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懐かしのゲーム作品を語る…第251回『プーヤン』

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251作品目、今回は1982年にコナミ・デジタルエンターテイメントの『プーヤン』を紹介、グラディウス以前に登場したコナミのSTG。

狼達にさらわれた子豚達を救うため、母親のプーヤンが奮闘する内容です。



操作方式は上下2方向レバー+1ボタン、メインショットオンリーとなり、メインショットは弓矢を放ちまして、狼の持っている風船を撃ち落とすと倒せますが、狼そのものを撃ち落とす事は不可能です。

偶数面は上に上がってきた狼がプーヤン達がいるゴンドラを目掛けて大岩を転がして落としてきますが、奇数面は落下した際にプーヤンのゴンドラの背後に回り込んで捕食しようとしてきます。

捕食される、狼が投げてくる石に当たる、狼達が動かした大岩がゴンドラの真下までくると1ミス、残機ゼロでゲームオーバー。

2面構成のエンドレス制で、3面はボーナス面扱いになります。



80年初期のコナミ作品ときけば、コアなファンならコナミ作品のSTG初期で、スクランブルとスーパーコブラ、タイムパイロットがありますが、コミカルなSTGになればプーヤンではないでしょうか?

元々、童話の『三匹のこぶた』をモチーフにしたゲーム作品になりますが、スタートBGMが『森のくまさん』と全然マッチしてない感がありますが、これも当時のゲームによる制約がありますからね。(笑)


画面構成的にスペースインベーダーを横にした感じになり、自機の移動が上下移動という制約があるため、慣れるとなればそれなりの熟練が必要になります。

特に一匹でも狼を撃ち損ねるとリスクが高まるという点に関しては、後のグラディウスシリーズやパロディウスシリーズで起用されるランクシステムのルーツもこの辺にあるのではと思います。

エレベーターの最上段に『肉』を取って撃ち放つと、狼達を一網打尽にして突き落とす事が可能になり、3面はこれを応用したステージとなりますが、以降はこれの繰り返しです。


ゲームバランス的に当時のコナミとしては非常に面白く、今のビーマニシリーズオンリーで突っ走っているコナミと比較するとこっちの方が面白いです。

ただ、難点は面構成の乏しさと上下移動ができないによる操作性のハンデがある点でしょう。


発射方向が後のグラディウスシリーズみたいに右方向へショットを放つのでなく、ナムコのスカイキッドみたいに左方向へ放つため、慣れないうちは独特の操作に戸惑い、知らず知らずにミスのリスクを高めてしまう傾向がありますね。



他機種の移植でFC版が存在し、こちらはコナミではなくハドソンからリリースしていますが、一番マイナーなのが学研から液晶ゲームが発売されていたそうですが、液晶ゲーム版は入手自体が難しいレベルになります。


また、90年代後半にACとPS版に『コナミ'80sアーケードギャラリー』という作品があり、ロードファイター、イーアルカンフー、タイムパイロット、ジャイラス、シャオリンズロードと共に収録されてますが、こちらもエミュ筐体以外による実機を見つけるのは難しいです。

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