201作品目、200作品突破してもノンストップで参りますよ~…今回は1986年にバンダイ(※現 バンダイナムコ・エンターテイメント)からリリースした『ドラゴンボール 神龍(シェンロン)の謎』です、いよいよ来週末に公開予定の『ドラゴンボールZ 復活のF』にちなんでのドラゴンボールゲーム作品の紹介。
Zや改のメインエピソードより時間を遡り、悟空がまだ少年時代の頃の物語…いわゆる原作初期の頃の物語を題材にしたゲーム作品で、ドラゴンボールを集める旅に出るという内容の全方向性アクションゲームです。
操作方式は十字キー+2ボタン制で、攻撃とジャンプボタンという構成ですが、セレクトボタンで悟空のお馴染みのかめはめ波を放つ事ができます。
各面の最深部にいるボスを倒しながら、ドラゴンボールを集めていきますが、特定のエリアでは原作同様のパターンを掴んでおかないと行き詰る危険性も多い他、バイタリティも時間経過の同時に自然に減っていく傾向があるので、無駄な行動をしているとゼロになってゲームオーバーになりますが、道中のポイポイカプセルの中にバイタリティ回復アイテムがあります。
全14ステージ構成の任意エンドレス制で、ステージ1から3までは原作コミック1~2巻中心に合わせたエピソード、ステージ7~10はカンフー大会…まぁ、原作でいえば『天下一武闘会』に近いもので、11~14ステージはゲームオリジナルのエピソードとなりますが、なお…ステージ11以降でゲームオーバーになると、コンティニューではステージ11からのスタートとなるので注意。
現在も続々とリリースされ、現在はDCDドラゴンボールヒーローズやPS4のドラゴンボールゼノバース、アーケードではドラゴンボール・ZENKAIバトルロイヤル、過去のシリーズではSFCでは超武闘伝シリーズと数多くのハードでリリースしては、世界観やキャラクターの特徴を上手く捉えてるドラゴンボールのゲーム作品。
この神龍の謎が、ドラゴンボールゲーム作品において初の作品ですが、ゲームバランス面的にやや安定していない部分が強い作品になります。
特に悟空のバイタリティの減りが自然に減っていくという傾向が大きなハンデと化しており、同時に回復アイテムの肉やケーキも意外にランダム的な部分が強く、正攻法でクリアを目指すとなるとやはり運も絡んでくるという部分もあり、後半戦は攻撃も半端でないほど苦しいモノになり、いつの間にかバイタリティがゼロになって死亡していたという不遇の事故も…。
特に序盤で徒人参化を追いかけるステージがありますが、この辺も原作重視に合わせており、直接触れてしまうと人参になってしまって強制ゲームオーバーになるという部分もある他、カンフー大会面に登場するブヨンはレッドリボン編のマッスルタワーにて登場した怪物。
右の横壁をぶっ壊してブヨンを凍死させる部分も原作に沿った話になってるのも納得できますが、この時…アニメはレッドリボン編に進んでいたため、急遽取り入れたのではと推測…その前にメタリック軍曹も登場していたので、明らかにこの辺からパラレルワールド的なノリになっているのは事実でしょう。
ゲームバランス的もやはり不安定な部分が強く、運も絡んでくる部分もあるので、正攻法なパターン構築するとなると回復アイテムの出現で泣かされる部分も非常にあるので、とにかく回復アイテムがでたら速攻回収しておく必要もありますし、隠し部屋の多数あるため、この辺も1回では絶対覚えきれない部分も。
何度もやりこんで場所を把握するほかは無いと思いますが、結構進んだときの達成感は大きいです。
しかし、11面以降が本当に運絡みが強いとしか…。
長年、他機種での移植やバーチャルコンソールでの配信はなかったのですが、2010年のDSソフト『ドラゴンボールDS2 突撃!レッドリボン編』、2013年に3DSソフト『バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝』に収録されており、後者の3DS版はヒント機能が実装されてるとの事ですが、あまりソフト自体の評判もよろしくないという噂がチラチラと…。
●FC版 ドラゴンボール 神龍の謎 プレイ動画