今回も特別企画、『プリキュアシリーズ10年の歴史』シリーズをお届けしております…P5GG第29話のレビューの方も少し伸びてしまってますが、どうしても特別企画という事なので。(汗)
さて、今回は2010年編…プリキュアシリーズにおいて、最も大きな歴史を築き上げた年でもあります。
その前に…前回の2009年編にてフレプリ編で書けなかったはみ出しコラムから…。
●【はみ出しコラム 2009年編】
『フレプリ、オロナミンCとのタイアップが放映される。』
4月頭辺りにてフレプリ本編での間のCMにて最もレア的な存在だったのが、大塚製薬のオロナミンCのCMではないでしょうか…。
元々、平成仮面ライダーシリーズでのコラボレーションCMがメインであったオロナミンCだが、この年のみ…仮面ライダーディケイドと同時にフレプリでもオロナミンCのコラボレーションCMが本編中にオンエアされてました。
元々、『オロナミンC 親子でチャレンジ宣言!キャンペーン』の一環として実施された企画で、同時期にフレプリバージョンのBOXパッケージも少数生産されて販売されてましたが、プリキュアによるオロナミンCのキャンペーンはこれが最初で最後になってしまいました。
●2010年
昨年のオールスターズDX1は予想以上の人気を博し、同時に敵陣営からプリキュアになるという予想外な展開で多くのファンを驚かせた梅澤プリキュアシリーズの1作目のフレプリことフレッシュプリキュア!は見事な当たり作となりましたが、そして2年目を迎えた2010年…梅澤プリキュアシリーズでフレプリを超える大当たりシリーズを放つ事に…。
●2010年1月 人気声優 水樹奈々がつぼみ役として決定する。
丁度、年末…NHKの紅白歌合戦にて水樹奈々さんが登場した事は多くのファンを驚かされましたが、年が明けて1月…スポーツ新聞の芸能欄に『水樹奈々、プリキュアに出演する!?』という見出しが告知され、同時にプリキュアファンやアニメファンに大きな衝撃を与えました。
これまで、あまり若手で人気の高い声優による主役によるプリキュアシリーズで、あまり選ばれることが無かったのですが、このときはちょっとした大きな事件となりましたね。
●2010年1月31日 『フレッシュプリキュア!』放送終了…。
遂にピーチ達、ウェスターとサウラーと共にラビリンスの総統であり、ラビリンスのマザーコンピューターでもあるメビウスとの展開はこれまた意外な展開でした…まさか、ラスボス自身が自爆して巻き込むという想定外な展開の最中、ウェスターとサウラーによって召喚したホホエミーナによって守られ、同時にメビウスによって支配されたラビリンスは解放し、同時にラビリンスによって管理下においていたパラレルワールドも解放されたのです。
数日後、ダンスコンテストによって優勝したラブ達…同時にウェスターとサウラー、せつなはラブ達が住んでるような世界を築き上げるため、ラビリンスへ帰っていくのですが…実は、この後のオールスターズDX2でいるという意外な時間軸が起きるんですよね。
●2010年2月7日 『ハートキャッチプリキュア!』オンエア開始。
そして、2010年2月…プリキュアシリーズ通産7作目、梅澤プリキュアシリーズでは通算2作品目のハートキャッチプリキュア!がオンエアされました。
キャラクターデザイナーは『おジャ魔女どれみ』、現在ニチアサの先発としてオンエアされてる『聖闘士星矢Ω』でお馴染みの馬越嘉彦さんが担当、特にどれみから観たファンからにとっては馬越さんによる久々のニチアサ作品となり、その後…今のニチアサの朝6時半枠でオンエア中の『聖闘士星矢Ω』と続いていきます。
特にハトプリ第1話の序盤であるムーンライトことゆりとダークプリキュアによる壮絶な戦闘の末で、ムーンライトが倒されるという歴代プリキュアシリーズにおいての第1話で、最も衝撃的な展開は多くのファンを驚かせ、そして同時にゆりのムーンライト復活への唯一の重要なシーンにもなっていきます。
丁度、この記事を書いてる2週間前にBS11での再オンエアが開始されましたが、時にスイート以降から観始めたファンも驚いた人も少なくないでしょう。
●2010年3月 『映画プリキュアオールスターズDX2』が公開、同時にバンダイのプリキュアオールスターズ玩具ブランドが本格的に動き出す。
前作DX1の好評を受け、オールスターズDX2が3月に公開されました。
前作は実地である横浜・みなとみらいでしたが、今作はフェアリーランドという架空の遊園地にて復活したボトムと過去の敵組織の配下中心による戦いになっており、このシリーズからTVシリーズと同様にエンディングにて3DCGが使われ始めました。
そして、同時期…劇場版オールスターズDX2の公開に合わせて、バンダイもプリキュアオールスターズ玩具ブランドを本格的に始めたのもこの年からで、その第1弾として発売されたのがMH&S☆S陣営のキュアドールが発売され、同時に5シリーズのキュアドールは5GoGo!にフレプリと同様の足回りが動かせるように再発売され、同時にフレプリ陣営はそのまま販売継続という形となりました。
特にMH&S☆Sのキュアドールは予想以上の売れ行きとなり、発売の同時に品切れ店が続出するという人気となり、その後…2011年にはDX3の舞台を再現したキュアドール専用アイテム『夢のプリキュアレインボータウン』が2012年まで発売、さらに2012年には歴代プリキュアシリーズがツイートで楽しむスマートフォン型アイテム『プリートフォン』も発売されました。●2010年6月30日 読売新聞の夕刊記事『Pop Style』にて、ハトプリの特集が掲載される。
