今回もNSXによるレビューですが、今回はそのなかで中心でチョイスしたNA1型のNSXがやはり気になっていて仕方がなかったので、今回はNA1型オンリーでこだわって限界まで攻めてみました。
●600馬力の場合…
パワーと旋回性も両立してるが、やはり旋回性は600馬力のFDと比較するとこちらの方が一枚上手という感じがあり、箱根ならばほぼキビキビとしたコーナリングワークで超えられるし、C1の銀座エリアのS字区間ではしっかりとライン取りをすればFD以上のコーナリングパフォーマンスで迫る事もできるが、神戸だともう少しコーナリング能力が欲しくなる。
680馬力までアップすれば、600馬力でG寄りに寄る事ができるが、神戸の後半の灘大橋から新港町までの中速での伸びが多少ほしいところ。
●760馬力&815馬力の場合…
やっとHG(ハイグリップ)寄りにできるので、神戸ならばコーナリング速度の高さで大きなリカバリーを補う事ができる。
SW20だとパワーが出過ぎてテールが滑り出しては、大きなスキール音で大失速させてしまうというデメリットが多かったが、そういう不安要素も一気に拭い去っているので、800馬力から815馬力までアップすれば、C1による700馬力でも多少のミスを犯せなければ、それなりにガンガンと曲がっていける。
特に真価が問われる広島で中速区域による黄色レベルコーナーで効果が発揮できるので、下手な凡ミスをどこまで抑えきれるかが大きな課題になるかと。
★NA1型NSX以外のマキシのミッドシップ車種で操作性と信頼性を求めるのであれば…。
マキシシリーズではかなり少数的な駆動方式になっているミッドシップことMR駆動だが、時点で使いやすいという部分で見ていくとこういう形になる。
★RUF RKクーペ(初心者~中級者向け)
ポルシェのケイマンと呼ばれるモデルマシンをRUFが自ら手がけたマシンであるが、マシンのドレスアップができる点とNA1のNSXに高い。
NSXで自信がついたら是非とも挑戦してほしい車種の一つだろう。
★ランボルギーニ・カウンタック LP400(中級~上級者向け)
生産本国では『クンタッシ』と呼ばれているランボルギーニのカウンタック。
車幅がNSXとRKクーペよりやや広めという部分がやや不安材料もあるが、こちらもドレスアップパーツができる点も大きい。
しかし、カーボン製ボンネットやトランク、カスタムGTウィング、アンダーネオンの装備ができないという弊害があるが、そもそもランボルギーニにアンダーネオンを付けなくても見映えがいい車種である事は確か。
テールはやや滑るという部分を上手くリカバリーする技術力を活かせれば、それなりに戦力的に期待できるだろう。
★トヨタ SW20型MR2 GT-S(熟練者向け)
マキシ1の頃から参戦しているミッドシップ車種の元祖となるが、NSXよりホイールベースが短く、ちょっとしたことでテールが一気にズルズルと滑り出してしまい、大きなスキール音を放ちながら失速してしまうという難点を持ち、さらにブースト能力や対接触もNSXより下であるため、この辺もNSXで培ったテクニックとこのSW20の難点を上手くリカバリーできる技術を活かさないと難しい車種になる
。
最終的な結論として…
ダイヤ「NSXで慣れておけば、どんなミッドシップ車種でもワンランクの高い走りをできるって事ですわ!」
ということです、これの機会にNSXで慣れて、他のミッドシップ車種に触れてみてはいかがだろう。