●P5第22話『ミルクの家出で大騒ぎ!!』
脚本:清水 東 演出・絵コンテ:矢部秋則 作画監督:青山 充 美術 行 信三
★あらすじ(朝日放送公式HPより引用。)
今日は、ナッツハウスのバーゲンセールの日。
のぞみ達はナッツのお手伝いにやってきたんだ!
でもミルクに、手伝いならいらないと言われてしまうの。
手伝いは自分だけで十分というミルクだけど、始めてみたら失敗ばかり。
しかもその後、ミルクは商品の棚にぬいぐるみのふりをして座り、お客さんに買われそうになってしまうの。
ミルクは買われた後こっそり逃げ出して、またナッツハウスでぬいぐるみになりきれば、たくさんお金が入り、ココとナッツの役に立てるって考えたみたい。
ココとナッツは悪い事はいけないと怒り、ミルクはしょんぼり…家出をしてしまう。
のぞみ達はナッツのお手伝いにやってきたんだ!
でもミルクに、手伝いならいらないと言われてしまうの。
手伝いは自分だけで十分というミルクだけど、始めてみたら失敗ばかり。
しかもその後、ミルクは商品の棚にぬいぐるみのふりをして座り、お客さんに買われそうになってしまうの。
ミルクは買われた後こっそり逃げ出して、またナッツハウスでぬいぐるみになりきれば、たくさんお金が入り、ココとナッツの役に立てるって考えたみたい。
ココとナッツは悪い事はいけないと怒り、ミルクはしょんぼり…家出をしてしまう。
そこをナイトメアのアラクネアに捕まり大変!
心配になってミルクを探しにきたのぞみ達が駆けつける!
★概要
ミルクが初登場して2話目となる今回のエピソード、今回もまたもやミルクが騒動の火種を撒き散らす事になる。
ナッツハウスのセール当日、のぞみ達はナッツハウスに集まって、バーゲンセールの手伝いをすることになるのだが、「手伝いなんかいらないミル!」とミルクから真っ向拒否。
しかし、実際にミルクがやってみると、ミルクは完全にのぞみ達の足手まといにされる始末となり、結局コージからミルクの姿だと大事になりかねないから上に戻ってくれと言われて渋々戻り、店内を見下ろした時にまたもやミルクの悪知恵が働く。
そこにサンクルミエール通信の増子美香がやってきて、値札を持っていたミルクを見て購入するのだが、これを見たのぞみ達とコージは驚き、「これは非売品なんだ、値札を貼り間違えた。」とごまかし、何とかその場でしのぎ、何故このような事を及んだのか聞くと、「役に立ちたかった。」というのが本音で、「夜中に戻ってきて、朝になったらナッツハウスに戻ってくる。」と完全に詐欺行為に出ようとしていたが、「そんなお金は貰いたくない。」と厳しく言われ、ミルクはナッツハウスを飛び出してしまった矢先にアラクネアに拉致されてしまう。
無事にミルクを救出後、反省したかと思いきや、「当然ミル!王子を支える者して愛と気品にあることだからミル! のぞみなんか月とスッポンミル!」とまたもやふてぶてしい台詞を言い放って終わる事になるが、まぁバーゲンセールの売り上げは大成功したとの事で結果的にオーライといった所だろう。
今回の作画はプリキュアシリーズにおいての作画の重鎮 青山 充先生で、脚本は清水 東氏によるエピソードであった。
★戦闘シーン
今回の戦闘シーンはアラクネアが逃げ込んだ熱帯魚専門店が舞台で、今回のコワイナーはクラゲを召還したもので、触手で完全にのぞみ達の動きを止めて放電させてダメージを与えてくる強敵。
アラクネアは「第一、アンタ達が酷い事を言ったらしくて、家出したらしいじゃないか?」とぶつけるのに対し、「相手を思って、時には厳しい事を言うこともある!」とアクアが反論、同時にドリーム自ら体当たりをしながらメンバーを救出し、ミルクを救出、そしてコワイナーをドリームアタックで見事倒すことに成功する。
●登場キャラクター
夢原のぞみ(キュアドリーム)
夏木りん(キュアルージュ)
春日野うらら(キュアレモネード)
秋元こまち(キュアミント)
水無月かれん(キュアアクア)
小々田コージ(ココ)
ナッツ
ミルク
ブンビーさん(今回も僅かながらの出演)
アラクネア
★エンドカード
場面は23話の中盤…のぞみがただ一人で、カフェテラスで落ち込んでいた時に「みんなと仲良くするぞ~!けって~いッ!」のセル画からの流用であるが、アレンジは一切ない。
このエンドカードとは裏腹に、次のエピソードの内容は非常にトラウマ度が高い同時に、ちょっとした些細なトラブルで両者の関係が音を立てて崩れていき、険悪なムードが続くという非常に重い内容であるという事は、当時の視聴者も気付かなかったはず。
●名場面
『役に立ちたいと思ってやってみたら…結局、足手まといに。』
のぞみ達の手伝いはいらないと豪語するミルクだが、いざ実際にやってみると完全にのぞみ達のお荷物化してしまってるのが現状で、こまちが並べていたアクセを落としてしまうわ、棚の掃除をしようと思ったら、足を滑らせてバケツに溺れるわの大失態…これが既に美々野くるみになれていたら、完全に状況が変わっていた事だろう。
●名場面
『ミルクの耳による有効活用(?)』
最近のプリキュアファンにおいて、ミルクの意外に知られていないのがこのミルクの耳による腕的な要素であるが、階段を下りる時や机を持ち上げる際にやっていたのだが、何故こういう能力が使えたのかは未だに分かっていない。
しかし、その設定も後に忘れ去られてしまい、耳を使ったアクションは完全に風化してしまう事に…。
●名場面
『詐欺はダメ、ゼッタイ!』
どうしても役に立ちたかったミルク、ふと思い出したのが自ら売物になって変われて、夜中に逃亡して再びナッツハウスに戻ってくるという詐欺商法を企んでいた事に驚くのぞみ達だが、もちろんココとナッツはそんなお金を受け取りたくないというのは本音であるし、同時にナッツハウスの信頼も大きく損なうリスクもある。
もし仮に行為を及んでいたら、ココとナッツが警察に逮捕され、同時にのぞみ達も共犯の疑いをかけられてしまって、パルミエ王国復権という夢も一発に終わってしまったのではないだろうか?