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懐かしのゲーム作品を語る…第306回『電車でGO!プロフェッショナル2』

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306作品目、今回は2002年にタイトーからPS2向けにリリースした電車でGO!シリーズ『電車でGO!プロフェッショナル2』を紹介したいと思います。
過去に第156回目に紹介した『電車でGO!プロフェッショナル仕様』の続編。
 
今作は殆どの区間が新規区間となり、これまで収録されなかった四国エリアの路線も追加されており、収録区間は以下の通り…。
 
●収録路線
 
★関東地区
湘南新宿ライン 横浜~※大崎~新宿~大宮間
鶴見線 鶴見~扇町・海芝浦・大川間
 
★関西地区
湖西線・北陸本線 京都~堅田~敦賀間
 
★四国・中国地区
瀬戸大橋線 岡山~児島~坂出~高松間
土讃線 高松~多度津~琴平間
 
★九州地区
鹿児島本線・長崎本線・佐世保線 博多~鳥栖~肥前山口~早岐~佐世保・ハウステンボス間
大村線 ハウステンボス~佐世保間
 
となります。
 
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操作方式は十字キー+6ボタン方式、十字キーでマスコン、□ボタンと×ボタンがブレーキ、△が非常ブレーキ、○ボタンが警笛、L・Rボタンが各操作のダイレクトオフボタンとなっており、従来通りに目的の駅まで時間を守りながら目指します。
 
なお、途中の通過駅で通過時刻、各区間に設定された定刻ポイントを定時に通過するとボーナス点が加算。
但し、違反行為を犯したりすると持ち時間が減点となりますが、今作では定刻より早い到着すると減点という変則的なペナルティを実装されています、当然持ち時間がなくなるとゲームオーバー。
 
最終目的は全ダイヤ走破すると出現する『トワイライトエクスプレス』を運転する事が最大の目的となります。
 
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電車でGO!シリーズ通産9作目となる今作は、初代PSで多くのマニアから圧倒的な支持を得た『電車でGO!プロフェッショナル仕様』の新作で、このシリーズからFINALまでは各路線による上り下りによる運転が実現し、この辺も前作『電車でGO!新幹線 山陽新幹線編』で活かされたとおもいます。
 
前作のプロフェッショナルでは、途中区間で持ち時間がなくなってしまい、ゲームオーバーになると最初から再び運転しなおさなくてはならなかったのですが、今作は途中駅まで進むと途中の駅から再スタートが可能になり、例えば湘南新宿ラインの場合は新宿から再スタートが可能になるという規制が緩和されました。
 
これは前作のプロフェッショナル仕様で屈指の高難易度を誇った鹿児島本線813系と715系による普通の博多~小倉間までの区間が非常に長過ぎてしまい、一部ユーザーでも非常に苦痛なってしまったという事が問題になってしまい、これを反省を踏まえてタイトーが下した判断だとおもいますね。
 
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この頃の湘南新宿ラインは、横須賀線のE217系が新宿まで乗り入れたり、グリーン車が連結される前、武蔵小杉駅の横須賀線ホームがなかった、大崎駅の湘南新宿ラインのホームが建設中であった頃のダイヤを作られたモノであり、今の湘南新宿ラインを比較すると大きく変化しています。
 
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しかし、ゲームバランスやシステムは良くても、このシリーズは非常に進行きたすバグや不具合が非常に大きかった事で有名となり、多くのファンを失望と怒りを買わされた駄作の烙印を押されてしまった悲劇のシリーズでもあります。
 
特に一番有名である琴平発岡山行きの特急 南風20号による通過時間がいつの間にか定刻から大幅にずれており、持ち時間が無くなり、児島に着く前にゲームオーバーになってしまうという不具合がインターネット上で出回り、さらに佐世保線のキハ65系による普通で、佐世保駅の停止位置が大きくずれていく不具合、さらに811系のライトの形、201系のスカートがJR東日本仕様の車両の使っていたりとミスはまだしも、そのなかでもタイトーにとってユーザーに対しての大きな大罪となったのが、
 
キハ58型によるシーサイドライナーが出現しないという不具合。
 
実はこのキハ58型によるシーサイドライナーをクリアすると、トワイライトエクスプレスが運転できるのですが、殆どがこのバグが修正されていないバージョンが非常に出回ってしまい、その後タイトーはこのバグを修正したソフトを宅急便で送れば修正済みのソフトを無料交換してもらえたというわけだが、
 
しかも公式HPでも掲載せず、あまり知名度が低いゲーム雑誌での掲載していたため、知らなかったユーザーも多かったという更なる大失態を犯すことに。
 
この時点で、「タイトーの魅力に尽きたわ。」と続々と逃げられてしまったんですよね。
 
また対向列車の遭遇シーンもPS時代より減ってしまったという厳しい指摘もあり、これもソフトの容量による限界があったのではないかと推測できます。
 
店先に売られている中古のプロフェッショナル2の大半がこのバグ修正されていないバージョンが並んでいるので、路線フルコンプを目指すとなればWindows版かPS2 ザ・ベスト版がお薦めです。
 
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自分も結構やってきてるシリーズ作品でしたけど、この時のタイトーって非常にバグや不具合に関して否定するようになってしまったのも事実であり、その後のバトルギア4でも一部のちょっとした不具合を修正されずに放置し、バトルギアランカー内でも「今のタイトーも適当過ぎるんじゃない?」という話もしてたし、自分もバトルギア4を以て、タイトーに対しての愛想は完全に尽きてしまいましたからね。
 
もしタイトーが最初からバグ修正を万全に行っていたら、こんな仕打ちになっていなかったのではないかとおもいます。

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