●P5GG第30話(第79話)『王の力とナッツの悩み』
脚本:成田良美 作画:高橋任治 【放送当時データ】2008年9月7日 朝日放送・テレビ朝日系列
●前回までのあらすじ…。
夏休み最後の日…のぞみ達は水無月家所有の別荘での第2回プリキュア合宿に満喫。
そこに現れた『百井京介(ももいきょうすけ)』と名乗る青年がのぞみ達の前に現れ、共にテニスを満喫する事に…実は、京介は…。
エターナルの新たな配下の一人であるムカーディア本人であり、その様子見としてのぞみ達に接近してきたのだ。
姿を見せず、ホシイナーを召喚して高見の見物する京介…そして、敵の配下がいないのにホシイナーが召喚するという事に疑問を抱くココ。
既に京介による手玉に踊らされる事も知る由もなかったのぞみ達であった。
夏休みが終わり、遂に2学期突入…そんなコージさんの授業から今回のP5GG 30話のスタートであります。
今回の授業は皆さんも聞いたことがある『かぐや姫』こと竹取物語にまつわる話…「かぐや姫の誕生した年と作者は不明であるが、かなで書いてある日本古来の話と言われてる。」と聞いて…。
のぞみ「かぐや姫は、何で月に帰ってしまったのかな…お爺さんとおばあさんと一緒に暮らしていたのに…。」
まぁ、色々と事情があるというわけでありますよ、ハイ…そこに、
くるみ「十五夜に帰ると決まりだったのよ。 かぐや姫は元々、月の都の住人なんだから…。」
月の住人…月面都市フォン・ブラウン(←それはZガンダムじゃない! Byくるみ)というわけ、あ…違うか。
てか、お二方…授業に集中してください。(爆)
のぞみ「でも、おじいさんも、おばあさんも、かぐや姫も、お別れを悲しんでいるんだよ?皆も一緒に暮らせばいいのに…。」
くるみ「月の都の人達だって、姫がいなければダメでしょ?」
のぞみ「皆で相談すればいいんだよ~。」
ドンドンとエスカレートしていくお二人によるかぐや姫論争…てか、りんにゃんも何か言ってあげて~。
「世の中そんなに甘くないの!」と言った同時にくるみにホントに世の中は甘くない現実が…。
コージ「夢原!美々野!」
のぞ・くる「は、ハイッ!」
コージ「授業中です、私語は慎みなさい!」
ほれ、担任であるコージさんに注意されちゃったじゃないですか…んで、同時に…。
くるみ「ココ様に…怒られた。」
その程度でピーピー泣かないの! まぁ…一年前もちょっとした事で泣いてたような…。
ミルク「ココ様もナッツ様も…ミルクがお世話しなくてもできるミル…。」
好きな人の前ではメチャクチャ凹んでしまうくるみ…強気な性格の同時に意外な一面があるのでした。
んで、ナッツハウス側では…。
前回のエピソードでラフ画まで進んだミルキィノートが遂に完成したのでした。
ナッツ「できたッ!」
シロー「何ができたんだ?」
いや、ナッツさん…その程度の技術力があったら、アクセサリー以外でも飯食っていけるかもしれませんよ?
自作PC制作で販売するとか…んで、スペックは…まぁ、それは置いてきまして…さらに一方、こちら様は…。
館長「フローラ…。」
館長「ッ!?」
どうやら、夢を見ていたようです…まぁ、以前…ローズパクトはプリキュアに託されたとコージさんの一言で絶句を受けた以降、やはり見るようになったんでしょう。
そこにアナ姉さんがやってきまして、月下美人という花をコレクションにしてみてはと検討するのですが、「ローズパクトはどうなっているんだ?」とそっちの方も気になっていたそうで…。
館長「…ローズパクトも持ってこずにやってきたというのか?」
アナコンディ「…。」
館長「下がれ!」
無理も無いです…今の館長はフローラとローズパクトが一番気になっているのですから…。
(てか、この時のアナ姉さんも意外に素敵過ぎますよ、ハイ。 強気な態度が多い彼女ですが…。)
その直後にシビレッタさんに茶化されまして…。
フローラとシビレッタさんに対する怒りを買ってしまうアナ姉さんなのでした、落ち着こうよ…館長以外のいい男性見つけましょうよ。(笑)
再び、のぞっち側…。
うらら「お月見、楽しみです!」
のぞみ「お団子も楽しみだよ!」
放課後、ナッツハウスにてお月見をやる事になったらしく、かなり張り切るのぞっち達…その一方、
「のぞみはホントにお気楽過ぎる…。」
くるみ「のぞみのせいなんだからね!もう、絶交よ!」
あのね~…のぞっちの疑問に噛み付いてきたのはくるみでしょーが! 元といえばくるみが悪い!授業中にいきなりのぞっちに話しかけてきたんだから、のぞっちは悪くないよ、うん悪くない。
のぞみ「な、何で?」
「授業中にココに怒られたのが相当ショックだったんじゃない?」と心配するりんにゃん、まぁ…自ら絶交してきたのですから、当分の間は今までどおりの5陣営でローズパクトを守るしかないと思いますよ。
てか、絶対難しい戦況になりかねないよ…多分。
学園から帰宅途中のシロー、偶然…。
シロー「おい、何やってんだ?ココでちょっと怒られたぐらいで落ち込むなよ。」
くるみ「落ち込むわよ! ココ様にお世話しなくちゃいけない私がご迷惑をかけるなんて…。」
いや、あのね…学校までもパルミエ王国のお世話役のプライドを持ってこなくてもいいと思いますよ?
