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懐かしのゲーム作品を語る…第149回『チャレンジャー』

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149作品目、150作品まであと1作品…今回は1985年にハドソンからリリースした『チャレンジャー』を紹介、ハドソン全盛期に登場したアクションゲームです。
偶々、考古学のためにやってきた主人公チャレンジャーが悪の組織ブラッディワーカーのボス『ドン・ワルドラド』が王女マリアを誘拐していた列車を発見し、マリア救出を向かいにいく内容。
 
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操作方式は十字キー+2ボタン方式…ナイフ投げとジャンプとなりますが、マリオシリーズとはボタンは位置が全くの逆となっています。
横画面で十字キーを下に入れるとしゃがむアクションが入りますが、全方向スクロール面ではジャンプボタンは使用不可となります。
 
横スクロール面では敵に触れると1ミスですが、全方向面ではスコア下部のライフがゼロになると1ミスとなりますが、各面ごとに制限時間が設けているため、制限時間内にクリアできないとミスとなり、残機ゼロでゲームオーバー…コンティニュー機能はありません。
全4ステージ構成でエンドレス制度で、3面はアイテム回収ステージで、最終面はワルドラドとの対決面となりますが、救出後は再び1面に戻ります。
 
●FC版 チャレンジャー プレイ動画 レベル最高(ベリーハード)
ハドソンのアクションゲームで、『高橋名人の冒険島』と共に知られた名作アクションゲームで、この作品では当時のゲームとしては珍しい難易度調節システムが実装されている作品になります。
 
ただ…このチャレンジャーによる難易度調節は非常にくせ者で、レベル1のベリーイージーで始めると、敵が少なくなる反面…逆に取れるアイテムが制限が掛かってしまうという厳しいハンデが課せられてしまうため、『難易度を下げてクリアできると思ったら意外に行き詰まった。』という部分があるので、最低でもデフォルトのまま始めるというのが正攻法と言っても過言ではないと思います。
 
特に全方向面ではクジラが出ている時にライフ回復するというシステムがありますが、それでもゆっくりしている時間も無いので、いかにダメージを最小限に抑えてクリアできるかという部分もありますが、全方向面の中にはトラップが潜んでおり、『いきなり入った場所が実は罠だった。』という突発的な事故も多いですし、蟻地獄にはまると逃げ出せなくなるという場面も少なくはありません。
 
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このチャレンジャーで最も有名なのが、この1面の列車に囚われたマリアを救出する面でしょう。
 
使用している曲はこちらもクラシック曲で、シューベルトの『軍隊行進曲』のアレンジであり、ファミコン世代から生まれたファンだとこの曲の原曲を聞いて、「チャレンジャーの1面だ!」と言った人もいるとかいなかったとか…。
ちなみにこの1面の列車『メタモルフォセス』の元ネタですが、車両の形とカラーリングを見て小田急ロマンスカーが元ネタである事は確かですが、車両の元ネタは1963年に運用開始し現在は引退となった3100型ですが、カラーの配色は3000型初代であることでしょう。
 
車体ベースが3100型…
 
今も昔もロマンスカーは人気の的でしたからね。(笑)
 
●FC版 チャレンジャー ステージ1BGM『シューベルト 軍隊行進曲』
ゲームバランスも当時としてはやはり高かったため、このゲームも意外に隠しキャラを発見をして進まないと結構難しいのですが、ハドソンのアクションゲームも非常に難易度が高めな部分も多く、初心者でも解らずじまいでやられてしまうケースも多い他、難易度を下げてプレイしたら隠しキャラが出てこずに泣きを見たり、マリオと同じ操作スタイルかと思いきや配置が逆であるため、自爆するケースも非常に目立つ作品でした…自分もその中の一人ですけど。
 
初っ端からほんとに難しいです、このチャレンジャーだけは。
 
全方向面のノウハウですが、このチャレンジャーが出た翌年に登場したFC版ドラえもんの惑星開拓史編のトカイトカイ星とコーヤコーヤ星でも使われていますが、マップ容量はチャレンジャーより上でしたから…。
 
チャレンジャーも今のハードにおいては、3DSでのバーチャルコンソールで発売されておりますが、過去に携帯アプリ版では新たなアクション追加、さらに会話シーンの追加、全ステージともライフ制を統一していおり、ガラケー版のみのオンリー配信ですので、ご注意を…。

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