220作品目、今回は1999年にタカラトミー発売 E-GAMES開発のチョロQシリーズ4作品目『チョロQワンダフォー』を触れてみたいと思います…過去にチョロQシリーズをやってきましたね。
WGP開催目前に迫り、主人公が不注意で優勝トロフィーを壊してしまい、それを元に戻すために現在と過去を行き交いながらレースや物語を展開していきます。
操作方式は十字キー+7ボタン方式で、ステア操作とアクセルとブレーキ以外にクラッチ操作、バックギア、ジェットタービン装備のジェットタービン発動、さらにバリアブルウィング装着時にはL1とR2で操作していき、最終的にはトロフィーを元に戻し、WGP制覇していく事が今回の目的です。
タカラトミーの人気フルバックミニカー『チョロQ』のゲーム作品の第4作目は、今までチョロQ3まで開発を手掛けてきたタムソフトから離れ、PS2版チョロQシリーズまで手掛けていくE-GAMESが開発する事になり、同時にマシンパーツ類も前作以上に格段にパワーアップし、同時に世界観も壮大なレベルになった同時にイベントの内容もかなり幅が広くなりました。
しかし、同時に前作までのシステムの全面改変により、一部システムや制度も大きく変わり過ぎてしまい、かなり微妙な内容になったのも事実。
ゼロツーことVer1.02~3までのメインであるレースに勝利して賞金でマシンをチューニングしていくという工程が廃止になり、同時にマニュアルシフトギアの廃止、ボディー変更というチョロQ最大の魅力と呼ばれる部分が無くなってしまったため、悪い言い方をすれば『上級者でも楽しめる内容から外された。』という上級者的に微妙な感じになってしまいましたね。
また、序盤でも手に入らないアイテムによって進めない場所もある他、地下迷路の進み方も初心者泣かせの難所であるため、完全に誰得なのか解らずじまいなさく品に成り下がってしまい、自分も地下迷路の辺りで行き詰まった他、ブラックシティまでは進んだのはいいが、攻略サイトによる情報面の少なさに四苦八苦という非常に厳しい状況に陥ってます。
イエロータウンの泥棒を捕まえるイベントやブラックシティの強盗を捕まえるイベントも前作より難易度が高くなっているためか、非常に捕まえるのも解らずじまいでどのルートへ逃走したのかマップデータも表示されないため、非常に困難な部分もある他、宝箱でゲットしたパーツ類はQ’sファクトリーというスポットでチェンジできないという部分もちょっとガッカリさせられる部分もあるため、過去のシリーズで慣れた人だとかなり不親切になったとしか言い様がないかなと思います。
またブレーキも前作までABSがあったため、一部有利に働きましたが、今作はABSそのものが廃止となってしまい、迂闊にブレーキを深く踏みすぎるとロックがかかってしまう危険性も出ているので、非常にレース面での操作では結構シビアなバトルになるかなと。
ゲームバランス的に過去のシリーズの熟練者だと、やはり物足りなさが感じるが、過去のシリーズを触った事がない人ならうってつけかなと思いますが、ゲーム中のヒントが意外に少ないため、かなり情報面に奔走させられる部分もあるので覚悟して挑むといいかなと思いますね。