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初代GT マシンセッティング 第9回『R33型スカイラインGTS25 タイプM』

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●R33 SKYLINE GTS25 Type-M
 
★解説
1994年秋、9代目スカイラインのR33が誕生し、そのFRスカイラインでスポーツグレードといえばGTSタイプMである。

先代のR32より車体サイズが一回り大きくなり、ホイールベースもやや長めに設定され、搭載ユニットは2.5リッター直列6気筒のインタークーラーターボ搭載のRB25DETTによる一種となり、2リッター仕様のRB20DEは廃止された。
 
前期型と後期型が存在するが、初代GTは前期型を採用しており、GT-Rより全体のポテンシャルは低いが、R32のGTSに負けない性能は秘めている。

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★セッティングの注意点…
 
初期馬力が250馬力と意外に高めであるが、GT-Rみたいに600馬力以上のパワーを引き出す事ができず、最高でも380~400馬力辺りで頭打ちという形になるため、同じ排気量のライバルであるチェイサーみたいに過激なパワーは求められない。
 
やはりボディサイズによる運動性能がもっさりした感じが強いため、GT-Rみたいにキビキビと動きづらいのも難点だが、かなりセッティングに苦労させられるので注意。
 
メガスピードカップ、GT世界選手権、チューニングカーNo.1決定戦にはあまり向かないが、日米英限定戦なら多少張り合える。
しかし、やはりボディ重量による挙動がもっさりしているので、旋回時に意外に苦しめられるのはこの車種の宿命と受け取ってもいい。
 
画像のセッティングならば、日米英戦でも問題なく走れるが、堅実な走りをキープしながら上位にくらいついていけるかが、大きな鍵となる。

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★レース仕様
全日本GT選手権に参戦していたユニシアジェックス仕様カラーになるが、元々はGT-Rがベースなのに、GTSだとかなりやっつけ感が強い。
 
別カラーはシルバー&ブルーになるが、こちらも後の全日本GT選手権に参戦していたザナヴィカラーっぽくなる。

★トリビア

●R33のGTSは意外にチューニングカーとして使われたケースが少なく、愛好家が少なく、実際にコックピット館林にデモカーがあった。
 
●RB25DETTのターボを起用されたのはこのモデルからで、98年に登場した10代目のER34の25GTターボは280馬力を発生、尚且つ扱いやすさで人気を博し、ドリフト仕様も数多く出回った。
 
●R33のGTSのTVCMで、牧瀬里穂が「男だったら乗ってみな。」という挑発的なキャッチコピーと花束で男性を叩くという過激な内容があったが、数日のうちに「きめたかったら乗ってみな。」に差し替えられた。
 
●R33GTSが発売された3ヶ月後にR33のGT-Rが発売されたが、GT-Rのみ94年度末まで生産が続投するというスケジュールが組み込まれていたため、GT-Rは3ヶ月後の95年1月に登場した。
 
●ユニシアジェックスは神奈川県の厚木市にある日産グループ系列の部品メーカーで、前世代はアツギユニシアという名前で名乗っていたが、現在は別の社名に変更された。
●R33 スカイラインGTS TVCM

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