193作品目、200作品まであと7作…今回は1984年に任天堂からFCにリリースした『ドンキーコング3』を触れてみたいと思います。
今の任天堂において、マリオやポケモン、カービィ、ゼルダと肩を並べるドンキーコングシリーズの3作品目。
植物園にドンキーコングが現れ、同時に害虫軍団の魔の手から植物園を守るという内容のアクションSTGです。
操作方式は十字キー+1ボタン方式で、殺虫剤発射というシンプルな内容。
画面下段にある花を守りながら、害虫軍団とドンキーコングを追い出しますが、制限時間がゼロになる、またはドンキーコングが画面下段に下りてくる、害虫軍団の攻撃と接触すると1ミスとなり、残機ゼロでゲームオーバー。
また初回開始時、ミスをした時に強力殺虫剤をゲットすると、射程距離が長くなり、一気にドンキーコングを追い出すことができます。
全3ステージ構成のエンドレス制度。
ドンキーコングシリーズといえば、あの第1作目と2作目のドンキーコング.Jr、後のSFC版のスーパードンキーコングシリーズというイメージが非常に印象に残ってる方も多いのですが、このドンキーコング3はシリーズの中で一番マイナーな扱いともいえる作品になります。
そのマイナーの烙印を押された原因が、主人公キャラのスタンリーの存在。
初代は主役、2作目では敵役として登場したマリオだが、今作はあまり知られてないという悲運なキャラでもあったのですが、近年になってから数々の任天堂のオムニバス作品で使われる事も多くなってきました。
『どうぶつの森+』や『メイド・イン・ワリオ』シリーズで、ミニゲームの一つとして収録されており、特にメイド・イン・ワリオシリーズを触った事がある人ならピンとくる作品かなと思います。
勿論手がけたのは、任天堂で無くてはならない存在である宮本 茂さん、そしてゲーム&ウォッチやゲームボーイシリーズ、バンダイのワンダースワン作品『GUNPEY』の生みの親である横井軍平さんが担当してます。
しかし、ゲーム全体展開は前2作品と比べてみると、やや地味な作品に成り下がってしまったのも無理も無い話…ステージバリエーション的に見てもあまりアイディア力的に力不足な部分が浮き彫りになってしまってます。
自分も意外にやってる事はやってますが、3面クリアしたら再び1面…同じ動作を繰り返しているため、すぐに飽きてしまうという部分は拭いきれないかなと思いますね…この辺もステージ構成のアイディアがあったら、さらに盛り上がっていたんじゃないかなと思います。
他機種では、Wii、Wii-UとDS、3DSのバーチャルコンソールにて配信されてる他、派生版としてゲームウォッチでは『グリーンハウス』というタイトルで発売されていますが、グリーンハウスは現在入手困難な作品になってるのでご注意を…。