369作品目、今回は2003年に元気からリリースした首都高バトルZEROの続編『首都高バトル01』を紹介したいとおもいます…首都高PSP、レーシングバトル、首都高バトルZEROときたら次はこれですね。
13DEVILこと首都高十三鬼将、ZODIACこと十二覇聖が一人の走り屋によって倒され、その影響を受けて名古屋、阪神高速エリアでも新勢力が誕生し、首都高も十三鬼将を再編成するなか、首都高と名古屋、阪神高速による制覇を目指す内容です。
操作方式は、レーシングバトルや首都高バトルZEROとほぼ同じなので割愛しますが、今回はゲームスタート時にエリアステージ選択があり、各エリアで特定のボスを倒すと選択可能。
エリアは以下の通り。
●首都高
前半戦はC1、9号と11号線と湾岸線で構成された新環状ルートだが、後半戦からは横羽線と湾岸線の有明以南の本牧JCT、本牧JCTからは石川町JCTまでは狩場線、汐入JCT以南の横羽線で構成された横浜ルートで展開するが、八重洲線は通行不可能となった。
●名古屋
湾岸マキシでおなじみの名古屋高速の都心環状線、後半戦は楠線と万場線、東名阪自動車道で構成されたステージが追加し、全体的に高速域が多め。
湾岸マキシでおなじみの名古屋高速の都心環状線、後半戦は楠線と万場線、東名阪自動車道で構成されたステージが追加し、全体的に高速域が多め。
序盤戦のボスチームSeeksとGenesis-Rは意外に速く、馬力がないと意外に苦戦しやすい。
●阪神高速
序盤戦はマキシ同様の環状線ルート、後半戦は湊町以南の15号堺線の堺ランプ、阪神湾岸線の大浜ランプまでだが、大浜ランプと堺ランプまでは一般道を利用する。
難易度的に名古屋より高めで、ランエボワンメイクのNO LOSERによる連続三連戦は序盤の難所だが、後半戦はDartsの三連戦もさらに難しい。
各エリアのボスを倒し、再びコースインするとエリア選択となりますが、後半戦は途中で任意選択が可能になります。
2001年にPS2にてリリースされた首都高バトルZEROの続編で、今作から自動車メーカーの承諾を得たため、車種も実名化された他、コースもよりリアリティを持たせるため、レーザー計測によるデータ取得を得ており、実際の高速と同じ構造になりました。
特にファンから要望が大きかった汐入JCT~東神奈川~みなとみらい~石川町JCT~大黒JCTによる横浜ルートが走れるようになり、この辺もファンから喜ばれたのも大きな評価を受けました。
さらにマシンのカラーリングデザインをできるエディットモードの追加、エアロやボディをカーボン化したり、油温や水温計追加によるパワー変化、天候変化、足回りのトーやキャンバーによるジオメトリー変更等の追加され、更なる進化を遂げており、前作以上のボリュームになったのは事実です。
しかし、今作の代償となったのがポルシェやホンダ車の承認が取れなくなってしまったという弊害。
首都高バトルZEROで実名化する前にホンダ車を出していたのですが、ホンダは阪神環状によるシビックによる暴走行為で認可下されなかった事と、ポルシェは既にニード・フォー・スピードシリーズを世に送り出しているEA(エレクトリック・アーツ)社による独占されてしまい、同じポルシェのコンプリートを送り出しているゲンバラが代理という形になってしまったため、これが災いとなり、一部ライバルが他メーカーの車種に乗り替える、またはリストラを受けてしまい、特に十三鬼将の『夢見の生霊』が一番いい例になってしまったのが実例。
参戦車種も新規車種はまだしも、従来車種もZERO時代より大幅に減ってしまい、廉価グレードも無くなり、参戦車種だけは本当に残念だが、今作はムービーやマシンカラーリングエディットモードのシステム、阪神や名古屋のコースデータも入ってるため、意外な場所で残念過ぎる部分もありますけど、1周目でクリアした車種をそのまま2周目プレイで使えるキープガレージモードがあるので、そこが救いかも。
難易度的にZEROと比較すると、難易度的に五分五分であるが、操作性がZEROとやや神経質じゃなくなってますけど、問題はライバルのレベル。
前半戦は阪神高速環状線のNO LOSERの狂気のテロリスト、戦慄の核弾頭、浪花の浮沈艦による三連戦は意外に難易度が高めで水温と油温が等しく上がってオーバーヒートを起こして倒されたり、名古屋は後半戦のザ・ルーク、ザ・ビジョップ、ザ・ナイトによるD3こと三龍皇戦、阪神はDartsの無の真鍋、神の川尻、GT-R陣営、下っ端陣営の三連戦も非常に難易度が高いため、神経も大分擦り切れてしまうぐらいですが、さらに苦労するのがワンダラーの一人『船橋の暴れん坊』は首都高エリアにあるピットエリアを全て入るという条件も非常に手間がかかり、タイヤがズルズルになってたという始末でしたね。
エンジンスワップは前作ZEROのLPSの進化版で2周目は最初から選択可能になる部分も好印象で、約5周ぐらいクリアしてましたが、たまにプレイすると意外に面白いですね。
やり込むとなれば、それなりのパターン構築を必須のシリーズになるかと。