●S13&PS13 シルビアK's
★解説
5代目シルビアことS13型は1988年5月に誕生した日産のミドルクーペセダン。
当時のTVCM『ART FORCE SILVIA』で話題となり、これまでデートカーの人気車種であったホンダのプレリュードの人気を打ち破った。
そのなかでも、このターボモデル『K's』は走り指向の強いグレードであり、1.8リッターの直列4気筒DOHCインタークーラー方式ユニット『CA18DET』を装備、最高出力は175馬力、トルク率は23.0kgf·mを発生する。
足回りはフロントがコイル式のストラット、リアはコイル式のマルチリンクを採用し、さらに四輪操舵システム『HICAS(ハイキャス)』が組み込まれており、走りに関しては抜かりの無いモノであった。
91年に1.8リッターから2リッターへ拡張、パワーユニットは直列4気筒のDOHCインタークーラー方式ユニット『SR20DET』に変更され、最高出力は205馬力まで出力アップ、トルク率も28.0kgf·mまでアップされた他、四輪操舵システムが『スーパーHICAS』に進化を遂げ、サーキットや峠でのドリフトシーンやチューニングベース車として人気を博し、93年度末まで生産が続けられた。
★セッティングでの注意点…
序盤で一番買える車種であり、最もチューニングパーツも手頃に買えるため、購入した同時にサスペンションやマフラー等といったスポーツパーツ系が先に入手しやすい。
PS13は約100万Crギリギリの買物になるので前期で不満を感じ、少しでも予算の余裕ができたらすぐに乗り換えても問題は無い。
スポーツサスペンションでも比較的に簡単なドリフト仕様を作れるのは確かであり、サスペンションのジオメトリーを見直しとファイナルギアの設定によっては、コルベットやダッジ・バイパーなどが参戦するグランツーリスモリーグでも張り合える事もできるが、問題はエンジンパワーが上がった時のターボラグが一番の難題で、特にタービンステージ3になると若干ターボラグが起きやすく、特にCA18DETが意外にターボラグがある。
この辺に関してはレーシングカスタマイズギアにおいて、各ギアをクロス、ファイナルを上手く調節する事が一番の最適。
両モデルともステージ3を使用、尚且つレーシングインタークーラーとセミレーシングマフラーで450馬力をラクに出せるが、その代わりに回転数を殺さない乗り方が課題となる。
国際A級から参戦できるチューニングカー王座決定戦では、FDやR33GT-Rに苦戦を強いられるのであまりオススメはできない。
●ビキナー向けセッティング
★スポーツサスペンション(ダンパー) フロント:レベル3 リア:レベル2
★スタビライザー ハードタイプ フロント:レベル4 リア:レベル3
★キャンバー フロント:1.0 リア:0.5
★ブレーキ フロント:レベル11 リア:レベル7
★タービンキット ステージ1
★スポーツマフラー、スポーツ用インタークーラー
★トリプルプレートクラッチ、レーシング用フライホイール、カーボン製シャフト
★軽量化 ステージ3
●上級者向けセッティング 只今準備中。
●レース仕様(要 軽量化ステージ3必須)
リアウィングが純正よりやや高めのハイマウント式になり、
S13仕様のモディファイのマシンカラーはイエローとオレンジのグラデーションに変更できるのはワインレッドとダークブルーのみで、配色的にやや地味な感じになる。
一方、PS13は白地にブラックとグレー、レッドとグレーが変更可能になり、ボンネットにエアロボンネットが装備され、少しアグレッシブな感じになる。
●TVCM S13前期
●TVCM S13後期