142作品目、今回は1984年に任天堂からリリースした『アーバンチャンピオン』という対戦格闘ゲームを紹介…意外にマイナーな作品になるかなと。
深夜の通りで繰り広げられるストリートファイトと描いた作品です。
操作方式は十字キー+2ボタン方式で、Bボタンが大パンチ、Aボタンが生パンチという構成になっており、十字キーの左右は移動、下でしゃがむという動作になっており、3勝すると勝利という形になりますが、逆にプレイヤーが3敗するとゲームオーバー、各面ともエンドレス構成になります。
また画面左部分にスタミナが表示され、攻撃やダメージを受けると減ってしまい、ゼロになると1敗、さらに制限時間がゼロになると劣勢になってるプレイヤーが警察に逮捕されるという仕組みになっています。
●FC版 アーバンチャンピオン プレイ動画
FC全盛期で当時は珍しかった対戦格闘ゲームで、知らない人だとFCの対戦格闘といえばキン肉マン マッスルタッグマッチやイーアルカンフーのイメージが非常に印象が残りますが、FC作品において対戦格闘作品の記念すべき第1作と言っても過言ではないと思います。
またタイムがゼロになると優勢しているプレイヤーが勝利という部分も、後のストリートファイターIIやザ・キング・オブ・ファイターズシリーズの90年代以降の対戦格闘ゲームに受け継がれていますからね。
自分もこのアーバンチャンピオンも暇があればよく遊ぶ事もありますが、最高でも9面で力尽きてしまいます。
次第に面を重ねていくと相手の動きの精度も徐々に上がってきている事は確かですから…。
ただ難点は、相手が同じということが難点であるが、今の格ゲーみたいに色々な特徴のキャラクターを作るという部分に関してはまだ未熟な部分もあったのですが、今の技術だとかなりチンピラな兄ちゃんや姉ちゃん、格闘家やプロレスラーとかかなりバリエーションとか増えていきそうな予感がしますね。
まぁ、今の格闘ゲームみたいに複雑なコマンドが無いというのも救いで、単純に殴っていくという単純さから生まれる攻略の鍵もあるので、自分も何度も何度も研究した事か…。
現在、Wiiと3DS、Wii-Uのバーチャルコンソールで配信されているので、興味がある方は是非ともFC初期の対戦格闘ゲームを触れてみるのも面白いかなと。
ちなみにFCカセットはかなり入手が困難なので悪しからず。
●あのゲームをも一度 第5回『アーバンチャンピオン』
アーバンチャンピオンに関する解説やうんちくを紹介…138面をクリアすると『CHAMPION』が出るというトリビアは初めて聞きましたね。