学校は学校としてのルールが…プライベートではプライベートでのルールというのが。(汗)
そこに…。
クレープ王女「確かに迷惑クク。」
くるみ「…王女様、でも悪いのはのぞみの方なんです!授業中に話しかけてきたのだから…。」
てか、まだのぞっちを犯人扱いするんかい…。(怒)
「それで絶交? いつまでやっても準お世話役のままじゃん。」と嘲笑うクレープ王女…まぁ、確かにクレープ王女の意見も正しいかなと。
「ナッツハウスでお月見をやるから準備しよう。」とシローに誘われるのだが、「ほっといてよ!」と逆ギレするくるみ…これを聞いて呆れて一人でナッツハウスに帰ろうとするシロー…しかし、
くるみ「ちょっと待ちなさいよ! こういう時は一緒に帰ろうとそう思うでしょ!? 気が利かないわね!」
…ジコチュー且つワガママダナ~…くるみは。
私がシローだったら、「勝手にしろ。」とほおっておきます。
まぁ、なんだかんだとナッツハウスに帰ってきたシロ・くる…丁度、コージさんが心配して待ってたのでした。
あの一件について、おそろおそろ聞くくるみ…まぁ、
コージ「くるみは反省してるだろ?」
くるみ「…はい。」
コージ「ならいいよ、それに授業中に私語はいけないけど、話し合いするのはいい事だから。」
くるみ「…話し合い?」
いや、コージさん?
「話し合いするのであれば、休み時間に話した方がいい。」と言った方がいいと思いますよ…。(汗)
同時に今回の一件で、自分が悪いと気付いたくるみ…のぞっちはまだ来てない事で、謝っておくべきかなと思っていたのでした。
その一方のナッツ側は…。
完成したミルキィノートによる起動テストを試すのですが、全く反応せず…。
んで、そののぞっち側は…。
りん「明るくなった?」
のぞみ「月だ。」
かれん「赤い月?」
こまち「嫌に大きくない?」
うらら「何だか、不気味です。」
赤い月は不吉を呼ぶとか、悪い事が起きるという言い伝えがあったような…。
その確信通り…。
シビレッタさんによる気配を察知したパルミエ王国 現国王コンビなのでした。
んで、今回飛ばされた世界は?
かれん「この格好は?」
りん「ヒラヒラして落ち着かないよ。」
こまち「日本の古典文学にありそうな感じよね~。」
のぞみ「何、コレ? うさぎ?」
うらら「のぞみさん、可愛い!」
のぞみ「うららも似合ってるよ!」
昔、ポンキッキーズという番組で、蘭々ちゃんと安室ちゃんによる限定ユニット『シスターラビッツ』というのがあったような…。
(てか、ポンキッキーズを知ってる世代だと確実に歳がバレバレですな。)
りん「ハイ、そこ…はしゃがない。」
りんにゃん、ホントならこっちの方が着たかったりして?
まぁ、やたらとリアルすぎる地球を見て、月に飛ばされたと気付いたのぞっち達…そこに、
りん「って、何でアンタがかぐや姫?」
うぇぇぇぇぇぇっ、さらにバッドエンド陣営のマジョリーナさんと組んだらさらに破壊力増すし、同時に…。
童話好きの5陣営の後釜のこの人はバッドエナジー放出でしょう。(笑)
のぞみ「こういう場合、私達の誰かがかぐや姫じゃないの?」
うらら「配役が明らかに間違ってます!」
かれん「…まぁ、確かに。」
こまち「そうね~。」
りん「…普通に無理があるでしょ?」
シビレッタ「え~いッ!うるさいッ!」
謙虚にいけよ、謙虚に。
(湾岸のガッちゃん風に。)
んで…。
シビレッタ「天女やうさぎ達はみな消えて、月の都は滅びてしまったとさ。」
コラコラコラ、そこで終わりじゃないでしょ! 『さらにそこにラビットハッチが作られ、アストロスイッチとゾディアーツスイッチの開発を巡る二人の男達が争い、その後…某ライダー部の部室がここに誕生するのでした。』で締めなくてはと…。
あかね「なんで、そこにフォーゼのネタが来るんや~!」
やよ・みゆ「そうだよねッ!」
好きにして…。
(後編に続く。)