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Channel: M@XIMUM CURE LIVE!(マキシマム・キュアライブ)
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スイートプリキュア♪ シリーズ詳細

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●スイートプリキュア♪
【放送期間】2011年2月~2012年1月
 
●ストーリー(東映アニメーション 公式HPより引用。)
音楽が溢れる町、加音町。
この町で育った北条響と南野奏は小さい頃からいつも一緒だった幼なじみ。
けれど、中学生になってからは何故か顔を合わせればケンカばかり…。
そんな二人のもとに、音楽の国「メイジャーランド」からやってきた妖精《ハミィ》が現れた!

ハミィは、伝説の楽譜に書かれている《幸福のメロディ》を《不幸のメロディ》に変えようと企む悪の王《メフィスト》から世界を守るため、二人にプリキュアに変身して欲しいと頼む。

いつもは全く意見が合わない響と奏だが、二人の正義の心が一つになったとき、
プリキュアに変身する!

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●解説
2011年2月から2012年1月までオンエアされたプリキュアシリーズ通産8作目、6代目のプリキュアという位置付けとなり、歴代プリキュアシリーズでの放送で最後のアナログ放送となったシリーズで、タイトルの『スイート』とは、英語で『組曲』による音楽用語であり、このシリーズにおいて『音楽』と『友情』、『絆』を多く取り上げられており、現在でも梅澤プリキュアシリーズで、ハートキャッチやスマイルに続いて、いまだに根強いファンも多いシリーズである。
 
物語初期から仲の悪さから始まり、徐々にプリキュアを通じて友情と絆の大切さを描かれており、歴代プリキュアシリーズにおいて仲間割れによるエピソードは数回程度で始まっていたが、最初の1話から始まるシリーズはこれが初。
 
前作のハートキャッチプリキュア!と同様、秋に真打によるプリキュアの登場させたシリーズであった。

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●東日本大震災とスイートプリキュア♪
このシリーズが始まった一ヵ月後の3月11日、東北地方を襲った東日本大震災が発生し、東映アニメーションはこの事態を受け止め、キャラクターデザイナーである高橋 晃氏によるスイートプリキュア♪によるオリジナル描き下ろしイラスト画像を東映アニメーショングループのサイトや朝日放送公式HPでも配布され、現在でも東映アニメーションのスイートの公式HPでも配布している。
 
さらにオールスターズによる3DCGによるメッセージ動画を一部の放送局でプリキュアシリーズが放映されている時間帯前後で流すという特別処置も行われた。
 
しかし、同時にスタッフ側も当初予定していた物語のフォーマットも途中で作り直さなくてはいけないという処置を行われ、この詳細については徳間書店刊の月間アニメージュ内にインタビュー記事で紹介されていた。

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●NHKにも優遇受けたスイートプリキュア♪
昨年のハートキャッチプリキュア!と同様、スイートプリキュア♪もNHKのMUSIC JAPANからのオファーを受けており、この時もハートキャッチプリキュア!からの人気が良かったことと、プリキュアシリーズの人気の市民権も獲得ができた。
 
しかし、スマイルプリキュア!以降からNHKでのプリキュアによる扱いもなくなってしまい、現在オンエアしている魔法つかいプリキュア!でも1回も紹介されていないのが本音である。
 
工藤真由氏と着ぐるみによるメロディとリズムの登場したのが、東日本大震災が発生した3月にオンエアされ、当初は13日の予定であったが、27日に放送されている。

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●『敵から味方へ遂げた二代目プリキュア』キュアビートの人気
このシリーズでも夏に新プリキュアの登場として誕生したのが、セイレーンこと黒川エレンが変身したプリキュア『キュアビート』の存在であろう。
登場の同時に非常に人気が高く、このブログの管理人であるHNの由来もこのプリキュアからアレンジして取ったモノとなる。
 
過去のプリキュアシリーズの追加戦士で、フレプリではパッションは赤、ハトプリはサンシャインは黄色という構図できて、次にきたのがこちらもプリキュアシリーズの色として人気が高い青系が追加戦士という形ではかなり珍しいケースでもあるが、同時に敵の部下であったメンバーがプリキュアになるというケースはこれが二例目でもあり、次の三例目がGO!プリンセスプリキュアのキュアスカーレットという事になる。
 
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さらにキュアビートで一番はずせないネタといえば、このアホ毛による「ギュイーン!」ネタで、近年のファンだとハピプリの10周年記念メッセージによる限定ネタと思われがちだが、これはスイート24話にて見せたネタであり、登場当初からファンに非常に受けたらしく、Pixivの一部でもこのネタの画も一時期のみ見られたそうだ。

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●梅澤プリキュアシリーズにおいて唯一のエンドカード差し替え。
鷲尾プリキュアにおいては、劇場版告知やプレゼント告知の為に限定のエンドカードが作られているが、この45~47話のみ放送当時で採用されたモノと再放送用に作られたバージョンがこのスイートプリキュア♪に存在しており、放送当時の45~47話は次期シリーズであるスマイルプリキュア!とのコラボエンドカードであり、こちらは高橋 晃氏とスマイルプリキュア!とプリキュア5シリーズの川村敏江による合作であるが、残念ながら高橋 晃プリキュアワークスと川村敏江プリキュアワークスにも掲載されていない。
 
