プリキュアを語る オールジャンル特集もいよいよ20回目…。
今回のオールジャンル話は、今年でキャラクター誕生10周年、そして…来年でシリーズ放映10周年を迎えるプリキュアシリーズ…そこで今回は、プリキュアシリーズの10年を年表的に比べてみるという特集をお送りしたいと思います。
特に今のプリキュアを観た事がある人でも、過去のシリーズのメンバーはオールスターズのみしか知らない子達も多いと思いますので、ここでちょっと10年前から振り返ってみましょう。
●2003年
2003年は、基本的にプリキュアシリーズはまだできていなかった時期で、プリキュアシリーズがオンエアしていたこの当時は、スイートプリキュア♪で北条 響役を演じていた小清水亜美さんのデビュー作品である『明日のナージャ』がオンエアされていた時期でした。
また、2003年当時の代表するアニメは以下の通り…。
★2003年当時にオンエアしていた代表するアニメ
●『アストロボーイ・鉄腕アトム』
2003年はアトム誕生年として話題となり、今のワンピースの時間帯にオンエアしていた。
●『D.C. ダカーポ』
PCゲームメーカー サーカス原作の美少女PCゲームをアニメ化、後にシリーズ化された。
●『デ・ジ・キャラットにょ』
ブロッコリーのグッズ専門店 ゲーマーズのイメージキャラであるデ・ジ・キャラットを低年齢層向けに作られたアニメ作品、しかし…同年秋、改変期によって打ち切った放送局が相次いだ。
★秋~冬頃『ふたりはプリキュア』の企画が立ち上がる。
この秋から冬頃に、既に『ふたりはプリキュア』の企画が既に極秘にプロジェクトが進行していた時期…。
P5GGのエンドカード上部にあったプリキュア5周年の原点がここにありました…しかし、その詳しい詳細が全く情報が明かされずまま、一部のメディアで『プリキュアの放送開始が2003年。』という誤った情報が一人歩きする事になってしまうのでした。
●2004年
★2004年1月初旬 ナージャ次回予告にて『ふたりはプリキュア』の予告編が流れる。
★2004年2月1日 『ふたりはプリキュア』放送開始!
そして、2004年の年明け…ナージャの方も遂にクライマックスを迎えた初旬のオンエアの次回予告の後に、ふたりはプリキュアの予告編が流れ、そして、運命の2月1日…遂にプリキュアシリーズ第1作品目である『ふたりはプリキュア』が放送スタートとなり、放送開始直後からこれまで無かった『普通の中学生の女の子が肉弾戦で敵を叩きつける。』と戦闘シーンが話題沸騰となり、小さい女の子以外に普通のアニメファンもファンの支持層を獲得し、同時にアニメ雑誌でも大体的に取り上げるようになり、コスプレも登場するほどの当時のプリキュアによる人気の凄さはかなり衝撃的だったということです。
★変身アイテム『カードコミューン』が発売同時に大ヒット。
初期のなぎさ・ほのかがメップルとミップルの力を借りてプリキュアに変身するアイテム『カードコミューン』は、発売の同時に品切れするほどの大ヒット商品となり、これまで女児玩具関連でも『最高50億円売れれば成功。』というジレンマを一気に打ち破り、1年で100億円突破という偉業を成し遂げ、それが後のプリキュアシリーズ玩具関連での最低売上高のボーダーの基準となりました。
当時のネット上でも、プリキュアの人気はやはり相当良かったらしく、インターネット上の掲示板でもリアルタイムによる実況スレッドが立ち上がっていました…まだこの当時はツイッターというモノがまだ登場する前であったため、ニチアサ作品で大ヒットした作品では1999年~2003年までオンエアしていた『おジャ魔女どれみ』シリーズ以来になったいうわけです。
また、五條真由美さんが歌う『DANZEN!ふたりはプリキュア』も当時のアニソンにおいて、人気が高かったようで、後のMaxHeartバージョンも作られました。
★2004年当時にオンエアしていたプリキュア以外のアニメ作品…。
●『魔法少女リリカルなのは』
『とらいあんぐるハート』都築真紀さんが手掛けた魔法少女モノアニメ。
2004年秋にUHF系列局でオンエアされ、『ハートキャッチプリキュア!』でつぼみ役を演じている水樹奈々さんがフェイトというキャラを演じた。
今までの魔法少女モノのアニメとは方向性が違い、派手な魔法を使った戦闘が最大の魅力となっており、その後…『A's』や『StrikerS』へとシリーズへと続き、関連小説やアニメ雑誌での漫画でのサイドストーリー展開と幅広いメディアミックスを展開していた。
●『かいけつゾロリ』
原ゆたか先生の小学校低学年向きの児童書を原作にしたアニメで、ふたりはプリキュアと同じ日時にてオンエア、放送時間は現在のバトルスピリッツシリーズの朝7時から7時半までの放送時間である。
主人公のキツネのゾロリがイタズラの王者になるというのが彼の夢であるが、意外に心優しい一面を持った設定は多くの子供達の人気の的で、ゾロリの声を演じていたのは劇場版オールスターズDX3で登場したブラックホール役の山寺宏一さんが担当していた。
●『ケロロ軍曹』
吉村観音先生の原作コミックを題材にしたギャグアニメ。
至る所に各作品のパロディがちりばめられており、特に同じサンライズ関係でガンダムネタを多く登場しており、2011年4月までオンエアされた。
ちなみに、プリキュアシリーズのスタンプラリーを行なっている西武鉄道がサンライズと協力により、ケロロ軍曹を使っての車内マナーアップ向上のポスターも作られ、現在でも西武の車両の一部で見る事ができる。
次回…その2、『ふたりはプリキュアMaxHeart』編に続く。