ミッドシップ4WDV型10気筒、もはや最強の方程式のスーパーカー!
アウディR8クーペ 5.2 FSI クワトロ
ドイツを代表するスポーツカーといえば、RUFのベース車でもあるポルシェが一番代表的に上げられるが、そんなアウディが世に放ったスーパーカーといえばこのR8クーペである。
マシン駆動方式はアウディお得意の『クワトロ』シリーズによるフルタイム4WD方式であるが、エンジンは車体中央部分に搭載されており、ミッドシップタイプの4WDという特殊なレイアウトを採用されており、これと同じ構造でポルシェの959もこの方法を取り入れており、足回りは前後ダブルウぃっシュボーン方式を採用、さらにこのサスペンションにはガス封入式のショックアブソーバーとマグネティックライドのどちらか選択できる仕組みで、日常的に扱えるノーマルモードと本格的なスポーツ走行ができるスポーツモードが選択できるようになっている。
トランスミッションは6速マニュアルミッションと7速のデュアルクラッチトランスミッションの『Sトロニック』のどちらか選択できるが、今回マキシ5DXに参戦しているR8クーペは6速マニュアルが採用され、搭載ユニットは5.2リッターのV型10気筒の直噴方式のパワーユニットを搭載し、最高出力は525馬力に設定されているが、マキシの初期馬力のレギュレーションに併せて300馬力からのスタートに設定されている。
このマシンのプロトタイプが2003年のドイツ・フランクフルトでのモーターショーで『アウディ ル・マン クワトロ』という名前で姿を現し、ル・マン24時間耐久レースに参戦しているR8のレースカーとほぼ同じテクノロジーがそのまま採用され、さらにボディはアウディ独自のASF(アウディ・スペースフレーム)と呼ばれる、ボディのみの重量が210kgという超軽量化を実現した。
生産拠点はドイツのネッカーズルムの工場で生産、一日で約20台のペースで生産されており、日本での発売は2007年夏に発売、1670万円で販売され、マキシに参戦している6速仕様は2009年2月から追加、マキシと同じグレードは同年4月から発売開始された。
他にもオープンモデルのスパイダー、電気自動車仕様のEV、SUPER GTのGT300クラスで参戦していたR8 LMSと幅広く参戦している。
●アウディR8クーペによるTOYO TIRE TVCM
R8クーペは意外にTVでの露出度的に高く、特にTOYO TIREのTVCMでは二台のR8クーペによるど派手なドリフトパフォーマンスを魅せている。