プリキュアが初めて新聞の特集に掲載され、その当時の読売新聞夕刊に掲載されました。
放送開始してから早4ヶ月…各メディアにてハトプリの人気が予想以上の人気となり、同時に水樹さんが色々な番組で出てくる同時にプリキュアの話題が取り扱われ、これまで一部分的な人気であったプリキュアの人気をさらに上げました。
現在でも、図書館にある読売新聞の過去のバックナンバーを取り扱っている縮小版の本に掲載されているので、興味がある方は是非ともご覧になってみるといいですよ。
●2010年7月 いつきが3人目のプリキュア キュアサンシャインとなって加入する。
物語中盤に差し掛かった23話、遂に3人目のプリキュアであるキュアサンシャインが遂に登場したのもこの時でしたね。
20話にてこころの大樹で生まれた新しい妖精であるポプリ、しかし…ダークプリキュアに狙われ、つぼみ達の元に命からがらにやってきまして、同時にポプリによる3人目のプリキュア探しに出かけ、丁度この時…病院に兄 さつきの面会にやってきた生徒会長であった明堂院いつきと出会い、一緒に守ってほしいという事でいつきがキュアサンシャインとなりました。
ハトプリ陣営もさらに強力な助っ人が誕生し、同時に関連商品も飛ぶように売れたのもこの時でした。
●2010年9月 ゆり、遂にキュアムーンライト復活する。
あの戦いから7ヶ月…ダークプリキュアによってプリキュアの種が破壊されたが、遂にゆりのプリキュアの種が元に戻り、同時にキュアムーンライト復活したのもこの時。
つぼみ達の説得とがんばって集めたココロポットに中にあるココロの種によって呼び起こした奇跡…そして、ムーンライト復活により、さらにこれまでに無い強力な強さとなりました。
●2010年10月30日『映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか?』が公開される。
劇場版プリキュアシリーズで通産9作品目、今回の舞台は日本を飛び出し、フランスのパリ…えりかの母がパリでのファッションショーを行なうということで行く事になったつぼみ達…しかし、そのパリで『狼男』の噂が…。
実地での舞台はオールスターズDX1の横浜みなとみらい以来であるが、プリキュアシリーズによる海外が舞台というのはこれが初、これまで劇場版プリキュアシリーズの大半は架空の国での舞台が多かったため、意外に新鮮さのある作品となりました。
映画観客動員ランキングは初登場の2位と歴代劇場版プリキュアシリーズで、2012年に公開された『映画 スマイルプリキュア!絵本の中はみんなチグハグ!』にて初登場1位になるまでは歴代トップとなり、さらに翌年の11月…その舞台となったフランス・パリにて上映が決定となり、さらにアメリカの業界誌『Kidscreen』主催の『2012 Kidscreen Awards』のキッズ向けTV映画部門でノミネートとこれまでに無い快挙を果たしました。
また、砂漠の使徒の一人であるサラマンダー男爵は、その後の翌年3月のオールスターズDX3でのスピード参戦もこの時のオールスターズDX3の企画で極秘に決まったと考えられる。
●2010年12月31日 ハトプリ、NHKの紅白歌合戦にて登場する。
2010年最後のプリキュアの話題といえばNHKの紅白歌合戦…あの国民的アイドルAKB48との共演を果たしました。
これまで、NHKは他局に関してはかなり厳しい規制してきたのですが、プリキュアによるNHKの扱いはかなり特別的な扱いで、水樹奈々さんは同じNHK総合にて『MUSIC JAPAN』という番組でナレーションを行なっていたというつながりであったと考えられ、翌年の3月には工藤真由・池田彩さん、着ぐるみのスイート陣営(←ビートとミューズはこの時未登場、極秘扱いであった、)で登場し、その後、同じNHKのゲーム・アニメ関連番組『MAGネット』で、オールスターズDX3特集がオンエアされました。
★2010年にオンエアしていた代表するプリキュア以外のアニメ…。
●『侵略!イカ娘』
『週刊少年チャンピオン』にて連載している安部真弘先生原作コミックのアニメ。
海からやってきたイカ娘が海洋汚染を繰り返してきた人類に対して復讐するのだが…。
『~ゲソ。』や『~イカ』と語尾がネット上にて人気を博し、現在も原作コミック版は引き続き連載している。
黄瀬やよい役の声優 金元寿子さんがイカ娘として代表的な作品の一つになっている。
●『ポケットモンスター・ベストウィッシュ』
1997年から続いてきた任天堂の人気ゲーム作品 ポケモンアニメシリーズの第4期シリーズで、ゲーム原作のブラックとホワイトの基準に合わせた物語となっており、キャンディ役の大谷育江さんがピカチュウの役として有名である。
★放送当時に起きた様々な出来事…。(2010年編)
1月 大手航空会社 日本航空が会社更生法の適用を申請する。
2月 バンクーバーオリンピックが開催される。
3月 茨城県の航空自衛隊百里飛行場を民間共用を開始、茨城空港が開港する。
6月 惑星探査機『はやぶさ』が地球に帰還、同月に高速道路の無料化の社会実験が開始される。
7月 地上デジタル放送移行に併せ、アナログ放送側はレターボックス方式の放送に切り替わる。
12月 東北新幹線 八戸~新青森間が開通、これにより東北新幹線は全通となった。
次回、その8『スイートプリキュア♪』に続く。