●P5第19話『うららの秘密を探れ!』
脚本:山下憲一 演出:志田重俊・大塚隆史 作画:飯島秀一 美術:行 信三・長恵美子
●あらすじ(朝日放送公式HPより引用…)
うららの様子がなんかヘン。元気がないの・・・。
心配したうららのお父さんやおじいさんが、様子を見にナッツハウスにやってきた。
それをみてうららは、「私はおかしくない!」と怒ったの。
心配したうららのお父さんやおじいさんが、様子を見にナッツハウスにやってきた。
それをみてうららは、「私はおかしくない!」と怒ったの。
うららのお母さんはうららが小さい頃、病気で亡くなっていたの。
のぞみ達は、うららになにか悩みがあるなら、力になりたいとおもって、うららの後をつけると、うららは古いノートをてに持って買物をしはじめた。
その時突然ギリンマが現れて…
のぞみ達は、うららになにか悩みがあるなら、力になりたいとおもって、うららの後をつけると、うららは古いノートをてに持って買物をしはじめた。
その時突然ギリンマが現れて…
★概要
P5陣営で最後に家族構成が明かされたエピソードで、エピソードも中盤エピソードとしては意外に心に残り、同時に親子との愛が上手くまとまっている。
ナッツハウスから自宅に帰ろうとするうらら、するとのぞみが店の外に不審者がいると聞いてナッツが自ら出向いて注意すると、実は不審者の正体はうららの父親 春日野ミッシェル、祖父の平蔵であった。
そこにマネージャーである鷲雄が次回のミュージカルの台本を手渡しにネッツハウスにやってきたのだが、「最近うららの様子がおかしい。」という話を耳にしたらしく、「おかしくない。」と真っ向から否定する。
うららが自ら家族の話をするのだが、実は母親である春日野マリアはうららが幼少の頃に既に他界したという話に知る事になる。
その後、うららの後を追いかけるかのように、のぞみ達とミッシェル、平蔵、鷲雄と共にうららの後を追いかけるのだが、商店街の曲がり角を曲がった途端にうららはギリンマに拉致されてしまうが、うららが持っていたノートをコワイナー化させるのだが、実はそのノートはマリアが生前に残していた料理のノートであった事に知り、ノートへ直接ダメージが非常に困難で、ルージュファイアーやアクアストリームで直撃させる事が非常に難しい判断を迫られるが、ドリームアタックで見事コワイナーを撃破、同時にノートを奪回に成功。
その後、うららが買ってきた材料で推理していけば、わかっての通り…カレーの材料を買って料理し、のぞみ達全員に振舞いハッピーエンドとなる。
後の川村プリキュアシリーズの続編 スマイルプリキュア!の19話も同じ黄色プリキュアポジションであるやよい中心のエピソードであるが、物語の展開は大きく相違があるものの、他界した家族の構成が違いがある。
★戦闘シーン
今回の戦闘シーンは商店街から外れた建設中のビルの中での戦闘で、序盤は完全にギリンマに拉致される形で開幕となった。
先にうらら救出を優先するため、一気にギリンマに先制攻撃を仕掛けるルージュとアクア、怯んだ隙にうららを救出後うららが変身。
しかし、今回のコワイナーがノートであるという性質上、ルージュファイアーやアクアストリームでの直接ダメージを与える事が困難でコワイナーの動きを封じてから至近距離からのドリームのドリームアタックで見事撃破に成功して勝利する。
また今回のレモネードフラッシュも若干ノーマルとは違う部分があり、涙を浮かべながらギリンマに向けて放つシーンとなっているが、この辺もかなりの通で無い限り見分けがつきにくいので、注意深く観てもらえればお解りいただけるはずだ。
同じシチュエーションとして、川村プリキュアシリーズの続編であるスマプリ19話でのピースサンダーも通常時ではおっかなびっくりするピースがこの時だけは耐えてピースサンダーを放つというシーンがあるが、実はこの辺も5の19話の演出として大塚監督である事は確かである。
●登場キャラクター
夢原のぞみ(キュアドリーム)
夏木りん(キュアルージュ)
春日野うらら(キュアレモネード)
秋元こまち(キュアミント)
水無月かれん(キュアアクア)
ココ
ナッツ
ギリンマ
ブンビーさん(今回も僅かながらの出番。)
ノート型コワイナー
春日野ミッシェル(初登場)
春日野平蔵(初登場)
春日野マリア(回想シーンのみ)
鷲雄耕太
★エンドカード
のぞみ、こまち、かれん、りんのセル画は中盤において、美香からうららの応援の練習シーンで使われたセル画で、バックのうららのモザイク画は1話のバスの車内広告で飾られていたポスターからの流用。
●名場面
『遂に登場、うららの家族』
春日野家は基本的に父 ミッシェル、祖父 平蔵、そしてうららの3人であるが、亡き母マリアを含めると4人家族であった事がわかるが、マリアは同時に女優である事をこのエピソードで明かされており、ミッシェルはフランス出身であるが、日本在住で20年というから日本も流暢に喋れる。
実はうららは父親がフランス人、母親が日本人という事でハーフという事だ。
うららが幼い時に病によって他界してしまったという意外にツラい部分もあったが、そんな父と祖父、友人達の支えで今のうららがいるといってもいいだろう。
また、うららが女優になると決心するエピソードは続編のP5GG 18話で明かされる事になる。
●名場面
『うららのプロデューサーである鷲雄がうららに語る、両親の真実。』
戦闘後、なんとか無事に戻る事ができたうらら達…そこに待っていたのはミッシェルと平蔵、そして鷲雄が心配そうに出迎えに来て、鷲雄は母 マリアが無くなった事の話を自ら語りはじめる。
この辺の見解を取て、最も春日野家の存在を知り尽くした彼である同時に、芸能事務所の視点から見れば、危害が加えられた時の責任の重大さを彼が背負っているという部分にも大きく捉える事もできる。
●名場面
『うらら、初めてのカレーライスに挑戦。』
3話手前の15話にて、料理の腕的にあまり苦手であったうららであったが、このエピソードでまさかの大きく開花する。
これで少し大きく成長したかと思われる…のだが、37話でりんごの皮の剥き方もやはりあまり未熟な部分も残ってるのは仕方がないといってもいい。
だが1年後のP5GGにおいて、うららのカレー好きはいつの間にか、度が過ぎたレベルまで到達し、ホットケーキの生地の中にカレー粉を入れようとする未遂事件まで発展してしまってる。
●関連エピソード
★スマイルプリキュア!
第19話『パパありがとう! やよいの宝物』
【共通点】黄色プリキュアファミリーによる親の他界 必殺技バンクの若干の違い
川村プリキュアシリーズの続編であるスマプリことスマイルプリキュア!の19話も川村プリキュアシリーズにおいて、二代目黄色プリキュアメンバーであるピースことやよいにまつわるエピソードだが、5と大きく違う部分として両親から名付けられた自分の名前の由来と父が他界したという部分が大きく差別化されている。
また、先ほど戦闘シーンに解説したピースサンダーによる若干の違いがあるのもこのエピソードとなる。