★765プロ編 第2話『準備を始めた少女達』
伊織「全く、冗談じゃないわ! 何なの!あの役…この伊織ちゃんに全然そぐわないじゃない!」
と、なんだかんだと765プロに戻ってきた赤羽根P(←中の人の名前に合わせたプロデューサー)と伊織達…不満度爆発して戻ってくると、
何か出たんか?
そこにいたのは…
電話の応対していた小鳥さんの後ろ姿があったのでした。
小鳥「はい、…ではまたの機会に…よろしくお願い致します。」
P「…音無さん? もしかして、オーディションは…」
小鳥「ええ…、全滅です!」
\デデーン/
…どうすんの、765プロの未来はどうなるの?
今月に入ってから、誰も一人オーディションを通過していないという非常事態宣言なんだとか…
違うプロダクションの新人でありシリーズの後輩もビックリしちゃうほど。
伊織「んもぅ、納得できないわ!! なんでこの伊織ちゃんが落とされなきゃいけないワケ?」
P「仕方がないだろ、向こうが決める事なんだから。」
確かにね、文句いえませんわ。
審査員に見る目がないのよ!」ととにかくジコチューな意見をPにぶつける伊織。
あんまり、ジコチューしてると…
レジーナに素敵なジコチューにされちゃうぞ?
…冗談はさておき、
亜美「兄ちゃ~ん、亜美達もっとTVに出たいよ~。」
やよい「今月もお仕事無かったら、来月の給食費もピンチです~。」
…高槻家、存亡の危機にも立たされてるってワケか…かなり痛い現実ダナー。
P「確かにこのままではマズイ…とはいうものの、」
何故、このメンバーが落とされてしまうのか?
実は小鳥さん、その事で心当たりがあったらしく、ある写真を赤羽根Pに見せたら…
何ですか、この一部宣材向けの写真とはいえない写真。
流石に、笑えない…。
真美「何なに?兄ちゃん、選択すんの?」
りん「あんた達、本当にアイドル?」
伊織曰わく、「個性的なアピールしていこう」と言ったらしいのだが、
で、そこに…
真美「律ちゃん!これってもしかして!」
律子「そうよ!お待ちかねのお揃いのステージ衣装です!」
いや、その資金で765プロが絶体絶命フルスロットルのピンチに陥ってるのだが…。
どうみても、金貸してとしかみえんぞ。(笑)
律子「えぇッ!? コンポジット作り直す!? ダメダメ、あの衣装…一体いくらかかってるんですか!?」
作り直すとしても、既にこの衣装で使い果たしているという部分が負担になってるようで…。
亜美「ねぇ、律ちゃん!洗剤ジャブジャブ撮り直そうよ~。」
あかね「その洗剤やないわ~!!」
『宣材』と『洗剤』の文字違いに気付いていない双海姉妹…。
まぁ、完全に新しい撮影費を優先するのも一つの優先順位の課題でもあるのだが…
小鳥「長い目で見れば、これも先行投資ですよ。」
律子「…先行投資ね。」
律子「よし!いっちょやりましょーか!!」
P・や・双・伊「やった~!」
で、早速真達に連絡を入れまして…
この話に聞いた春香は…
春香「緊張して心臓、飛び出しそう。」
貴音「なんと!一大事です!! すぐに救急車を…」
りん「ハイそこ、救急車呼ばないの。」
貴音のあまりにもズレた行動で止め、トイレに行く春香…飛び出した挙げ句、
春香「ご、ごめんなさい!!」
冬馬「危ねぇんだよ!」
たまたま廊下ですれ違った冬馬にぶつかるのでした…春香のドジっぷりはスゴい。
で、事務所に戻ってきた真達…。
美希「美希、真はカッコいいのが似合うとおもうな~。」
真「えぇ~。」
雪歩「うんうん。」
だから、真は女の子だって事を知ってるよね? お二人さん。
ハイそこ、君は真よりロボッターを観ててね。(笑)
ファッション雑誌を見て、どんな風にするか話し合う双海姉妹と伊織、やよい。
なんだかんだと提案を出すのだが…
伊織「ダメよダメ! 今更こんな手垢のついたアイドル達を真似てどうすんのよ!!」
やよい「でも、私…貧乏だから手垢はついてないよ?」
…やよいには反抗できない伊織であったが、「アイドルの頂点に立つためには個性が大事なの!!」との事を教える伊織なのであった。
果たして、彼女達が語る個性とは!!
律子「後編に続く!」