380作品目、遂に400作品までのカウントダウンが来る日も…近いか?
というわけで、今回は2007年にMOSS(モス)からリリースしたSTG『雷電IV』です。
いや、この作品も遂に10年経ったんだね。
再び外宇宙生命体による進撃を受け、高高度戦闘爆撃機『雷電』が再び戦いに挑むという内容…初代から変わってないです。
操作方式は8方向レバー+2ボタン方式、メインショット発射と緊急回避用のボムで構成されていますが、ミサイル兵器類を所持した状態でショットボタンを押さずにチャージしてから放つとさらに強力なミサイル攻撃が可能になり、同時に使用したいアイテムを止める性質を持っているので、これを上手く利用して兵器チェンジを使えます。
ゲームスタート時にオリジナルとライトモードの2モードが選択可能になっており、ゲームの攻撃パターンによって変化します。
ライトモードは敵弾のスピードが緩く、オリジナルはこれまで通りの弾が速めのという形になります。
敵弾や敵に接触するとミスですが、自機はその場からの復活制度になり、残機ゼロでゲームオーバー、全5ステージ構成でオリジナルは2周エンド制度、ライトは1周エンドとなります。
1990年にセイブ開発からリリースし、90年代STGの代名詞を築き上げた『雷電』シリーズ8作目。
前作の雷電IIIからセイブ開発からMOSSに変更、マザーボードもTAITO Type-Xになって2作品目という形になる雷電IVは、ウェポンは前作のIIIまで登場したプロトンレーザー、さらにレーダーミサイルという新兵器を引っさげて再登場という形であるが、そこに雷電IIで一部好評であったリーマンレーザーことプラズマレーザーの復活したのもちょっとしたニュースとなり、この辺も雷電IIとDXでリーマンレーザーの魅了に惹かれた方も少なくはないでしょう。
プロトンレーザーとプラズマレーザーはゲーム中で両方使用ができないため、開始前にモードセレクトと同じく、どちらかに選択する形になります。
「STGは数多く触っているけど、雷電は初めて。」という人でもライトモードでも十分遊びやすいレベルになっているため、上手い人ならば数プレイで慣れてしまうぐらいでしょう。
この雷電IVではスコア稼ぎが非常に熱く、特にフラッシュショットは素早く倒すとボーナス倍率が跳ね上がるという仕組みになっており、ライトでもオリジナルでもスコアアタック要素が結構やりこみ度が高かったかなとおもいます。
難点はライトモードでも敵弾スピードは緩くても、派手な攻撃を放ってくるのは相変わらずといった感じなので敵弾による避けの要素も必要で、同時に弾消し能力の高いボンバーの温存も上手く活かす必要もあり、慣れるまでは時間は掛かると思いますし、アーケード版はデフォルトの難易度のままですから、この辺も全体的なスキルの要求される要素が高いでしょう。
この手のSTGも近年は減少傾向であり、殆どが弾幕系ばかりが目立ってますけど、雷電系のSTGは本当に末永く残して欲しい作品かなと思います。
アーケードによる歴代雷電シリーズをやってきてますが、雷電IVは本当に全体的のゲームの美しさも比べ物にならないほどに進化してますし、一部でも雷電IIからのBGMもありますから、特に雷電IIをプレイしてた人ならば「これは!!」と思わず声を出したくなる名曲も…。
特に自分はこの3面のBGMが好きでしたね…雷電IIの7面の曲ですが、ここまでカッコいいチューンなので、今でも口さんでしまうほどの名曲だったりします。
多機種版では、Xbox360版とPS3版があり、新要素としてオーバーキルモードが追加されており、アーケード版は現在スクウェア・エニックスのNESICAクロスライブ筐体で遊ぶ事ができるので、こちらも今遊んでみても面白いので、STG経験者はお薦めです。