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初代GT マシンセッティング 第18回『GC8型インプレッサ ラリーカーバージョン(インプレッサWRC'97)』

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●インプレッサ・ラリーエディション(インプレッサWRC'97)
 
★解説
スバルの代名詞でもあり、WRC(世界ラリー選手権)でも怒涛の強さを見せ付けたインプレッサ。
初代GTにスペシャルモデルとして参戦しているのは、90年後期からのWRカー規定を基づいて開発されたインプレッサWRCである。
 
ベース車は2ドアクーペモデルの『インプレッサ・リトナ』をベースに、前後ブリスタータイプのフェンダーを装備、搭載ユニット『EJ20型』や足回り、駆動系もラリー向けにフルチューンしており、コリン・マクレーやリチャード・バーンズ、ユハ・カンクネンといった名ドライバーもこのマシンで世界各地のステージで暴れ、95年から97年シーズンまで快進撃を繰り返し、この初代GTが発売された年にスバルは日本車では初の3年連続マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得した。
 
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★セッティングでの注意点…
マシン全体が完成域に達しているが、元がラリーに向けたセッティングであるため、各ギアとファイナルギアもクロス寄りなので、ちゃんとしたセッティングを作らないと宝の持ち腐れとなってしまう。
 
まずファイナルギアの調整だが、他のマシンと対等に張り合えるには3.460前後が一番理想点に近づけ、足回りはフロントのスプリングレートと弱く、フロントのダウンフォースを強化をすれば、切れのよいハンドリングを作る事ができる。
ただし、スペシャルモデルでのマシンセッティングを崩壊すると立て直しが難しいので、デフォルト状態でのバックアップ用セッティングを作るよう心掛けたい。

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★トリビア
 
●スバルが初めてラリーへの参戦を始めたのは、1970年の第10回日本アルペンラリーに初出場し、スバル・1000で総合2位という成績を収めている。
 
●スバルの海外ラリー参戦したのは、1972年のバハ10001400クーペで参戦したが、横転によるサス破損によってリタイアとなったが、翌年のオーストラリアのサザンクロスラリーで、総合14位、クラス別優勝を果たしている。
 
●1980年代に入り、80年のサファリラリーでは1.6リッターのレオーネ・スイングバックで挑み総合18位、83年には総合5位と徐々に快進撃を放つ。
 
●このモデルの前身であった一般車仕様をベースにした『インプレッサ・555』で93年の1000湖ラリーでデビューし、94年から徐々に強さを見せ、95年から97年シーズンまで日本車メーカーでは初の『WRC三連覇』を果たし、97年シーズンでは14戦中8勝をマークし、マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得した。
 
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●マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得記念としてWRC仕様を再現したレプリカモデル『プレミアム・スポーツクーペ 22B-STi』が500台限定で発売。 僅か2日で完売し、現在でも中古車市場でも超プレミア車種となっている。
 
●玩具でもごく僅か程度であったが、タカラトミーのフルバックミニカー『チョロQ』にも、同仕様のインプレッサがラインナップされてた時期もあり、最近ではプレミアムトミカでも発売された。

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