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初代GT マシンセッティング 第10回『R32型スカイラインGT-R』

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●SKYLINE GT-R(BNR32)
 
★解説
1989年5月に8代目スカイラインを発表し、遅れて3ヶ月後の8月にスカイラインの最上級スポーツモデル『GT-R』。
当時、グループAレースで海外車種に苦戦を強いられた日産が、901運動の最中に『モータースポーツに勝つ。』という使命を託し、当時のグループAレースにおいて、猛威を振るっていたフォード・シエラを見事勝利する。
 
当時国内最高出力において280馬力という馬力を発生する2.6リッター直列6気筒DOHC、インタークーラー搭載のセラミック合金製のツインターボチャージャーを搭載した『RB26DETT』、電子制御方式の4WDシステム『アテーサE-TS』を装備と当時のスポーツマシンの頂点に立った。
 
初代GTでは、通常ベースの89年仕様と91年仕様、ブレンボ製のブレーキとBBS製ホイールを装備した『V-spec』シリーズ、500台限定で発売されたNISMOバージョンが参戦している。

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★セッティングでの注意点…
価格は高めであるが、扱いやすさの中ではR33よりはこっちの方が上となる。
マシンセッティングデータを上手く扱えば、どのステージにおいてもオールマイティに扱えるマシンになるが、参戦するレースに合わせてのセッティングデータの試行錯誤の作業が多くなる。
 
例えば、扱いやすさを重視にした400馬力仕様、GTカップやGTワールドカップ等といった高難易度レースに対応するための600~700馬力仕様、最高速重視等といった別々のセッティングデータを作らなくてはならないが、GT2(グランツーリスモ2)では一つ、GT4(グランツーリスモ4)では3つしか作れないという部分をみれば、こちらの方が細かいセッティングが作れる。
 
画像は600馬力仕様のセッティングになるが、600馬力仕様なら十分な戦力になるが、その分だけレース仕様でのダウンフォースの調節にも心掛けてもらいたい。

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★レース仕様
モデルは※1カルソニック仕様のレプリカであるが、実際のレース仕様と異なり、ウィングがハイマウントタイプになる。
基本的にブルーであるがレッドに変更すること可能で、レッドにすると一味違った感じになり、GT2では両カラーともSKYLINEの部分がちゃんとCALSONICに差し替えている。
 
V-specやNISMO仕様、チューニングカー王座決定戦のプレゼントカー仕様も同様であるが、プレゼントカーのみ湾岸マキシに登場する※2RSワタナベのSTEELARのゴールドになっている。
 
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【※参考資料 ①】実際のグループAのカルソニック仕様R32型スカイライン
 
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【参考資料 ②】プレゼントカーのレース仕様のR32に装備されたRSワタナベのSTELLAR。

★トリビア
 
●人気コミック『湾岸ミッドナイト』の秋川レイナ、アキオと友也、後藤が手掛けたガレージACEのデモカー、平本洸一の愛車として登場してる他、『頭文字D』では中里 毅、北条 凛の愛車として登場しているが、唯一のV-specIIに乗っているのは中里 毅のみ。
 
●当時の車種で280馬力というパワーは前代未聞で、しかし「これ以上の馬力を上げるとリスクが高まる。」という国からの方針で、上限として280馬力が定められた。
 
●初代GTにおいて、R32のNISMO仕様は意外にレア車種となり、かなりの確率で出現しない。
 
●登場から既に27年経過しており、中古車市場でも人気の高い車種であるため、程度が良くても値が下がりにくい傾向が強いが、近年は中古で輸出するケースも少なからずある。
 
●チューニングしたRB26DETTはとても頑丈であり、1000馬力まで発生する事も可能だが、同時に強化する箇所も非常に多くなり、コストも掛かる。

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