265作品目、今回は久々のメジャー作品…1990年に登場したセイブ開発の『雷電』を紹介…90年代のSTG作品の歴史において、外す事もできない名作ですね。
外宇宙生命体からの攻撃を受け、開発された二機の超強力戦闘攻撃機『雷電』が立ち向かうという内容です。
操作方式は8方向レバー+2ボタン方式、メインショット発射とボンバー発動で、ボンバーは機体前方に投下、巨大な爆風で敵を殲滅しますが、発射ラグまでの時間があるので使う場所に注意が必要。
ミスをすると、一定区間からの再復活する『戻り復活方式』を採用していますが、二人同時プレイの場合はその場からの復活となります。
また、1Pと2Pによる単独で敵の弾の速度が大きく変化し、2P側が若干1Pより遅くなります。
道中、キャリアやコンテナを破壊すると、各種アイテムが出現します。
赤=バルカン
強化されると、バルカン砲が大きく扇状に広がる…基本的に使用するアイテム。
青=レーザー
前方に貫通力の高いレーザービームを放つ、強化すると幅が広くなるが攻撃が狭くなる同時にランクを上げてしまうという弊害を持つ。
M=ニュークリアミサイル
前方に高威力のミサイルを放つ、一発の威力が高いが発射スピードが遅い。
H=ホーミングミサイル
前方にスピードの速いミサイルを放つ、威力は弱いが高い追尾能力を持っている。
敵が多数現れる場面では有効のサブウェポン。
P=フルパワーアップ
取ると一気に最強段階までパワーアップする。
1UP=1機追加
特定区間と条件で出現、取ると1機追加。
ミクラス=3000点ボーナス
コンテナの中にいる青い怪獣、元々は同社のWizというゲームに登場したキャラだが、既に雷電においてマスコット的なキャラになってる。
フェアリー=ミス救済処置
1面の川岸のある位置を打ち込むと出現。
ミス直後に、多数のアイテムをくれるお助けアイテム。
※一定スコアを超えると1機追加、残機ゼロでゲームオーバー。
全8ステージ構成のエンドレス制度です。
(※AC版は内部設定で変更可能ですが、PS版『雷電プロジェクト』は初回80,000点、以降150,000点)
●AC版 雷電 プレイ動画
高難易度STGのグラディウスIII、R-TYPE IIを世に送り出したのは良かったが、あまりにも難易度が高過ぎて人を選んでしまうという作品ばかり出てきてしまった80年末期…そんな、1990年初期のSTG業界は完全に冷え切ってしまった時に、こなみは『パロディウスだ!』を世に送り出し、STG業界を盛り上げていた時に、全く無名に近かったセイブ開発が世に送り出した『雷電』は、多くのユーザーを獲得に成功した作品です。
元の源流の作品は東亜プランの究極タイガーのリスペクトに近いですが、メインショットアイテムを二つに絞り、強力なサブウェポン、さらに高い難易度でも何度もやりたくなってくるという魅力を持ち、以降のシリーズを築き上げてきました。
自分も雷電は結構遊んでおり、AC版も同様やりこんでましたし、PS版の雷電プロジェクトを購入しては結構やりこんでましたね、雷電IIともやってました。
連射パッド無しで自力連射でやったもんで、○ボタンがクタクタになったのもいい思い出ですね。(笑)
ゲームバランス的に上手く取れていますが、難易度は高めである事は確かである事は確か…この雷電で最も恐ろしい相手といえば、真横から撃ってくる戦車の攻撃が一番の強敵で、撃ってこないと思いきや、不意打ちでいきなり撃ってくるというタチ悪いパターンを放ってくる『スナイパー戦車』と呼ばれ、熟練者でも「一番怖いのはスナイパー戦車が一番怖い。」と少なからず多いですね。
近年は連射パッドで初代雷電を挑んでましたが、初代PSが突如壊れてしまい、そのままお亡くなりになってしまったんですよね。
PS2でも遊べると思いきや、実はPSの雷電プロジェクトとPS2とは相性が悪く、動く確率的に低く、PSロゴの辺りで停止してしまうと不具合があるようで、自分でチェックしましたけど、これには泣くに泣けませんでしたね…再度初代PSを購入して、雷電プロジェクトをやりたいところです。
多機種では、PSの雷電プロジェクト以外に、PCエンジン版、SFC版がありますが、SFC版の雷電伝説は東映アニメーション発売ですが、外注開発であったため、ファンからもあまりいい評価貰えない駄作に成り下がってしまってるので要注意です。