●スマイル22話『一番大切なものって、なぁに?』
脚本:米村正二 演出:田中裕太 作画:仁井学・梅津茜・平野絵美 美術:田中美紀
【放送当時データ】2012年7月8日 朝日放送・テレビ朝日系列
なお「キャンディも、デコルも…」
れいか「みんな、奪われてしまいました…。」
前回、一進一退の攻防の末で最後のキュアデコルをゲットしたのだが、その隙を狙ってデコルが入ったデコルデコール、さらにキャンディをジョーカーに強奪される
という予想外な展開になってしまうとは誰もが予想したのだろうか…。
そこに、
みゆき「まだだよ!!」
あかね「みゆき?」
みゆき「私、思いだしたの!」
あかね「星デコル、なんで!?」
みゆき「笹を飾ろうと思って、私が付けてたんだ!」
なお「て、事は?」
みゆき「うん、まだ希望はあるよ!」
たまたま、七夕の飾りに飾り付けた星デコルが全てフルコンプを阻止できたのは不幸中の幸い…しかし、奪われたデコルデコールとキャンディを救うとなれば、どうやって行くべきなのか…。
れいかは、一枚の短冊を見つける…
れいか「『みゆき達と一緒に遊ぶクル…』」
なお「それって…」
あかね「キャンディの短冊?」
七夕の飾りの中にキャンディが書いた短冊を見つけるみゆき達…。
そこには、キャンディがみゆき達宛に書いた願い事であった…これを見て、
みゆき「やっばり、落ち込むヒマはないよ!」
なお「でも、キャンディはどこへ?」
確かに、君達の先輩にあたるP5陣営ならシロップという仲間がいて、どこへでも行けるという特殊能力を持っているけど…
ポップ「…恐らく、バッドエンド王国でござる。」
あかね「そこって…」
ポップ「皇帝ピエーロが封印されてる場所。」
バッドエンド王国へ向かうには、ポップが使ってきた絵本の中に入り、そこからメルヘンランド経由で飛ぶしかないのである。
もはや、迷ってる時間はない…奪われたデコル、そしてキャンディを助ける為に、みゆき達はメルヘンランドへ向かうのであった。
一方、バッドエンド王国…
ジョーカー「さて、君に一つ聞きたい事があります…。君はメルヘンランドで、何か特別な力を手に入れましたか? ミラクルジュエルとか?」
流石にキャンディがミラクルジュエルの在処を知るはずが…
キャンディ「そんなの知らないクル。」
ジョーカー「本当に?」
だったら、自分で調べなさい…一番の解決方法はそれしかないでしょう。
ジョーカー「どうも、ウソではなさそうですね。」
なわけないだろ、既にアンタはミラクルジュエルが…
まぁ、プリキュアは負けないからと反論するキャンディ。
ジョーカー「それはどうでしょう、だってデコルはもうすぐ…ここに。」
…やっと気付いたな、おバカさん。
はい、無駄無駄…デコルデコールに2つぐらいスペースあるでしょう?
HAHAHA~、足元すくわれましたな~、ジョーカーさんよぉ。(笑)
「やってくれましたね。」と半分キレたジョーカー、今頃になって後の祭りであるが、最後のバッドエナジーを奪ってピエーロを復活を狙うという手を放つのであった。
メルヘンランドに着いたみゆき達、しかし…賑やかな雰囲気とは裏腹に沈黙の気配が漂っていた。
みゆき「うわ~、キレイ。」
そんな悠長に言ってる暇じゃないでしょ?
ポップいわく、メルヘンランドの住人はいるが、やはり皇帝ピエーロによる影響で閉じこもってしまったらしい。
とにかくデコルデコールとキャンディを連れ戻す事が最優先であるが、
そこに…
「それは困ります。」
堂々と出てきたジョーカー、しかし…みゆき達はこのジョーカーの強さに翻弄させられようとは誰もが予想していただろうか…。
なお「断ると言ったら?」
ジョーカー「いいから…さっさと…」
ジョーカー「よこせぇ!!」
さっきのデコルが一つ足りないからといって逆ギレするとは…ジョーカーも意外にキレやすい奴だったとはねぇ…
真姫「何、その逆ギレ…イミワカンカイ。」
確かにね、というわけでスマイルチャージ。
開幕から完全にジョーカーのターンという状況…トランプでブロッキング放ち、さらにスキさえ与えない連続技の嵐。
ジョーカー「こんなもんですか?」
じゃ、アンタと同じぐらいの幹部の敵を紹介しましょうか?
このお二方をね、ほぼ互角だけど、カワリーノさんの方が最もジョーカー以上に鬼畜ですからね。
一か八かのハッピーシャワーを放つが…
完全に防御、そして反撃…攻撃さえもまさに傷と埃を一つさえ付けられない程の曲者であった。
最後のデコルを奪われた同時に…
バッドエンド空間に包み込まれた同時にバッドエナジーを放出されてしまうスマイル陣営。
完全に赤子の手を捻られた如く、ジョーカーに崇拝されるのであった。
(後編に続く)