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マキシ参戦車種紹介…第70回『ユーノス・ロードスター NA6CE型』

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全世界で43万台、マツダのベストセラーとなったオープンスポーツカーの起爆剤!
ユーノス・ロードスター NA6CE型
 
マツダといえば、ロータリーエンジン搭載のRX-7やRX-8も有名であるが、その肩を並べる名車といえば、このユーノスロードスター…初代NA型ロードスターである。
 
1989年に誕生し、ユーノスブランドのフラッグシップとして誕生、デビュー当初は1.6リッター直列4気筒自然吸気DOHCの『B6-ZE型』を搭載、最高出力は120馬力、トルク率は14.0kgm程度と同じクラスであるトヨタのAE86型トレノ・レビンより10馬力ほど下であるが、ホイールベースの短さによる運動性能を確保し、乗り手とクルマによる『人馬一体』というコンセプトを誕生させた。
 
足回りは前後ダブルウィッシュボーン方式を採用、ミッションケースとデフケースを結合したPPF(パワープラントフレーム)という構造も採用し、これが後のFD型RX-7やRX-8でも起用され、マツダのスポーツマシンの運動性と駆動性の秘訣もここにある。
 
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その後、1993年には1.8リッターモデルが誕生し、最高出力は130馬力を発生、トルク率は16.0kgmまで引き上げられ、パワーレスポンスが向上された『BP-ZE型』が搭載され、走り好きのユーザーから大いに喜ばれる事になった。
 
チューニングも非常に幅広く、自然吸気を活かしたメカチューンを筆頭に、ターボチャージャーをボルトオンしたターボチューン、さらに他のエンジンスワップするというモンスター仕様のロードスターも登場し、この辺もチューニングベースとしては最適のマシンであったことは確かで、このスタイルは後の多くのメーカーがこのロードスターを参考にしてオープンスポーツカーを続々と誕生する。
 
日本国内では日産のZ33フェアレディZ ロードスター、マーチの海外輸出モデルのマイクラC+C、トヨタMR-S、ホンダS2000とビート、スズキのカプチーノ、ダイハツのコペンが、海外ではフィアット・パルケッタ、BMW Z3ロードスター、メルセデスベンツのSLシリーズ等とオープンスポーツのジャンルを切り開く事になる。
 
特別限定仕様車も何種類か発売され、98年に登場した2代目のNB型ロードスターへバトンタッチし、06年には3DXから追加されたNC型、そして今年…4代目のND型とマツダを代表するクルマへと成長し、この初代ロードスターの生産台数が43万台を記録…ギネス記録にも認定された他、アメリカ・ニューヨークの近代美術館にも展示保存され、80年代末期にマツダが世界に放った名作ともいえよう。
 
●ユーノス ロードスター TVCM

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