364作品目、今回も湾岸マキシシリーズ…今回は2007年にバンダイナムコ・エンターテイメントからリリースされた『湾岸ミッドナイトMAXIMUM TUNE3』を紹介したいとおもいますが、今回はバージョンアップ版の3DX、最終進化版の3DX+も含めてのレビューという形になります。
無印3が出て、もう7年経つんだね。
基本システムとルールに関しては、以前紹介した初代マキシとマキシ2のレビューで紹介しているので割愛いたしますが、今回はストーリーモードによる物語の変更と新モードの追加が大きな要素となっています。
ストーリーモードはマキシ2でも採用した原作コミックに沿ったエピソードとなりましたが、今作はアキオが悪魔のZに出会うまでの話から始まり、原作コミック最後のエピソード手前の『幻のF1タービン編』までのエピソードが描かれますが、3DXと3DX+はその後の『地上のゼロ戦編』、原作コミック最終章である『FDマスター編』までのエピソードと、今のマキシの悪魔のZ復活編でも一部収録されているイシダ登場編のエピソードも追加されました。
無印は80話構成エンドレス制、3DXと3DX+では110話構成のエンドレスとなりますが、100話突破後に一旦スタッフロールが流れてから、再度ストーリーモードを続行すると101~110話の新エピソードが追加されますが、さらにここで210話まで進めると、
太鼓の達人シリーズのキャラが現れるというオチ。
にこ「なんで湾岸マキシに太鼓の達人が出るのよ!」
まぁ、下のプレイ動画を見てもらえれば分かりますよ、矢澤先輩。
そして、今のマキシでは当たり前の分身対戦が登場したのもこのシリーズからでした。
マキシ3シリーズはオンライン稼動ではなく、ローカル稼動によるオフラインに近いという形であるため、その筐体内部に入っているメモリーで保存されており、そこに自分が使っている磁気カードで使用してプレイすると走行データが保存されていくという形になってますが、内部データが初期化すると分身のデータも消えてしまうのも大きなデメリットともいえますね。
今ではリターン戦であったが、当時はリベンジ戦でしたね。
マキシ4まで分身対戦の際に倒された時に『挑戦状システム』もこの時から採用し、勝てばゲージ1.5倍に増えてゲットしやすくなるシステムもそうですが、マキシ5からはマキシG獲得で1,500Gがゲットできるという制度に変更、さらに5DXではスタンプシステム制度への変更に伴い、リターン戦という形で今日に至ってます。
磁気カードはアーケード版アイマスでも採用されている方式。
情報部分も大きく変更され、マキシ1と2では横方向に印字されてましたが、マキシ3では縦方向に変更されましたが、マキシ3になってから意外にカード認識によるエラーが度々起きていた事もあり、カード側のデータ破損もそうだが、筐体側のメンテナンスが疎かで認識させる部分も一番圧倒的に多かったようで、たまにデータ印字部分のクリーニングも甘いとデータ印字部分が滲んじゃってるというあまりにもガックシな店もありましたけど、この辺もメンテナンスができる店、できない店があったぐらいですけど。
稼働台数もかつて全国各地で猛威を振るっていたタイトーのバトルギア3を押し退けて、殆どのゲーセンや子供向けのゲーセン、遊園地のゲームコーナーでもみかけるようになりまして、この辺もマキシ黄金期を迎えたのもこの3からで結構盛り上がっていたのは良かったのですが、このマキシ3から表面化し始めたのが、『プレイマナー』によるモラル面。
見知らぬ相手を罵ったり、奇声を発したり、劣勢になって敗北しては相手に暴行を加える、ゴミを散乱していく、筐体を破壊させるという心無いプレイヤーが続出し、これらの問題も未だに多く残る問題ですし、これが原因となって一部のゲーセンでは厳格なプレイルールを設けたのもこの時ですが、現在もこの問題面も未だにあるようですが、この辺も一人一人の良識のある行動を守っていかないといけないとおもいます。
翌年の2008年12月にバージョンアップ版のマキシ3DXが登場し、マシンパワーも820馬力から825馬力までアップされた他、新コース『名古屋高速 都心環状線』が追加された他、ランエボX、GRB型インプレッサWRX-STi、Z34フェアレディZ、NC型ロードスターも追加され、この辺もセキュリティ面とプログラム修正による小変更も多く、最終バージョンが『Ver.C』という形になりましたが、以前のバージョンではプログラムミスや不正コピーができてしまったというセキュリティ面にもあったようですね。
2010年にマキシ3の最終進化バージョン『3DX+』に変更され、ハコスカGT-RとR35 GT-Rが追加されたことも大きなニュースとなり、同時に福岡都市高速が追加という原作から大きくかけ離れたコースチョイスが話題になり、これが後のマキシに箱根・大観山(ターンパイク)、神戸、広島と原作に登場しないコースが続々と登場、そして多くの車種が参戦し、タイトーのバトルギア3を超える台数まで増えて今日に至ってますね。
ゲームバランスは問題はないものの、一番の問題はストーリーモードによる全エピソードクリアまでのプレイ時間が非常に長くなり過ぎてるというのが大きな問題でしょう。
80話と100話クリアも比較的にそんなに容易くなく、プレイ時間もあっという間に終わるため、100円を多く注ぎ込んでしまいやすいという部分もあり、店側として『100円で2クレサービス』という店も多く登場することにより、これに関しては結果オーライという形で稼働率とインカムも多く増えた店もありましたけど、100話までの無配クリアも逆に相当のプレッシャーになってしまい、バンナムもこれの反省としてマキシ4以降は60話が最終という形になり今日に至ってます。
現在遊べるシリーズで3DX+のみで、カードも在庫限りという形ですから、カードが無くなった時はカードでのプレイが二度と遊べなくなるという部分もありますけど、こちらも遊べる方としては時間の問題になってますね。
●湾岸ミッドナイト MAXIMUMTUNE 3DX+ 200話(2周目100話)プレイ動画
今になったら、本当に懐かしいマキシ3によるプレイ動画…ここまで進むのも結構大変な道のりでしたね…自分がGDB-Cでもここまで来たのも結構大変でしたよ、100話まで行くのは。
久々にマキシ3のスタッフロール、ここまできた時の達成感は本当に計り知れなかったんだよな。
●湾岸ミッドナイト MAXIMUMTUNE 3DX 210話 プレイ動画
元々は110話、アキオとレイナ、達也による走行エピソード…。
にこ「運転できるわけないでしょ! 太鼓の達人のキャラが!!」
…ダメだ、冗談が全然通じない。