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ハートキャッチプリキュア! シリーズ詳細

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●ハートキャッチプリキュア!
【放送期間】2010年2月~2011年1月
 
●ストーリー(Wikipedia内の『ハートキャッチプリキュア!』のあらすじより引用。 東映アニメーション&朝日放送内のHPに元のあらすじが掲載されていないための処置。)
中学2年生の花咲つぼみは希望ヶ花市に引っ越してくる車中で、こころの大樹が砂漠の使徒に襲われ、キュアムーンライトが敗れゆく夢を見ていた。
 
つぼみは転校を機に内気な自分を変えようと決意したが、強引でマイペースなクラスメイト・来海えりかに振り回されてしまう。新たな環境に戸惑う中、つぼみの前に、夢の中で見たこころの大樹の妖精・シプレとコフレが現れる。シプレとコフレを追ってきた砂漠の使徒の幹部・サソリーナは、居合わせたえりかのこころの花を奪ってしまう。
 
つぼみは妖精にプリキュアになる資格があると聴かされ、彼女を救うため、つぼみはシプレの力を借りてプリキュアに変身することを決意する。

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●解説
2010年2月から1月までオンエアされたプリキュアシリーズ7作目で、同時に過去のプリキュアシリーズの中で最も人気の高かったシリーズ。
 
プロデューサーは前作のフレッシュプリキュア!から引き継いだ梅澤淳稔プロデューサーを継続採用、そこにこのシリーズでかつて1999年から2003年まで4年間人気を博したプリキュア以前の人気ニチアサ作品であった『おジャ魔女どれみ』シリーズのスタッフを加え、キャラクターデザインに馬越嘉彦、企画担当に関弘美、シリーズ構成は※山田隆司氏を迎え、さらにプリキュアシリーズメインヒロインで異例の大物として水樹奈々を起用した事、さらに女の子が好きな物として、花やファッションという要素を基本を重視した結果、メインターゲットの女児のみならず、水樹奈々を知ってるけど普段から観ないアニメファンまで大きく支持を獲得した。
 
バンダイナムコホールディングスの年間売上高で、このシリーズ史上最高額の125億円を達成し、プリキュアシリーズ史上の大当たり作品を引く事になり、2016年現在でもこの額に近づいてる以降のシリーズは一作もないが、過去のシリーズとしては123億円を叩き出した『ふたりはプリキュアMaxHeart』以来となる。
 
※放送当時は、山田隆司ではなく、『栗山 緑』という名義でクレジット表記されており、プリキュアシリーズ以前のシリーズである『明日のナージャ』でも別名義で参加していた。

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●未だに目的の謎が多い『砂漠の使徒』
このシリーズのプリキュアと戦う敵として登場する砂漠の使徒、Wikipedia内の開設によると、『敵組織が作り出す怪物は人間の「心」の負の部分から作りだされるという設定になっており、また各話の物語は人間の心情を扱うものが主軸となっている。』との事であるが、その首謀者であるデューンの目的も未だに完結した以降でも未だに謎のベールに包まれたまま完結し、過去と以降とプリキュアシリーズでは、敵組織の目的も意外に明確的にハッキリしているが、唯一…この砂漠の使徒だけが多くの謎が明かされないままになっている。

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●TVシリーズでは初のダークプリキュア、そして…過去のプリキュアの存在。
前者のダークプリキュアに関しては、2007年公開された劇場版『Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!!』で初めてダークプリキュアが誕生しているが、TVシリーズによるダークプリキュアを登場したのが、このハートキャッチプリキュア!でもあり、この辺も多くの大友のプリキュアファンから大いに人気を博し、一世代前のプリキュアの存在も描かれたのも、このシリーズでつぼみの祖母である薫子がキュアフラワーとして登場、さらに劇場版では名前だけの存在であるが、キュアアンジェの存在も明かされている。

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●真打ともいえるキュアムーンライトことゆりがムーンライトになった真実。
1話でダークプリキュアに倒されたムーンライトことゆり。
その後復活するまでの間は長く拒否し続けたことも大きく有名になったが、去年9月に講談社キャラクター文庫によるノベル版で、ムーンライトになったキッカケからダークプリキュアまで倒されるまでの時間軸を描かれている。
 
アニメ版では少しながら、ゆりの相棒であった妖精コロンの存在があり、34話で復活できたが、最後の言葉を残して消えていく場面はプリキュア史上一番泣ける名場面でもある。

