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初代GT マシンセッティング 第14回『JZX100 チェイサー・ツアラーV』

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●CHASER ツアラーV JZX100
 
解説
1996年9月に登場した6代目のチェイサー、直列6気筒の2.5リッターによるターボグレード『ツアラーV』と自然吸気グレード『ツアラーS』、ラグジュアリーグレード『アバンテ』の3グレードがそれぞれラインナップされ、初代GTではターボモデルのツアラーV、自然吸気モデルのツアラーSがエントリーしている。
 
そのなかでも、ターボモデルのツアラーVの最高出力は、当時の国内最高出力規制ギリギリの280馬力を発生し、足回りも前後ともダブルウィッ主ボーン方式を採用。
ハイパワーでもしっかり踏ん張っていけるサスペンション性能に仕上がっており、同じクラスである日産のR33スカイラインGTSより30馬力高く、下手なスポーツマシンさえも倒してしまう実力を持っており、当時のJTCC(全日本ツーリングカー選手権)でも大活躍した。

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★セッティングでの注意点…
フルチューンでもその実力は計り知れず、同じ1JZ-GTEを搭載している70系スープラ、30系ソアラ以上に高い戦闘力を持っており、特にタービンステージ4を使ってもゼロ発進時のターボラグも最小限に抑えられている、ポート研磨とフルバランス、レーシングタイプのインタークーラーとマフラーでも750馬力まで引っ張る事もできる。
 
問題はホイールベースが眺めであるという点であるが、重量面ではこっちの方が若干軽く、高速粋でもグイグイと引っ張っていけるのも最大の武器で、ギア比率も上手くマッチすれば、メガスピードカップで参戦している80系スープラ、GTOでもスリップストリームを使っていけば勝てる可能性もある。
 
しかし問題は、チューニングカー王座決定戦だとランエボIIIやNSX-Rといった軽量車種陣営に少し手を焼く事になるが、この辺は上手くテクニックとサスペンションのジオメトリーの見直しも必要になる他、堅実な走りも求められるだろう。

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★レース仕様
98年シーズンまで参戦していた全日本ツーリングカー選手権仕様のチェイサーになり、カラーはレッド×ホワイト、ブルー×ホワイトのどちらか選択が可能になる。
 
また、グランツーリスモカップ総合優勝を果たすとゲットできるチェイサー・LMエディションもこちらも全日本ツーリングカー選手権に参戦していたアドバンチェイサーがモデルとなっている。

★トリビア
 
●全日本ツーリングカー選手権は、1985年から1998年まで行われていた自動車レースで、後の全日本GT選手権ことSUPER GTもこの選手権が源流となっている。
 
●94年から、全日本GT選手権との差別化を図られ、JTCCとして再出発し、初代GTに参戦している日産・プリメーラ、ホンダ・アコード、トヨタ・コロナエクシヴ、そしてこのチェイサーが参戦していたが、98年シーズンを最後に終了となった。
 
●同年の98年、ストリートでのドリフトが流行りだした頃であり、神奈川県を中心にチェイサーによるドリフト仕様車が続々と誕生し、『神奈川仕様』という仕様が生まれ始める。
大黒ふ頭や南部市場といった臨海部でのドリフトが進出し、この頃から90系と100系のチェイサー、マークII、クレスタ、日産はC35型ローレルでのドリ車と出てきた。
 
●D1グランプリにおいては、高橋邦彦選手がこのチェイサーで参戦していた。
 
●1JZ-GTEは意外に耐久性が高く、強化していても600馬力以上でも壊れにくいという高い性能を持っており、98年仕様からはトヨタの可変バルブタイミング機構『VVT-i』を組み込まれており、性能も向上した。
 
●チェイサーはこの6代目で生産終了となったが、2001年に後続車種のヴェロッサという車種が事実上の後継モデルであった。
しかし、3年後の2004年に生産が終了し、ヴェロッサの後続モデルもなく消滅となった。
 
●TVCM JZX100系 チェイサー

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