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懐かしのゲーム作品を語る…第379回『KAIDO 峠の伝説』

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379作品目、今回は2005年に元気からPS2にリリースした『KAIDO 峠の伝説』を触れてみたいと思います…街道シリーズ事実上の最終作。
首都高で伝説ともいえる十三鬼将が街道進出をし、それに阻止するキングダムトゥエルブとの戦いの最中に巻き込まれていくという内容になります。

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操作方式は初代街道同様の操作方式なので割愛しますが、今回はコースの数と登場車種の数が大きく倍増し、同じ型式の前期型と後期型が登場…特にランエボとインプレッサWRX-STiバージョンシリーズも全バージョンが登場。
レースカテゴリーも街道バトル2からの継承しており、今作は回数制限を廃止し、何度もアタックが可能になったという部分に関しては緩和されました。

コースは街道シリーズ同様であるが、第1いろは坂は収録の関係上見送りになったが、今作新登場するコースは以下のとおり…。


●箱根七曲
今作初登場、見晴らし茶屋から畑宿手前までの区間だが、短め。

●大垂水峠
神奈川県の相模原市と東京都八王子市を結ぶ峠道、緩いコースだが短め。

●広島
最初のステージで野呂山のさざなみスカイラインが舞台。

●裏六甲
裏六甲ドライブウェイが舞台、低速区間が多めで難易度的に榛名と赤城以上に難しく、中盤ステージで難易度高め。

●志賀草津
群馬県と新潟県を結ぶ国道292号が舞台、スピードは乗りやすいが道幅が狭い。

●妙義山
頭文字Dやバトルギア4で有名の峠道が舞台だが、途中の区間で終わっている。

●八方ヶ原
こちらも頭文字Dで有名になった峠道だが、中盤の4連スネークヘアピンから折り返し地点手前までの区間。

●碓氷峠
頭文字Dで有名の国道18号線の旧道側が舞台、頭文字Dスペシャルステージの真・碓氷以上に短め。

●霧が峰
美ヶ原のビーナスラインが舞台で車線は広めだが、かなりきつめのコーナーは点在。

●雪の大谷
立山アルペンルートの一区間をコース化、雪によるブラインド区間が大きく明暗を分ける…コースの距離も短め。

●横浜
元町・中華街駅の元町側から港の見える丘公園経由し、代官坂上から元町の路地に向かうルート…こちらも短め。

●北海道
今作の最終ステージ、全区間がグラベル区間になり、路面ギャップが大きい。

最終目的は北海道にいるエモーショナルキングことフォーエバーナイツ、そしてグランドゼロ等のライバルを倒していきます。

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元気の看板作品である『首都高バトル』シリーズと共に屋台骨を支えてきた街道バトルシリーズの第三作目、今回は当時でも話題になっていたWRC(世界ラリー選手権)のラリージャパンを意識してるためか、これまで通りの峠でのバトルという意識が徐々に陰を潜めている感じが強くなっていますが、それでも街道バトルのポリシーは保っています。

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首都高バトルでお馴染みの十三鬼将といえば、600馬力以上がデフォルトであるのが定石であるが、序盤でもユウウツな天使による裏六甲のバトルは意外にハンドリングのセッティングと足回りのセッティングにも結構泣かされる部分もありましたけど、一部のライバルも制限時間や規定ノルマ、走るコースによっては意外に厳しく、この辺に関してはクルマ選びにも慎重に選ばないと結構劣勢に陥りやすいという部分もあります。

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そして今作、最も最大の大きな部分として走った『ある条件』を満たすとライバルが仲間になってくれるという大きなサポート機能が追加されたという事。
例え相手が十三鬼将、キングダムトゥエルブだろうと関係なしに仲間になってくれるので、ライバルのマシン借りてカテゴリーレースに参戦するというという手もあるので、わざわざマシンを購入する手間も省けます。

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しかし、難点は相変わらず全体の挙動エンジンの変化の無さ、ライバルの速さと強さ、条件が厳しい部分が相変わらず変化が起きていないという部分と、エンジンチューニング部分も非常に複雑になりすぎて初心者でも理解不能になってる部分でしょう。

先にエンジンチューニングですが、各エンジンの形状によって取り付ける架空の部品メーカーによって潜在能力を引き出せるというシステムになっており、初心者でもこのエンジンパーツの組み合わせ的に理解しにくく、思うようにパワーが出ないという部分があるため、この辺に関してはもう少し分かりやすく説明してくれればそれなりに楽しめたのではないかと思います…まぁ、NA車種にボルトオンターボができるのはありがたいのだが。

次に先ほどに書いたライバル…スラッシャーまで連敗し続けると一定の難易度ランクが下がるランクシステムが実装され、アドバンストニューゲーム(1周目にチューンしたマシンはそのまま使用可能の2周目スタート)が実装され、「やっと、首都高バトル01と同じ基準になったか…。」といっても今度は難易度下がるランクシステムが適用されなくなるという部分もあるので、この辺も…。

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理亞「バカにしないで、峠の伝説は遊びなんかじゃない!」

という元気の開発者の訴えにも受け取れるが、この辺から徐々に元気のクルマゲー自体の作りも危うい感じはあり、PS3とPSPの湾岸のデキもアレであったため、この辺も徐々にクルマゲーから退化してしまったのは非常に残念だったかなと。

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今作はマシンの使用も偏りが激しく、四駆勢が非常に有利に進められるという部分的に見てしまうと、FR車種は完全にいらない子としか見えないと推測できますし、今作はかなりラリー意識の強いという部分を見てしまうと活かすべき点は活かしきれていないのではないかとおもいます。

まぁ、タイトーのバトルギア4の無印はWRCの意識はあったし。

ゲームの内容は良かったけど、ライバルも異様にヘンな相手も多かったですね、抗菌マニアやマリみてのファン、グランドゼロはこの世の人間じゃない発言したり…。

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