227作品目、今回は1993年にビデオシステムからリリースした『爆裂クラッシュレース』を紹介…ソニックウィングスのビデオシステムが手掛けた公道バトルレースゲー。
NA1型NSX-R、FD前期型、C4コルベット、ダッジ・バイパーRT/10、ケータハム・スーパーセブン、ポルシェ911と各国代表するスポーツマシン(またはクロカン4WD)を操り、ライバルより先にゴールを目指します。
●AC版 爆裂クラッシュレース 海外版 プレイ動画
操作方式は8方向レバー+2ボタン方式、アクセルとブレーキ、レバーはステアリングという形になりますが、道中に落ちているコインが加算されます。
但し、耐久力がゼロになると強制リタイアとなりゲームオーバーで、ライバルが先にゴールする、制限時間がゼロになってもゲームオーバー。
道中に落ちているリペアアイテムを取ると耐久力が回復します。
全8ステージ構成1周エンド制です。
過去にACとSFCでF1グランプリを世に送り出してきたビデオシステムでややマイナー寄りに近く、ここまで過激なレースゲームですが、マシンは実車なのに名前だけはワザとクルマメーカーの承諾を避けるため、一文字だけ変えているという変則である部分は変わらないですけど、当時…稼動していた店舗もあまり見なかったですね。
ゲーム内容も結構面白く、AC版F1グランプリと比較すると最初から高難易度で飛ばしまくりという部分は身を潜めてますし、ドライバーはソニックウィングスの影響を受けちゃってるためか、たまにヘンなドライバーもいるのもビデオシステムお約束という形かなと。
しかし、アイデアと知名度的に弱い部分が目立ち、今だったらマシンをチューニングさせてパワーアップという設定があれば楽しいですし、一定時間加速力を上げるNOSことナイトラスオキサイトとかハイグリップタイヤ等があれば盛り上がっていたのではとおもうし、横方向になると独特の操作に慣れる必要もありますからね。
残念ながら家庭用に移植されていないため、そこも知名度の弱さが仇となってしまったのも無理もないのではとおもいますね…家庭用を出していたら確実に変わっていたかもしれません。
でも、今リメイクするとなれば、タイトルから見ると各自動車メーカー的に認可するという部分的には難しいでしょうね。