遂に『懐かしのゲーム作品を語るシリーズ』も150作品突破、150作品目は1985年にバンダイナムコゲームスからFC向けにリリースした戦車ゲー『バトルシティ』を触れてみたいと思います。
戦車を操り、フィールド内にいる敵戦車師団を殲滅するのが目的のアクションSTGで、80年にアーケードに登場した『タンクバタリアン』のアレンジ版です。
操作方式は十字キー+1ボタン方式ですが、A・Bボタンとも戦車砲を発射し、敵戦車を倒していきます。
敵の戦車砲に攻撃受けると1ミスで、残機ゼロでゲームオーバーとなりますが、さらに画面下部にある司令部(HQ)が敵戦車によって破壊されると残機有無にもかかわらず強制ゲームオーバーという特殊な終了も採用されています。
20,000点でエクステンド1機追加、全35面構成。
一定数越えると赤く点滅する敵戦車を破壊すると様々なアイテムが出現します。
アイテムは以下の通り…
★=ショットパワーアップ
2段階目は弾側が速くなり、3段階目で連射可能、4段階目は硬い壁を突き破る事ができる貫通弾に進化。
ヘルメット=一定時間無敵
取ると自機が無敵になる。
手榴弾=敵全滅
取ると画面上の敵戦車が全滅する、但し撃破カウントが入らない。
時計=敵停止
取ると画面上の戦車が停止するが、一定時間であるため奇襲には向いている。
戦車=1UP
取ると自機が1機追加、意外に高確率で出現する事もある。
●FC版 バトルシティ プレイ動画
1980年にアーケードのタンクバタリアンが登場して5年後に登場した『バトルシティ』は、ナムコの戦車ゲームの歴史においては外せない作品で、この後に91年にバトルシティのアレンジ版『タンクフォース』、『トーキョーウォーズ』と流れていきますが、意外な所ではクォータービュー方式の『ブレイザー』という作品もありますが、意外にナムコは戦車ゲームの総本山といっても過言ではないと思いますが、元を辿ればタンクバタリアンの継承は、バトルシティ、タンクフォースが基本上の継承。
91年に登場したタンクフォースはこの作品の進化版。
ボス戦やジープ、ガドリング砲を積んだ戦車といった敵も登場するので、興味ある方は是非、ゲーセンのエミュ筐体で探してみるといいかもしれません。
話はバトルシティに戻りますが、ゲームバランス的には最初から破綻かけているという部分は無いのですが、実はアイテムの出現が運任せな部分がちょっと目立ち、序盤からパワーアップがないとかなり苦戦を強いられる部分があり、特にパワーアップ無しによる2面開幕から4発撃ち込まないと撃破しない重戦車はかなり厳しくく、近距離正面で近づけば撃たれるリスクは半端じゃないです。
自分もアイテムによっては30面前後までは進めますが、序盤でパワーアップがないと運悪くても15面で消える事もあり、この作品がいかに運が絡んでくるという要素も非常に強いかなと思いますね。
ステージ構成も中盤辺りから徐々に激しくなり、4面に来ると高速で戦車砲をブッ放つ戦車も出てくるので序盤でパワーアップアイテムが来る来ないによって戦況が変わってくる他、司令部に向かってくる戦車を迎撃するという臨機応変な戦いも求められるので、空気を読まないといつの間にか司令部を破壊されていたというオチも意外に多い作品になります。
バトルシティはWiiや3DSのバーチャルコンソールに配信されている他、アーケードでは任天堂VSシステムで収録されていますが、一部ステージ構成が異なるバージョンになっていますけど、ゲーセンでバトルシティを楽しみたい人にはうってつけかなと思いますよ。