153作品目、今回もタイトーモノ…151回目のバトルギアはクルマときて、今回は航空機…ジャンボジェット機の操作を題材にした『トップランディング』を触れてみたいと思います…1988年の作品で、あのPS版の『ジェットでGO!』の原点版です。
旅客機を操り、各世界の国際空港に着陸する目的のがこのゲームの目的です。
操作方式はハンドル型操縦桿、スロットルレバーのみで、ラダー操作やエアブレーキという特殊操作はありません。
最初のステージでは離陸となり、スロットルレバーを全開まで引き上げ、操縦桿を下にして離陸、その後はラストステージまでは着陸オンリーという形になるので、スロットルレバーは使う機会的に少ないかもしれません…指定コースから外れたり、墜落するとそこで即ゲームオーバーとなり、コンティニュー機能はありません。
全8ステージ構成の1周エンド制で、2面から風が吹き始めるので、機体操作にも十分な技量が試されます。
●AC版 トップランディング プレイ動画
離陸、福岡空港~羽田空港~ 着陸
後の『ジェットでGO!』の基本となる航空機系のシミュレーター系ゲームで、操作する航空機は大型の旅客機で、戦闘機みたいに急旋回や急上昇ができないため、非常に操作が難しいゲームになります。
曇りでも機体のコントロールが安定しなくなるという部分も…。
特に急旋回にしようとすると機体がゆっくり動き出しますが、再び態勢を戻そうとしてもすぐに立て直しができないため、初心者で一番よくやってしまうケースで、最も2面以降…横から風が吹いてくるため、滑走路との進入位置がズレていき、「エマージェンジー!○○ターン!○○ターン!(警告!すぐに旋回せよ!)」という管制塔からの指令で、大半の人は…。
くるみ「いきなり滑走路からずれてるから、旋回して言われても…。」
すぐにパニックに陥り、大きく操縦桿をきってしまって…さらに流れてしまうというオチも日常茶番事。
それで墜落したり、いつの間にかコースから外れてゲームオーバーになったケースも珍しくないです。
●AC版 トップランディング プレイ動画 2
シャルル・ドゴール国際空港~サンフランシスコ国際空港~大阪空港
さらに中盤になると、今度は風速が大きく変わり、最初は4mかと思いきや、いきなり6Mになっていたというケースも多く、ここまでくるプレイヤーも少なからず雀の数ほどで、自分も自己ベストでこの面でコースから外れて失格になった事も多かったですね。
さらに中型旅客機から大型旅客機になると減速がきかなくなるため、過走による失格も多いですが、この辺も空港の選び方にも重要があり、一番距離が短いものではフランスのパリ シャルル・ドゴール空港の滑走路の距離が短いため、大型機でこの面に来たら確実に過走確定なるケースもあります。
もちろん、初心者がまぐれでこの面に来ると…。
のぞみ「うぇぇぇぇッ!滑走路から大きくズレてる!」
コージ「強風で流されるんだ!」
またもやパニック必須。
これで終わりかと思いきや…。
●AC版 トップランディング プレイ動画 3
リオ・デ・ジャネイロ国際空港~シドニー国際空港~ダラス国際空港
後半に差し掛かると、今度は風速7~14mが当たり前になって、さらにコントロールが非常に困難な状況になってきて、特に10mクラスの風で一発流されたら一巻の終わりという状況で、この辺まで来るプレイヤーだとかなり一流の腕前を持った方でないと来る事は難しいようです。
まぁ、この辺も初心者がまぐれで最終面まで来ると…
「もう、墜落しろ。」というタイトーの暗示でもある。
まぁ、初心者でも最終面までいくのはかなり至難の業だと思いますけどね。(笑)
しかも、作りも本格的である事は確かで、この筐体コンパネをご覧になられても、タイトーの乗物ゲーはこの時からリアル指向というこだわりがヒシヒシと伝わってくる事でしょう、スタートボタンの上部にはイヤホンジャックが装備されており、これを付けながらプレイする事も可能になっていますが、イヤホンジャックを初めて取り付けたのは、初代ダライアスの筐体からでしたね…こちらも実機の筐体をウェアハウス川崎店や新高島の横浜はじめて物語で見た事があります。
これは簡易版の筐体で、近年まではウェアハウス川崎店、新高島の横浜はじめて物語で置いてありまして、この時撮影したのは新高島の横浜はじめて物語でして、この時に初代ダライアス、ニンジャウォーリアーズ、スペースインベーターPART2、スーパースピードレースの計4台稼動していましたが、その後の簡易版は、秋葉原のHeyに移動し、それ以降見ていないんですよね…。
ゲームバランスも当時としてはデキは良かったが、やはり難易度が非常に高過ぎたというのも欠点さで、あまりとっつくきにくかったのも難点でしたね。
このトップランディングを初めてやったのは、洋光台の横浜こども科学館の地下2階にありまして、DX筐体2機且つフリープレイ状態で置いてあり、結構やりこんだ思い出がありました…最高は4面でしたが、中には最終面手前までいった猛者もいたようで…。
残念ながらトップランディング自体、PS2のタイトーメモリーズに収録されておらず、派生版として『ジェットでGO!』として再登場する事になりましたが、この他にも戦闘機や水上飛行機、スペースシャトルまで操縦できる『ランディングギア』、全日空との協力で製作した『ランディング・ハイジャパン』というAC作品もありますが、どちらも現存している店もあまり無いのでご注意を…。
【おまけ】トップランディング BGM集
離陸~ステージ3までのBGM、勿論手掛けてるのはタイトーのカリスマ音楽ユニット『ZUNTATA』の方々であります。
ステージ4からのBGM…曲も非常に名曲なんですけど、ここまでクルとなるとかなりの技量が試されるんですよね、ハイ。
終盤ステージのBGM…これは初聴きですね、てか…ホントにこの面まで言った人ってホントにいるんでしょうかね?
マナ「…ここにいます。」
え?