230作品目、今回は1996年にコナミ・デジタルエンターテイメントからリリースした『セクシーパロディウス』を触れてみたいとおもいます…AC版パロディウス最後の作品です。
タコスケが探偵事務所を設立し、その依頼を受けてパロディウス軍団が人助けをする内容。
操作方式は8方向レバー+3ボタン方式とサポート機能も前作の極上パロディウスと変わりませんが、今作はステージクリア時にノルマ判定があり、ステージクリア時に達成・未達成によってステージ難度が変わる仕組みになっています。
敵や敵弾、障害物に接触すると1ミス、残機ゼロでゲームオーバーですが、今回もエクステンド制度は実装ですが、今作は300,000点オンリーです。
タイトル通りに、今作はかなりパロディウスシリーズの中でエロ要素が多く、どちらかといえば15禁のR指定が強い感じになった同時に、2面から高速ステージという難易度がとんでもないほどの難易度を上げてしまい、それによりパロディウスファンでも逃げられてしまった感じが強くなってしまいました。
使用キャラは極パロまで参戦していたメンバーとリストラを受けたキャラがあり、特にツインビー&ウィンビーがリストラされ、代わりにツインビーヤッホー!から敵側であるシューティングスターが、2P側にブラックバイパーという変則的な参戦という形になり、さらにグラディウスシリーズのオプション、ペン太郎の代わりとしてイワトビペンギンのイワンとトビーが参戦、パロディウスだ!からの参戦はビッグバイパーとロードブリディッシュのみであるが、今作では極パロ以上に扱いにくい傾向になってしまいましたし、極パロサイドはミカエルとガブリエルのホーミングミサイルが追尾がなくなり、グラIVのフライングトゥピードーみたいな性能に…
声は頭文字Dの中里役の檜山さんが担当してるのがオチであるが。
ベルパワーシステムの一部が変更となり、白ベルがアレックスというお助けキャラが参戦し、プレイヤーの手助けをしますが、これも意外に面倒くさいキャラでレベルアップやアレックスのHP回復にベルを取り続ける事が条件だが、その一方でランクを上げてしまうオチに…
スペシャルステージも今作健在してますが、今作は1面から全て達成しないと進めないため、上級者泣かせの条件であるため、易々に達成させようとしていないのが目に見えてます。
その為か、稼動している店舗が極パロよりやや少なめといった感じで、同時期に出た沙羅曼蛇2も出回りが少なく、「コナミのSTGはどうなってしまったのか?」という疑問視を投げかけるハメに…。
まぁ、この時のコナミはときメモ人気で株を上げていたが、このセクパロから出た2年後の夏…ときメモの成人向けビデオを販売してた同人サークルに対し裁判沙汰を起こし、販売した同人サークルに多額の損害賠償を請求する事件をさかいに『コナミ=著作権が厳しいゲームメーカー』という定義ができあがってしまい、コナミファンから逃げられてしまうという前科を犯す事に…。
ゲームバランスも最悪、尚且つ開幕から殺しにかかった難易度と理不尽なノルマ判定と今までのパロディウスシリーズとしては最低な作品に成り下がったのは確かだと思います。
他機種では、PS版とSS版、PSPのパロディウスポータブルがあり、PS版は本数が少なかったためか、未だに値が下がらない傾向が続いており、無難に購入するとなればPSP版のパロディウスポータブルが一番近道でしょうね…今なら二千円程度なら購入できるが、セクパロ収録されてるため対象年齢制限が加えられてます。
初プレイしたのが近所の玩具屋のポニー筐体であったが、1面はまだしも2面から一気に初心者を引き離してしまう難易度は唖然させられましたし、オートモードだとノルマ達成が厳しく、セミオートとマニュアルだとノルマ達成には少し近くなるが、一旦ミスをして立て直すとなるとこれがまた大変でしたね。
長年ACで苦行を味わい、PSP版では途中セーブモードを使っての全ノルマ達成しましたが、ずっとひかるでプレイしてましたからね…。