154作品目、今回もマイナーなタイトー作品…今回はプランプポップを紹介いたします、1987年にアーケード向けに作られた作品。
動物の親子が子供がトランポリンを使って風船やUFOを倒すというアルカノイドのパロディ要素の強い作品になります。
操作方式はジョグダイアル式のデバイスコントローラー+1ボタン方式で、ボタンはジャンプアクションとして使い、同時に子供もジャンプするので雲に引っかかった時にボタンを押すとジャンプできる仕組みになっています。
子供を地面に落とすと1ミス、残機ゼロでゲームオーバーですが、最終ステージ以外はコンティニューができるようになっており、全10ステージの3ラウンド制…合計30ステージ構成になっています。
操作体系を見ると、あのアルカノイドとほぼ同じ系統ですが、アルカノイドでのボタン操作はレーザービームが撃てるバウスになった時にショットが撃てる仕組みになっていますが、このプランプポップではジャンプアクションとして扱われており、ジャンプアクションは子供を少し高く飛ばせるようにできる設定になってる他、最下部に降りてきた風船を割る事ができるというメリットを持っており、この辺も地道な戦略が求められます。
特に時間が長く掛かってしまうと親の元に小さな怪獣が現れ、動きを阻んでくるのですが、この怪獣を触れてもミスにはならず、徐々に軌道をずらしてくるという妨害的な要素を持っているのですが、連続ジャンプで踏みつけると倒す事ができますが、特にボス戦ではこの手が非常に大きく影響を及ぼしてくるので、意外に侮れないです。
しかし、問題はゲームバランスが意外にやや不親切な部分が強いというのが本音でしょうか…。
特にアルカノイドみたいに幅を広げるエキスバンドが無いため、非常にこの辺がゲーム全体のハードルを上げてしまってるのがやや痛いところで、アイテムの出現の仕方も放射線状に飛び、アルカノイドみたいに真下に落ちてくるという工程ではないので、意外に取り損ねるケースも非常に多いですね。
アイテム効果もあまり期待できないのではという疑問視を抱く部分も強いですし、特にアイテムを拾わずに進むという行程が圧倒的に多く、同時にボス戦は長期戦になりがちと意外にプレイヤーの負担としてはかなり辛いものがあり、自分もステージ1でのボス戦で苦しめられ、ステージ3辺りからかなり限界を感じ、最終ラウンドまで殆どコンティニューを費やしましたからね。
プランプポップは、長年アーケードに移植されることはなかったのですが、PS2版のタイトーメモリーズ2下巻において初収録されていますが、アナログデバイスコントローラの代わりに十字キーでの操作に変更されていますので、興味がある方は是非ともタイトーメモリーズ2下巻を買うことをオススメしたいかなと思います。