●P5第8話『相性最悪?りんとかれん!?』
脚本:山下憲一 演出:矢部秋則 作画:青山 充 美術:宮前光春
★あらすじ(朝日放送公式HPより引用)
りんとかれんは、ナッツの店に飾る花の事や、和菓子にぴったりなお茶の事まで、いろいろ意見が合わないみたい。
学校でも、お昼ごはんの事について意見が合わず、最悪な感じ。
のぞみ達は二人を仲直りさせようとするが、いいアイデアが浮かばない。
その時突然ナイトメアのアラクネアが、のぞみ、うらら、こまちに攻撃を仕掛けてきた。
ココがりんとかれんにその事を告げると、二人は…
学校でも、お昼ごはんの事について意見が合わず、最悪な感じ。
のぞみ達は二人を仲直りさせようとするが、いいアイデアが浮かばない。
その時突然ナイトメアのアラクネアが、のぞみ、うらら、こまちに攻撃を仕掛けてきた。
ココがりんとかれんにその事を告げると、二人は…
★概要
プリキュアシリーズで最近徐々に減ってきているケンカエピソードであるが、この5シリーズ唯一のケンカエピソードといえばこの8話で、今回の作画は原画も担当し、映画プリキュアオールスターズシリーズにおいて作画監督を務めている青山 充さん担当回でもある。
二人がナッツハウスの開店祝いのために自分の家から花を持ってきたのだが、両者の花を見たところで些細な事でトラブルが勃発し、とにかくのぞみとこまちがマンとかフォローに入っても更なるトラブルの火種となり、火に油を注ぐ結果となる。
戦闘でもやはりちょっとした些細な事で揉めるのだが、意外な所で息の合った連係プレイも魅せてくれているが、ラストシーンはやはり二人のトラブルは42話まで続く形になる…お互い、負けず嫌いなとこは同じである事は確かである。
毎回ケンカではなく、特定の回で意見対立を起きており、無印5の25話と35話でもやはり結果的にこの通りで、特に35話でうららを巻き込む結果となってしまった。
特に今回の8話のうらら…どちらのフォローに入る形ではなく、『触らぬ神に祟りなし』ということで、中立的なポジションという形である。
また、ナッツハウスの店舗のスペルが間違っており、デフォルトでは『NATTS HOUSE』と明記しているのに、この回では『NUTS HOUSE』と表記されているが、基本的に前者の方がデフォルトなので悪しからず。
★戦闘シーン
今回の8話は、アラクネアが初めて参戦した4話同様の下水道下での戦いで、場所はやはり遊水地らしきな場所。
また今回のコワイナーは下水の配管型のコワイナーであるが、姿も意外に間抜けな姿をしてるのも見所であるが、今回のコワイナーの活躍もあまり見せ場が少なかった。
やはり最大の見所は、「ルージュには(アクアには)、負けられないからよ!」は無印5の8話での名台詞といえよう。
★登場キャラクター
夢原のぞみ(キュアドリーム)
夏木りん(キュアルージュ)
春日野うらら(キュアレモネード)
秋元こまち(キュアミント)
水無月かれん(キュアアクア)
小々田コージ(ココ)
ナッツ
ブンビーさん(僅か数分のみ)
アラクネア
カワリーノ(ブンビーさん同様)
デスパライア(初登場であるが、カワリーノとブンビーさんと同じく数秒のみ。)
配管型コワイナー
●名場面 その1
『サンクルミエール学園 フードファイト勃発』
りんがかれんのお弁当を見て、「少食で持つね。」と怒りを買ったかれん。
いきなり皿を重ねるぐらいのピラフを食べ始め、これを見たりんはカレーライスを一気に食べ始める…こまちいわく、「かれんは食べるの速くないけど量は結構食べる方。」とのことだ。
「私より食べる人がいたなんて…」と驚くうららの表情にも注目してもらいたい。
●名場面 その2
『スイートの原点、ここにあり。』
ココがのぞみ達がアラクネアに拉致されてしまったという話を聞き、ドリームコレットを要求されたのだが、二人一緒に「渡しちゃダメ!」と一喝するシーンがあるが、この場面のシーンで最近観始めたプリキュアファンならスイートプリキュア♪の最初の頃の響&奏を思い出す方も少なくない。
あの二人の「絶対に許さない!」という原点はこの場面から始まったといえよう。
●名場面 その3
『りんにドヤ顔を放つかれん』
意外な名シーンもこれも外せないのが、このドヤ顔かれんである。
下水道内の幅の広い区域に来て、りんが一気に飛び越えてクリアするが、これを見てかれんも楽々にクリアし、「お前が考えてるほどのバカじゃねぇよ。」と余裕のドヤ顔も個人的に名場面の一つともいえる。
★エンドカード
9話の中盤シーン、増子美香がのぞみ達の後を追いかけるシーンにて、横断歩道で足止めを受けた時の場面のセル画からのアレンジ流用。
増子美香と聞けば、今のハピプリから観始めたファンであれば、プリキュアウィークリーの増子美代のイメージが非常に強いが、その増子美代の原点はこの増子美香で、同時に一般人でもっともプリキュアとの距離が近かった彼女でもある。
●関連エピソード
★ふたりはプリキュア
第8話『プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!?』
【共通点】8話でケンカ
プリキュアシリーズ原点である初代の8話も、実はケンカによるプリキュア解散の危機という意外な展開があった。
原因は、ほのかと藤Pとの関係でやきもきしていたなぎさが、「大きなお節介だ!プリキュアだけでなんも関係も無い!」と激怒して逃げてしまったのが原因であるが、ラストではその二人の誤解も無事に解け、その後に二人は下の名前で呼び合うようになる。
★スイートプリキュア♪
第1話『ニャプニャプ~!スイートプリキュア誕生ニャ!』
第2話『ガガーン!早くもプリキュア解散の危機ニャ!』
【共通点】ちょっとしたトラブルでのケンカ
プリキュアシリーズで最も初っ端からのケンカといえば、このスイートの1話と2話であるが、変身前から相当の仲の悪かった響と奏であるが、ケンカの原因は入学式当日…『奏と一緒に校門で待ちまわせて一緒に入学しよう』と約束していたのだが、実は同じ校門が2つ存在し、単なる二人の誤解がケンカの原因となった。
★スマイルプリキュア!
第25話『夏だ!海だ!あかねとなおの意地っ張り対決!!』
【共通点】ちょっとしたトラブルでのケンカ
プリキュアシリーズで唯一、中盤エピソードでのケンカエピソードといえばこのスマプリ25話で、あかねが自分のとこの海の家でのお好み焼きの販売であるが、なおはその隣のかき氷屋での手伝いで、結果的にみゆき達を巻き込んでしまうという結果になるが、最終的にこの1話限りで見事仲直りしている。