281作品目、またまた今回もPS2のタイトーメモリーズ収録作品…今回は1987年にタイトーからリリースした『フルスロットル』、あのチェイスH.Q.が出る前にリリースした作品。
前期仕様FC型RX-7を操り、目的地まで最速タイムを競い合うクルマゲーですが、PS2のタイトーメモリーズ2下巻の基準に合わせてます。
操作方式は十字キー+6ボタン方式、十字キーでステア操作、アクセル、ブレーキ、LRボタンがシフトギア操作、一定時間急加速するオーバーテイクボタンで構成されておりますが、ゲームをスタートする際にクレジット投入ボタンも含めます。
各区間の終わり付近にチェックポイントを通過するとタイムが加算されますが、タイムがゼロになるとゲームオーバー、全5ステージ構成による1周エンド制です。
1986年に登場したセガのアウトランの影響をかなりリスペクトした作品で、アーチ区間を走る部分もまさにそれを見事パクりましたという感じが強く、アウトランみたいに優雅なドライブを楽しむアウトランに対し、フルスロットルはひたすら飛ばしまくるという単純明快な内容になってますが、さらに道中区間にさらに分岐ルートも多く、ここもアウトランとの差別化を図ったといっても過言ではないのですが、可動タイプ筐体はまさしくアウトランの可動タイプをマネした感じでした。
しかし、このフルスロットル…僅か1年という短期間で姿を消してしまったという悲しい運命を背負わされたタイトー唯一のクルマゲーで、当時はタイムアタックによる要素が非常にウケが悪く、翌年のチェイスH.Q.にROMごと交換されてしまったフルスロットルの筐体も少なからずありまして、小学生時代に山形駅前にあった今無きニチイ(後のビブレ)の7階のゲームコーナーにひっそり稼動してました。
この近い要素が、9年後の1996年に登場したサイドバイサイドシリーズ、1999年~2006年に登場したバトルギアシリーズの原点となり、オーバーテイクスイッチによる急加速システムはバトルギア4のチューニングシステムとして採用することになります。
ゲームバランス的に本家のアウトランと比較すると、動きがぎこちなく、さらにRX-7といえばロータリーエンジンによる独特のエンジンサウンドがウリなのに、エンジンサウンドが一昔前のディーゼル車みたいなサウンドで、PS2とACにあった『頭文字Dアーケードステージ』シリーズの1と2で、『掃除機みたいなエンジンサウンド』の方がマシなレベルになると思います。
ゲームバランスは、アウトランより悪く、一部区間の視界が見づらい、非常に狭い区間が多くて他車への接触リスクも高い、BGMもラジカセから録音した音質で、アウトランの劣化版と言っちゃったら終わりかと思いますね。
他機種では、PS2のタイトーメモリーズ2下巻以外では、シャープのPC X68000版がありまして、こちらは同版の初代グラディウスを送り出したS.P.Sというメーカーからリリースしてましたが、NOSを使うとバックして進んでるという不可解な事が…
前期仕様FC型RX-7を操り、目的地まで最速タイムを競い合うクルマゲーですが、PS2のタイトーメモリーズ2下巻の基準に合わせてます。
操作方式は十字キー+6ボタン方式、十字キーでステア操作、アクセル、ブレーキ、LRボタンがシフトギア操作、一定時間急加速するオーバーテイクボタンで構成されておりますが、ゲームをスタートする際にクレジット投入ボタンも含めます。
各区間の終わり付近にチェックポイントを通過するとタイムが加算されますが、タイムがゼロになるとゲームオーバー、全5ステージ構成による1周エンド制です。
1986年に登場したセガのアウトランの影響をかなりリスペクトした作品で、アーチ区間を走る部分もまさにそれを見事パクりましたという感じが強く、アウトランみたいに優雅なドライブを楽しむアウトランに対し、フルスロットルはひたすら飛ばしまくるという単純明快な内容になってますが、さらに道中区間にさらに分岐ルートも多く、ここもアウトランとの差別化を図ったといっても過言ではないのですが、可動タイプ筐体はまさしくアウトランの可動タイプをマネした感じでした。
しかし、このフルスロットル…僅か1年という短期間で姿を消してしまったという悲しい運命を背負わされたタイトー唯一のクルマゲーで、当時はタイムアタックによる要素が非常にウケが悪く、翌年のチェイスH.Q.にROMごと交換されてしまったフルスロットルの筐体も少なからずありまして、小学生時代に山形駅前にあった今無きニチイ(後のビブレ)の7階のゲームコーナーにひっそり稼動してました。
この近い要素が、9年後の1996年に登場したサイドバイサイドシリーズ、1999年~2006年に登場したバトルギアシリーズの原点となり、オーバーテイクスイッチによる急加速システムはバトルギア4のチューニングシステムとして採用することになります。
ゲームバランス的に本家のアウトランと比較すると、動きがぎこちなく、さらにRX-7といえばロータリーエンジンによる独特のエンジンサウンドがウリなのに、エンジンサウンドが一昔前のディーゼル車みたいなサウンドで、PS2とACにあった『頭文字Dアーケードステージ』シリーズの1と2で、『掃除機みたいなエンジンサウンド』の方がマシなレベルになると思います。
ゲームバランスは、アウトランより悪く、一部区間の視界が見づらい、非常に狭い区間が多くて他車への接触リスクも高い、BGMもラジカセから録音した音質で、アウトランの劣化版と言っちゃったら終わりかと思いますね。
他機種では、PS2のタイトーメモリーズ2下巻以外では、シャープのPC X68000版がありまして、こちらは同版の初代グラディウスを送り出したS.P.Sというメーカーからリリースしてましたが、NOSを使うとバックして進んでるという不可解な事が…