225作品目、今回は1983年にタイトーからリリースしたアクションSTG『エレベーターアクション』を触れてみたいと思います…以前紹介したエレベーターアクション・リターンズの初代。
機密文書を奪回するエージェントとなり、敵のアジトのビルに潜入して機密文書を奪ってビルから脱出します。
操作方式は4方向レバー+2ボタン方式、メインショットとジャンプ、レバー上下でエレベーターとエスカレーターの移動で使います。
ジャンプは敵の攻撃を避けたり、敵にいる方向にジャンプするとジャンプアタックとして倒す事も可能、さらにメインショットで蛍光灯を破壊すると一瞬暗闇となり、その分だけスコアがアップします。
敵に接触、または敵弾に被弾、さらにエレベーターに押し潰されたり、1フロア分から転落するとミス、残機ゼロでゲームオーバー。
タイトーの初期の名作で、スペースインベーダーの次に人気を博したのがこのエレベーターアクションで、当時のゲームのキャラでスパイを扱った作品としては初の試みであったのは事実で、同時に元々、スペースインベーダーでSTGのノウハウを活かし、そこにアクションゲームを取り入れた事により、より一層面白さが誕生し、後のアクションSTGの基本になっていきました。
以前紹介したエレベーターアクションリターンズみたいなド派手さはないですが、そこは当時のゲームとしてはよく頑張ったほうだと思いますが、難点は制限時間が異様に早いということで、リターンズは制限時間の縛り的に平均的ですが、初代は意外に短く、すぐにBGMが変わり始め、敵の攻撃がさらに厳しくなり、エレベータの動きも受け付けなくなるという弊害も起きるため、いかに最短で機密文書を奪い、すぐに脱出するというのがこの初代エレベーターアクションの攻略の鍵となりますし、またリターンズとは違ってプレイヤーは一撃死となるので、この辺もリターンズのクセで挑もうとすると…
結構、手痛い洗礼を浴びせられます。
自分もリターンズで慣れてると思って挑んだら、初っ端から手痛い洗礼を浴びせられた時はホントに唖然させられましたね。
他機種においては、FC版やPS2タイトーメモリーズ下巻、AC版ではスクウェア・エニックスのNESICAクロスライブ筐体でも配信されており、任天堂のバーチャルコンソールでもFC版が配信されていますが、FC版はやや動きがカクカクしているのが難点さがありますね…快適に遊びたい人ならPS2のタイトーメモリーズ下巻とアーケードのNESICAクロスライブ筐体がオススメします。