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第44回『続・プリキュアシリーズのENDカードについて語ってみる。(2017年度版)』

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久々のプリキュアシリーズオールジャンル特集…今回は久々のエンドカード特集。

過去…プリキュアシリーズによるエンドカードについては第17回(←2013年当時)の時に話しましたが、今回は2013年以降も含めてのエンドカードによる変化も交えて入れてみたいと思います。

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↑ふたりはプリキュア時代のエンドカード

●エンドカードとは何ぞや?
まず先に、エンドカードという用語についてあまり知らない人もいらっしゃると思いますので、そこから解説したいと思います。

エンドカードは、その番組が終わったという一つの区切り画面として表示される画面の事で、プリキュアシリーズ以前のニチアサ作品でも必ずしも登場しており、1983年のニチアサシリーズ初代である『とんがり帽子のメモル』から長年登場しており、魔法つかいプリキュア!までの約36年間継続しているが、現在エンドカードがあるアニメ作品も数的に激減しており、過去のプリキュアシリーズとそれいけ!アンパンマン、NHK Eテレアニメ作品程度に止まっている。

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プリキュアシリーズにおいてのエンドカードは初代プリキュアこと『ふたりはプリキュア』から始まり『魔法つかいプリキュア!』までは登場していたが、しかし現行シリーズであるキラプリこと『キラキラ☆プリキュアアラモード』では、放送パターン自体の全面見直しを行い、提供表示画面とエンドカードを廃止、『プリアラ・レッツ・ラ 1分間クッキング』というおまけコーナーの誕生し、これに伴いプリキュアシリーズによるエンドカードの歴史的に一旦終止符を打たれるという形になっているが、今後の新プリキュアシリーズが作られる同時にエンドカードの復活、廃止については現時点では不透明といえるだろうか。

それでは、過去のプリキュアシリーズのエンドカードの移り変わりを追ってみることにしよう。

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●パターン その1『次のエピソードで使用したセル画によるアレンジ流用、またはそのまま流用』
【期間】2004年~2009年、2011年

過去のプリキュアにおいて、一番多かったパターンがこの次回のエピソードで使用したセル画を使ってのアレンジで、過去のプリキュアシリーズの中では圧倒的に群を抜いて多いとも言われており、この辺も次回のエピソードで使ったセル画の一部分を上手くデジタル加工で切り取るという構図を使い、それらを上手くデジタル加工で細工するというパターンであり、一番記憶に新しいモノでスイートプリキュア♪が続いていた

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中には番組宣伝用ポスターのビジュアルをそのまま流用したバージョンもあるが、近年のプリキュアシリーズにおいてはこのパターンを使うエンドカードは一番少ない。
一番歴史的に新しいのがフレプリ50話(最終話)で4人になった当時の番組宣伝用ビジュアルをアレンジ加工したのが一番歴史的に新しい方になる。

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●パターン その2『告知タイプ』
【期間】2005年~2008年、2014年~2016年

近年のプリキュアシリーズにおいて、二番目に多かったのが告知パターン。
初めて採用したのが2005年の劇場版MHの告知から始まり、2008年のP5GG第9話の放送当時に使われていたが、フレプリからドキプリ以降、この手のパターンのエンドカードは一時期廃止されていた。

しかし、2014年のハピネスチャージプリキュア!で劇場版オールスターズNS3の告知から一時期に復活しているが、この手のパターンのエンドカードの大半は再放送されると大きく差し替えられおり、次のエピソードで使用したセル画のアレンジ、または変身シーンのラスト付近を流用する事もある。

2014年以降のプリキュアシリーズの1話で、必ずしもバンダイによるキャンペーン告知のキーワードもこの年から始まり、ハピネスの時は限定プリカードであったが、ゴープリ以降は販売促進DVDの配布によるキーワード告知となっているが、こちらも近年でも再放送の際にはこれらの画面を流用しての『またみてね』に変更されているパターンもある。

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●パターン その3 現行シリーズ&次期シリーズとのコラボ
【期間】2012年

次期プリキュアとのコラボによるエンドカードはスイートのみで、スマプリとのコラボしたのがこのエンドカードとなる。
しかし、以降のシリーズでは継続されることもなく、このシリーズのみで止まっており、短命的に終わる。

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●パターン その4 キャラクターデザイナー自身による描き下ろし
【期間】2010年~

プリキュアシリーズ恒例ともいえる最終回記念の描き下ろしイラストによるエンドカード。
ハトプリから始まり、前作のまほプリまで継続されている。
こちらも6年続いているが、キラプリ以降でも継続されるのかは期待したいところ。

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●パターン その5 数話のみ変化&ランダム形式パターン
【期間】2010年、2012年~2013年

一時期のみ、ハトプリとドキプリで使っていたのがこのエンドカードパターンで、ハトプリは非常に間隔空けてのマイナーチェンジしたが、スマプリとドキプリは地デジによるデータ放送連動によるキャラクター当てによるテレドーム方式を採用していたため、数話ごとにランダムに替えてのパターンを使っていたが、近年はドキプリやスマプリも再放送されるようになってから、ほぼ放送当時と同様のパターンで固定になっているが、データ放送との連動性はない。

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●パターン その6『似顔絵紹介によるパターン Part 1』
【期間】2014年~2015年

プリキュアシリーズ放送10周年記念のプロジェクトの一環としてやっていた視聴者による似顔絵紹介によるエンドカード。
こちらも近年の再放送でもそのまま扱っている放送局も多く、東京MXで再放送されているハピネス、ゴープリもそのまま当たり前のように行っており、差し替えによる処置は行われていない。

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●パターン その7『毎回描き下ろし&似顔絵紹介』
【期間】2016年2月~2016年7月初旬

先程のハピネスの似顔絵紹介によるエンドカードとなっているが、そこに描き下ろしによるエンドカードのパターンではこのまほプリのみだが、7月初旬のオンエアまで採用されていたが、以降は似顔絵紹介は公式HPのみ紹介のみに絞られた。
ちなみにこれらは演出助手の豊田百香氏が担当している。

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●後書き

プリキュアシリーズによるエンドカードの歴史を振り返ってみると、約500枚以上となるが、プリキュア以外のニチアサシリーズのエンドカードも振り返ってみるとかなりの数になるとおもいますが、過去のシリーズは殆どが公式ビジュアルからの流用が多かったかなと。

しかし、やはり枚数の数的にプリキュアシリーズが圧倒的に多いですね、数的に圧倒的に多かったというのが驚きましたけど、しかし…キラプリからエンドカード自体が廃止となってしまったのが非常に痛い限りかと思いますが、毎回スタッフ渾身による味のあるエンドカードはホントに良かったと思いますね。

復活するのか、キラプリ同様におまけコーナーで通すのか、この辺も今後のプリキュアシリーズの動きにも注視してみるのも悪くないかと思います。


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