘で、今回もかなり動いておりメリハリのある戦闘シーンとなっている。
先程の上記の二つの画像は、P5シリーズにおいてここまで力の入った作画は他にはなく、同時に以降のプリキュアシリーズで顔芸のインパクトさで印象に残るスマイルプリキュア！に匹敵する画ともいえるが、これだけで観ても「本当にこれが小さい女の子向けのアニメとは思えない。」と驚愕するだろう。
●登場キャラクター
夢原のぞみ（キュアドリーム）
夏木りん（キュアルージュ）
春日野うらら（キュアレモネード）
秋元こまち（キュアミント）
水無月かれん（キュアアクア）
小々田コージ（ココ）
ナッツ
ミルク
ブンビーさん
ギリンマ
ベンチ型コワイナー
★エンドカード
場面は22話の中盤、「ミルクもお手伝いしたいミル…。」と考えた直後に出てきた「ミッヒヒヒヒ…。」と悪知恵を考えた時の場面のセル画をアレンジしたもの。
これだけでも、かなりオカルトチックなエンドカードにも見えてしまう。
★名場面
『初登場の頃のミルクによる毒舌無双』
のぞみ達と初めて会った時、かなりの毒舌且つ腹黒い性格であったミルク。
今のミルキィローズ（美々野くるみ）のミルクから知ったファンだと、流石に想像すらできないほどの毒舌っぷりと悪知恵は想像を絶するモノであるし、かなりショックを受ける…まではないと思うが、それぐらい世間をナメた言動が多かったようだ。
『のぞ･ミル（くる）仁義なき戦い』
P5GGでも、たまにちょっとした事で衝突する事も多いのぞみとくるみことミルクだが、二人の因縁の仲の悪さはこの回から始まった。
初期の頃はミルクの毒舌で売り言葉にし、のぞみは怒りを買ってしまう場面もいくつかあったが、P5GGになってからは逆にのぞみの行動に関して、くるみが怒りを買ってしまう事もしばしば…。
なぜ、くるみがのぞみに対して嫌悪感を抱くようになった理由に関しては未だに謎のベールに包まれている。
●名場面
『ミルクのパルミエ王国の関係者としてのプライド…。』
ギリンマに狙われて二人を庇うように現れたミルクだが、しかし…今のミルクとは違い、まだ擬人化できる能力も無く、同時に青いバラの力も無かった頃であり、同時に体格差と力さえ完全に圧倒的に不利の状態に陥る。
しかし、そのミルクの勇敢さとパルミエ王国の現国王になったココとナッツ、そしてのぞみ達を守るプライドを背負いながら、強大な敵に立ち向かう一つのポイントとして受け取ってもいいだろう。
●関連エピソード
第28話『ココのお嫁さん登場!!』
【共通点】ミルクを上回る性格が非常に腹黒い妖精キャラ登場
それから１年後を迎えた続編のP5GGで、３人目の国王であるクレープ王女がパルミンとなってナッツハウスにやってきて保護されるのだが、過去の婚約に関しての話を執念深く迫ってきては、パルミエ王国と連合を組めと要求したり、挙げ句の果てにはミルクの性格までも知られていたというぐらいで、敵に回すと非常に厄介な存在で、かつてのミルクを上回るほどの毒舌っぷりにも注目してほしい。
★スマイルプリキュア！
第22話『一番大切なものって、なぁに？』
【共通点】子供向けアニメ作品とは思えない作画
一方のインパクトのある作画サイド側で今回の５の21話以上に、これほど超える作画においてこのスマプリ22話も外せないだろう。
特にこの絶望顔ピースは予告編で大きく扱われ、イラスト投稿サイト『Pixiv』でも結構な数でアップされた事は言うまでもなく、同時にパロディ画も投稿されるわと何だかと話題になった事もある。