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●NHKやテレ朝以外の民放、さらには各メディアでも多く取り上げられ、プリキュアの知名度は上がり、もはや人気の市民権を得ることに…
以前のプリキュアシリーズにおいて、あまり他の民放局での取扱う経緯は非常に少なく同時に厳しい制限を加えられ、そのなかでもNHKは非常に他局によるキャラの登場に関しては厳しく制限をかけられるほどの鉄壁なガードっぷりでもあった。
 
しかし、NHKでオンエアされている音楽情報番組『MUSIC JAPAN』で元々、水樹奈々さんがこの番組のナレーションをなっているという繋がりで、工藤真由さんや池田彩と共に着ぐるみのハトプリで登場するキッカケで、その年の紅白歌合戦にもAKB48との競演を果たすという大きな大役を果たす事になり、その後の※2011年のMUSIC JAPANでもスイートプリキュアによる着ぐるみも登場しての出演を果たし、NHK BSでオンエアされたアニメカルチャー番組でも、オールスターズDX3の特集を組んだぐらいである。
 
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その影響を受けたのか、別のアニメ作品として、後のMUSIC JAPANや2015年の紅白歌合戦には、丁度ハートキャッチプリキュア!と同じ年にKADOKAWAから敢行している美少女アニメ・ゲーム関連雑誌『電撃G'sマガジン』の読者企画から誕生した人気アニメ『ラブライブ!』よりμ'sもオファーを持ってきて、さらに翌年にはEテレでの再オンエアを果たすという起爆剤にもなった。
 
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NHKによる影響を受ける前、その前に大きく取り上げたのが同年6月30日の読売新聞の夕刊内の記事『POP STYLE』で、ハートキャッチプリキュア!による特集も組まれ、このときのプリキュア人気が凄まじい事を裏付けられる。
 
新聞記事によるプリキュアの特集を組まれるのはあまり例がなかったが、日刊スポーツのプリキュア新聞が発売される前に掲載された話は、コアなプリキュアファンでないと分からないだろう。
 
この年から、東京MXテレビでのプリキュアシリーズの再放送が開始され、その後に関東独立UHF局中心による過去のプリキュアシリーズの再放映が増え始めたが、一部の局は長続きができず、数作品のみで打ち切ってしまったという弊害も起きてしまっており、南関東ではtvk(テレビ神奈川)がそのうちのいい例である。

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●スタッフ
 

★プロデューサー
吉田健一郎(朝日放送) 
佐々木礼子(ADK)
梅澤 淳稔(東映アニメーション)
 
★企画
西出 将之(朝日放送)
松下 洋子(ADK)
関 弘美(東映アニメーション)
 
★シリーズディレクター
長峯 達也(代表作:ハピネスチャージプリキュア!)
 
★シリーズ構成
山田 隆司(放送当時は『栗山 緑』名義であった。)
 
★キャラクターデザイン
馬越 嘉彦
 
★美術デザイン
増田竜太郎
 
★音楽
高梨 康治
 
★色彩設計
佐久間 ヨシ子
 
★製作担当
額賀 康彦

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●最近の再放送による動向…
 
終了してから半年~2年に、関東独立UHFによるプリキュアシリーズの再放送を開始したシリーズでこのハートキャッチプリキュア!が一番多く、特にこのシリーズから始めた関東独立局は、北関東エリアでは群馬県の群馬テレビと埼玉県のテレ玉ことテレビ埼玉、南関東では神奈川県のtvkことテレビ神奈川だが、2013年からは東北地方で山形テレビでも昼頃にオンエアされている。
 
2016年現在は、残念ながら1局もオンエアされていない。

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★総評
以降のプリキュアシリーズによる爆発的な人気の起爆剤を作り、年齢問わずにプリキュアファンの獲得数を大いに貢献した名作であるのは確かであり、このシリーズで爆発的な人気を果たしていなかったら、今のプリキュアも放送されずに途中で終わっていた可能性もあった事であるが、梅澤Pの選んだオーダーが非常に良かったともいえるのは確かである。
 
『プリキュア=小さい女の子が観るアニメ』という懸念をさらにぶち壊し、『プリキュア=国民的アニメ』という定義に切り換えにおいて、かつての美少女戦士セーラームーンも『セーラームーン=女の子が観るアニメ』から『国民的アニメ』へと通ったのだから、ある意味でハトプリは、今のプリキュアシリーズによる大きな転換期を迎えた中間点的な作品なのかもしれない。

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