Quantcast
Channel: M@XIMUM CURE LIVE!(マキシマム・キュアライブ)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1983

懐かしのゲーム作品を語る…第352回『ザ・キング・オブ・ファイターズ'94』

$
0
0

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

352作品目、今回は1994年にSNKからネオジオとアーケードにリリースした『ザ・キング・オブ・ファイターズ'94』。

ネオジオ中期~後期まで基本土台を作り上げたメジャータイトルですね。


『R』ことルガール・バーンシュタインが主催による格闘トーナメント『ザ・キング・オブ・ファイターズ(以下KOF)』を舞台に優勝を目指す内容。


操作方式は8方向レバー+4ボタン方式、AとBがパンチ、CとDがキックとなり、AとCが弱、BとDが強という形になりますが、AB同時押しで飛び道具をかわす避け動作、ABC同時押しでパワーゲージをチャージ、つかみ技の受けてる動作でレバガチャ+ABC同時で待機中キャラが救護攻撃を放つことが可能。

勝ったキャラは体力がなくなるまでそのまま続行となり、無くなると次のキャラへ交代し、最終的にチームメンバーの最後を倒せば勝利、敗北するとゲームオーバー。

使用できるチームは以下の通り。


●日本チーム
草薙京、二階堂紅丸、大門吾郎による構成。
やや癖が強いが、使い慣れれば意外に使える。


●イタリアチーム
餓狼シリーズ主役組であるテリー、アンディ、ジョーによる構成。
バーンナックルや斬影拳、スラッシュキックといった突進技が目立ち、使い方に気を付けないと痛手を見ることも。

●メキシコチーム
極限流空手チームこと龍虎シリーズ主役のリョウ、ロバート、タクマの構成。
似たり寄ったりであるが、共通的なコマンドがあるため使いやすい。


●韓国チーム
餓狼2のキム、オリジナルの鉄球使いのチャン、鉄爪使いのチョイによる構成。
キム以外は使い勝手が難しく、かなり難しい。


●イギリスチーム
餓狼2の不知火舞と龍虎サイドはキング、ユリによる構成。


●中国チーム
SNK往年の名作『サイコソルジャー』の麻宮アテナ、シイ・ケンスウ、チン・ゲンサイによる構成。
意外に強いが、ケンスウとチンの使い方がカギ。


●ブラジルチーム
サイコソルジャー同様、往年の名作『怒』のラルフ・ジョーンズ、クラーク・スティル、ハイデルンによる構成で、溜めと連打コマンドが基本になるが、クラークのみ今のクラークみたいに投げ技特化していない。


●アメリカチーム
オリジナルキャラのボクシングのヘヴィ・D、バスケのラッキー・クローバー、アメフトのブライアン・バトラーによる構成。
チームメンツも微妙だが、性能も微妙。



初心者なら怒チーム、熟練者なら餓狼、龍虎といったメンバーがお薦めですが、キムチームとアメリカチームはマニア向けとなります。



2000年中期までシリーズ化され、メタスラことメタルスラッグと共にネオジオを盛り上げきたKOFシリーズの第1作。

以前、餓狼伝説スペシャルでクラウザーまで無敗で進むと龍虎のリョウが参戦してくるサプライズがありましたが、それの本格的な作品枠を越えた戦いを作り上げたのがKOFシリーズで、94はまだ主役が誰と決まってなかったが、95から草薙京がKOFシリーズの主人公として定まり、ライバルの八神庵、庵と京との関係を絡む神楽ちづる、さらにオロチとの関係と一筋縄ではいかない展開が多いのもKOFの見所であり、94も表向きは格闘トーナメントと名乗ってるが、裏には何かと騒動に巻き込まれるというシチュエーションは定番でしたね。

オロチの一族の陰謀や、秘密組織ネスツによる陰謀など…。

KOF'94はルガールの真の目的が格闘トーナメントで優勝した奴らを剥製するというとんでもない展開だが、ルガールに勝利すると大会の舞台になった原子力空母を自爆させて道連れにしたりと迷惑極まりないオチであるが、それが後のルガールと京や庵と絡むオロチによる陰謀への序章に過ぎませんが、'98と2002にもルガールが蘇ってますけど、ストーリーとの触れる部分はありませんけど。


ゲームバランス的に中期のネオジオらしい超反応クラスのCPUであり、うまく見計らう部分もあれば、スタメンの選び方にも重要されるのもKOFシリーズにおいて重要な部分になりますが、同時に難点は95みたいにエディットシステムが実装されておらず、予め固定されたメンバーで戦い抜けるかが大きく左右されます。

特にサイコソルジャーチームのケンスウのパターンは非常に嫌らしいのも筆頭にアテナの超必殺 シャイニングクリスタルビットのダメージの高さは桁外れ、さらにリョウやロバートによる飛び道具系の超必殺技である『覇王翔吼拳(タクマは覇王至高拳)』が通常技に設定されてるという凶悪さでした。

ラストのルガールもこれでもかと言わんばかりの攻撃力と反応っぷりですから、ラストまでいってもルガールにフルボッコされて泣かされましたという人も多いことでしょう。


自分は溜めと連打系が多めの怒チームばかり使ってましたが、後のラルフキックや急降下爆撃パンチが出る前でしたから、使ったとしてもバルカンパンチとガドリングアタックがメインでしたけど、ハイデルンは使いやすく、ストームブリンガーと超必殺技のファイナルブリンガーは相手の体力を奪いながら回復という技には恩地を助けられたことも多かったですね。


他機種ではネオジオCD版、PS2版のリメイク版『KOF'94リバウト』、バーチャルコンソールが配信されてますが、後者のバーチャルコンソール版が一番遊べる環境になりますね。

システムだけ気にしなければ遊べる作品だと思います。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1983

Trending Articles