120作品目、今回は2000年にタイトーからリリースした電車でGO!アーケードシリーズで最後の作品となった『がんばれ運転士!!』を触れたいと思います…PS2版の電GO!旅情編のアーケード版。
藤沢~江ノ島経由して鎌倉に向かう江ノ電こと江ノ島電鉄線と松山市駅~上一万経由~道後温泉を結ぶ伊予鉄市内電車線の2路線が運転できます。
操作方式はマスコン+ブレーキレバー、スタートボタン、ドアスイッチで構成されており、スタートボタンは車内アナウンスボタンとして使います。
またブレーキシステムは過去の電GO!シリーズで使われている段階型ではなく空気直通式に変更され、加圧・保ち・減圧で構成となっておりまして、画面上部にあるGセンサーがレッドにいくと急制動扱いとなります。
時間通りに到着できなかったり、オーバーラン、速度違反や信号無視をするとライフが減らされ、ライフがゼロになるとゲームオーバー…到着ダイヤが電GO!より猶予的に広いです…。
1996年に登場し、各種家庭用やLSIゲームにも移植された電GO!シリーズ。
今回は方向性が大きく変わっていますが、時間通りに運転する指向はこれまで通りです。
今回は方向性が大きく変わっていますが、時間通りに運転する指向はこれまで通りです。
しかし、今回はゲームシステムが大分変わっているため、今までやった事がある電GO!熟練者でもかなり手を焼くハメになりました。
難易度は初級、中級はのんびりモードで、上級、プロ級はリアルモードになりますが、特にプロ級は前作電GO!3通勤編の鉄人モードに匹敵する難度であるため、かなり熟練度を上げていないと意外なトコで手痛いしっぺ返しを味わう事になります。
ちなみにGセンサーとライフ制は、後のPS2でシリーズ最終作となった『電車でGO!FINAL』でも採用されています。
ゲームバランス的に電GO!3をさらに難易度を上がった感じで、特に空気直通ブレーキの扱いが非常にシビアなのためか、置いてある店も少なかったですね…自分が知っている横浜西口のタイトーステーション、横須賀ダイエー5階のゲームランデブー、みなとみらいのコスモワールド程度でしたね。
運転できる車両は江ノ電側は動態保存車である108号車と既に退役した302+352号車、伊予鉄はモハ57の3種で、302号車は隠しで江ノ電の路線選択時にドアスイッチを押しながら決定すると運転できますが、302号車の出し方は意外に知られていないのが難点ですけど。(笑)
使用基板はバトルギア2で使われてるマザーボードですね…画質もバトルギア2で使ってた基板でしたし。
江ノ電は基本的に通常の電車でGO!シリーズに沿った運転パターンなので、速度制限やATS信号システムを守る所はほぼ基準に沿ってる事は確かですが、一方の伊予鉄松山市駅~道後温泉間の運行パターンは非常に難易度が高い路線になります。
特に路面電車は車と同様に交通ルールを守らなくてはならない、さらに信号の変化も大きく変わるため、注意信号に停止線を通過した数秒後に赤信号になってペナルティを喰らうリスクも非常に多く、さらに上一万電停では道後温泉方面としない方面に向かうためのポイント切替による進路表示信号もあるので、完走率も非常に難しいです。
現在、神奈川県でがんばれ運転士!!を遊べる店で江ノ島駅近くにある江ノ電ハウスのみで、土日祝のみ営業なので注意が必要です。
自分も電GO!3以上によく遊んでいた作品で、昔は平気にプロ級も悠々とクリアできたのですが、長年ブランクになっていたためか、鵠沼出発時に制限に引っかかってゲームオーバー…あと制限のパターンも覚えていたのだが、攻略パターンも呆気なく忘れてしまいました…。
また家庭用として、PS2に『電車でGO!旅情編』として登場しており、江ノ電と伊予鉄以外にも嵐電、函館市電も追加されていますが、やはりタイトー作品であるためか、中古市場でもやや見つけにくいので悪しからず…。
昔、氷川きよしがTVCMで有名になったっけな…旅情編のTVCMで。(笑)
●AC版 がんばれ運転士!! プレイ動画
モードは中級、使用車両は江ノ電の動態保存車両である108号車 通称『タンコロ』と呼ばれる車両でのプレイ動画です。
●PS2『電車でGO! 旅情編』江ノ電 藤沢~鎌倉間
『がんばれ運転士!!』の家庭用として登場したのが、電GO!旅情編でして、旅情編は到着ダイヤの規定も従来の電GO!に沿った形になっていますが、AC版と相違点はライフ制から持ち点方式に変更。
ちなみに使用車両はこちらも既に引退となった302+352号車です。
●【おまけ】『電車でGO! 旅情編』テレビCM
この頃のタイトーはホントに良かった…しかし、今のタイトーは魅力的なCMが少なくなったな~。