●P5GG第42話(第91話)『こまちの決意とアラビアンナイト』
脚本:赤尾でこ 作画:高橋任治 【放送当時データ】2008年12月7日 朝日放送・テレビ朝日系列
★前回までのあらすじ…。
ブンビーが自らエターナルを脱出し、その事を何も知らなかったアナコンディとムカーディアだが、ブンビーがいない事に気付いたムカーディアはアナコンディに聞くのだが、「知りたいのであれば、ご案内しますけど?」と不気味な笑みを浮かべて睨まれてしまう。
ムカーディアが向かったのは、ナッツハウスだったが、偶々偶然にりんの自宅の前に通り、丁度…りんは店番を終えたばかりだった。
しかし、りんはこの時…ムカーディアの罠の事を気付いていなかったのだ。
『5陣営の最大の苦手なモノ』という恐怖の爆弾が…。
しかし、りんの予想外な行動とのぞみがきた事により、でムカーディアの計算は思ったところで狂い始める。
同時にバイトしているブンビーと鉢合わせとなり、のぞみとりんにムカーディアがエターナルの配下の一人であるという事を告げて、その場から逃走を図り、同時にのぞみ達の前で正面的に全面的に挑むのだが、レインボーローズエクスプロージョンの圧倒的な力に抑えられ、その場から逃走した。
そして、彼女達は…。
完全にムカーディアによってパターンまで知り尽くされた閉まったという事を…。
そして、アナコンディの毒牙は徐々に他のエターナルの配下に向けられたのだ。
アナコンディ「調子はどうですか? シビレッタさん」
シビレッタ「私の部屋に入る時はノックしろと言ったろ!」
「ローズパクトを奪う方法でも考えたのかい?」と相変わらずのケンカ腰でアナ姉さんにケンカ売るシビレッタさんですが…。
アナコンディ「いえ、シビレッタさんはよくやって下さいました・・・。」
シビレッタ「?」
アナコンディ「館長に代わって、私からお礼を申し上げます…。」
シビレッタ「…何の話をしているんだ!」
アナコンディ「シビレッタさん…あなたはもう、好きなだけ本を読んでいいそうですよ? 」
シビレッタ「何だって?」
それは、館長自らの判断ではなく…アナコンディ自ら下した決断だったんですよね…「アンタは戦力的に使えねぇから実戦に出ないでくれ。」という戦力外通告だったんですよ。
「館長がそんな事を言ったのか!?」と驚きを隠せないシビレッタさん、いや…シビレッタさん、あなたはアナ姉さんの罠に今、完全に引っかかってるんですよ。
館長がその事を知る由も無いでしょうに…。
「もう私は用が無いってのか!?」とアナ姉さんに反論するシビレッタさん、「趣味に没頭できるんですから…。」と完全に彼女の術中に踊らされてることは確かですね。
完全に蛇に睨まれた蛙の如くに絶望的な状況に陥ったシビレッタさん、「私にはとっておきがあるんだ!終わりの無い物語が!」とその怒りをそのまま出陣する事になったのでした。
一方、その状況も知る由の無い…のぞみ達は、
のぞみ「あ、こまちさん。」
こまち「のぞみさん?」
のぞみ「私が一番先に見つけちゃった。」
こまち「え、見つけたって…?」
偶々、のぞっち達はナッツの資料を探すために偶然に図書館に来ていたんだそうで、「こまちさんがこの図書館にいるって探してたの。」とのことなんだそうで…。
のぞみ「それにしても、ここの図書館…すっごい本が置いてありますよね? ここの本、全部をむと何年かかるんだろう…。」
こまち「そうね…。」
「世界中に探せば、これよりもっとたくさんの本や、たくさんの物語がある…将来、私の書いた物語がこの図書館に置かれるのかな? 誰かに手にとってくれるのだろうか? 何をどうしたらいいのか解らなくなってくる。」と自分がなりたいとおもっている小説家での大きな目標でもあるのですが、こまちが有名な著名的な小説家になるとなれば、それも含めるとさらに何年もかかるのですから…考えただけでも気の遠くなるような将来になるかと。
こまち「この話をどうしたらいいのか解らなくなって、今まで誰にも話せなかったの。」
のぞみ「ううん、大丈夫!どんなにたくさんの中からでも、私がこまちさんの本を絶対…。」
のぞみ「見つけ出しちゃうんだもん!」
う~ん、のぞっちが見つけ出しても…下手すると何百年、何千年にもなりそうな予感がするのは私だけではないはず、もし見つけてもやはり…。
こうなる可能性は絶対否定できない。
5の11話で眠らずに読んだというのも奇跡としか…多分だが、こまちさんだけは特別だからでしょうな…んで、同時に。
ナッツ「気をつけろ!何か出たぞ!」
ナッツさん、シビレッタさんの気配を察知してのぞっちとこまちの元に現れたのでした…んで、同時に…。
シビレッタ「失礼だね!『何か出た!』は無いだろ?」
はい、シビレッタさん登場…仕方が無いでしょ? アンタの気配的に邪悪なものがあるんですから…。
「終わりの無い物語の始まりだ!」と、飛ばされた世界は?
こまち「ここは?」
ナッツ「一体、何の世界だ?」
飛ばされた世界はアラビアンナイト…日本語で訳すと『千夜一夜物語』…確か二千夜もなれば終わりの無い物語なのは確か、同時にのぞっち達も別々の世界に飛ばされてしまったそうで、んで…ここが。
シビレッタの死ぬ場所となる事も本人も知る由もなかったのでした。
ナッツ「もしかして…。」
こまち「この世界は…。」
こま・ナツ「アラビアンナイト!?」
絶体絶命になってる状況と裏腹に…こちらは?
のぞみ「確か、こまちさんとナッツと一緒だったのに…。」
突然の振動に驚く、お三方…その背後を振り返ってみると。
のぞみ「うぇ~?」
てか、くるみとうららのリアクションはともかく…のぞっちのリアクションはホントにアホの子クオリティ全開ですな。
うらら「シロップがいっぱい!?」
シロップ「ロプ~×40」
のぞみ「どうしたの?」
「何かなんだか解らないロプ!」と困り果てるシロちんだが、これを見たくるみは…。
くるみ「やっぱり!」
のぞみ「何が、やっぱりなの?」
くるみ「これは『アリババと40人の盗賊』よ!」
のぞみ「アリババと…」
うらら「40人の…」
シロップ「盗賊じゃないロプ!」
あ、生物…か、じゃねぇって!生物…て、
夢原、美々野、春日野~!後ろ、後ろ~!
(てか、ネタ古過ぎてすまない。)
これを見て…。
とんずらこいて!(とんずらこいて!)×3 とんずらこいて~!
(↑アニメ版『エクセルサーガ』のオープニングテーマ『忠誠心』の歌詞より。 再びマニアックなネタですまない。)
で、かれにゃんとりんにゃん、ココは?
コントロール不能の魔法のじゅうたんに遊ばれておりましたとさ。
ココ「こ、これは…空飛ぶじゅうたんココ!」
りん「て、見れば分かるって!」
かれん「とにかく、ここから降りなきゃ!」
で、かれにゃんのキュアモからくるみの連絡が来て…。
てか、ミルキィノートを持ちながら走れるくるみもくるみだが、重くないんでしょうかね?
普通だったら、絶対腕が疲れると思いますけど…だが、
石につまづき、ドミノ倒しの如くに倒れるシロちん。
うらら「ッ!!」
うらら「シロップ~ッ!!」
果たして、一体どうなるのか!? 後編に続く!
(後編に続く)