再放送用のエンドカードが使われたのは、宮崎放送を皮切りにtvkことテレビ神奈川、テレ玉ことテレビ埼玉のみである。

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●優遇を受けたキュアビート、不遇を受けたキュアミューズ…商業面での光と陰。
毎年の夏に新プリキュアの同時にリリースされる新アイテムであるが、震災を受けたその年の夏もキュアビートによる展開も続々と快進撃を受け、当初は震災によって売り上げも大幅に落ち込むと予想していたが、その予想を見事打ち消すことに成功した。
 
しかし、キュアビートの登場解禁前…BS11で再オンエアしていたプリキュア5の39話にて、スイートの本放送前にキュアビートのアイテムであるラブギターロッドの告知CMがフライングで流されるという本末転倒が起きてしまった。
 
さらに、夏に登場したDCDプリキュアシリーズのスイートサマーコレクションのTVCMが秋になってもサマーコレクションのTVCMをそのまま流してしまったというCM放送事故もあり、BS11によるプリキュアシリーズのスポンサーもバンダイがP5GGの再放送を以て撤退し、同じバンダイグループのバンダイナムコゲームス(現 バンダイナムコ・エンターテイメント)による一社のみという形になった。
 
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しかし、キュアミューズの商品の扱いは結果的に散々な結果となってしまった。
 
当初は仮面を被り、謎の覆面のプリキュアとして登場したキュアミューズ。
同年夏に劇場版の予告CMや西武鉄道のスタンプラリーでは、『謎のプリキュア』と劇場版公開までの情報規制を敷かれおり、これは梅澤プロデューサーが「劇場版公開までに、皆にあっと驚かせたい。」というサプライズだったのだが、しかし…これに関して一番苦い顔させられたのが、プリキュアシリーズの食品関係メーカーのヤマザキパンとフルタ製菓、丸美屋であった。
 
夏にキュアビートが追加されたパッケージを発売され、当初はミューズまでのパッケージやおまけ製作も東映アニメーションが各メーカーに解禁されるまでの規制を敷かれていたのだが、登場したのが10月下旬であり、この時点で既にプリキュアシリーズの商品の大半が次回のプリキュアシリーズを控えての生産を打ち止めになる所もあったため、プリキュアパンシリーズもキュアミューズが無くなり、さらにキュアビートが入っているステッカーの割合も非常に少なく、こういったキャラクターの流行に乗る子供達からは、「ミューズの無いシリーズは買わない。」という商業面にやや失敗したのであった。

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●マイナーランドの王であったメフィストの真の正体…
スイートプリキュア♪において、物語上で一番語る上に必要な人物といえばメフィストの存在だ。
 
物語当初、マイナーランドの国王と自ら名乗っていたが、その彼の正体の明るみが出始めたのが30話…メフィストはミューズことアコと共に過ごしていた記憶は覚えていたが、「恐ろしい目にあったのに記憶が覚えていない。」と台詞があるのだが、実はその時にメフィストは、マイナーランドを作り上げ復活したノイズによってマインドコントロールで操られていた。
 
35話、ミューズことアコが自ら制止させるために仮面を脱ぎ捨て、そこから『メフィスト=アコの父、もといメイジャーランドの国王』であった事もこの時点で明かされた。

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●スタッフ
 
★企画
西出将之(朝日放送)
三宅将典(ADK)
関 弘美(東映アニメーション)
 
★プロデューサー
松下洋幸(朝日放送)
佐々木礼子(ADK)
梅澤淳稔(東映アニメーション)
 
★シリーズディレクター
境 宗久

★シリーズ構成
大野敏哉
 
★音楽
高梨康治
 
★製作担当
額賀康彦

★美術デザイン
増田竜太郎

★色彩設計
佐久間ヨシ子
 
★キャラクターデザイン
高橋 晃

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●最近の再放送による動向…(2016年8月時点)
スイートによる再放送は、翌年の2012年にtvk(テレビ神奈川)から関東エリアでの最速による再放送を行い、同年秋には遅れて東京MXテレビやテレ玉ことテレビ埼玉、群馬テレビでオンエアされ、東北では山形テレビでも毎週月曜の昼にオンエアされていたが、山形テレビのみこのシリーズを以て、プリキュアシリーズによる再放送は打ち切られており、以降のシリーズのオンエアはされていない。
 
また、現在もスイートによる単独で再放送されている国内放送は現時点ではないようだ。

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●総評
放送から5年を迎えたスイートプリキュア♪であるが、同時に高橋 晃先生が初めて手掛けたプリキュアシリーズであり、画のクオリティ面に関しては梅澤プリキュアシリーズの中で1.2を争うほどの高さともいえる。
 
同時に『絆の大切さ』を大きく描かれ、最終話ではこれまでのプリキュアシリーズにはない展開は、多くの視聴者をあっと言わせた作品だったのはいうまでもない。
 
このシリーズを以て、ふたりはプリキュアから続いてきた地上波アナログ放送による終了という一つの歴史に刻み込む事になったが、そのなかでも東日本大震災という大きな被害を受け、同時にこのシリーズを観て、前に進もうという少しながらの勇気を与えてくれた名作であるため、以降のシリーズに埋もれてほしくない作品であろう。

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