世間は夏休みが終わり、残暑が厳しい9月2日にラゾーナ川崎へ…。
そういえば、あの時以来ですね…、ナムコ川崎のキャラポップコネクトの…
アイマスオフィシャルショップ以来である。
そのキャラポップコネクトも大分縮小されており、久々にきた時…「あのオフィシャルショップがあった場所だよね?」と驚愕を味わいました。
さて今回は、そんなアイマスではなくて…『アレ』である。
そう、
これ。
にこ「違うでしょ!」
はい、わざとフェイントです…そう、
バンナムがガチで作ったレーシングシミュレーター『REAL DRIVE(リアルドライブ)』の体験会にやってきました。
湾岸マキシシリーズ、リッジレーサーシリーズ、ファイナルラップと多くのレースゲーを世に送り出してきたバンナムことナムコ。
そんな、リアル系統のレースシミュレーターにおいて、91年のウィニングランをベースにし、本格的志向の『ドライバーズ・アイ』はF1マシンのコックピットにクラッチペダルや多段式シフトギアを装備とこれだけでもガチであったが、それから15年後の2016年にREAL DRIVE(以下RD)が登場という形になりました。
そこで今回、ファーストインプレッションで感想を語ってみたいと思います。
★ファーストインプレッション
★筐体全体・内部は?
画面は同社の『機動戦士ガンダム 戦場の絆』と同様のドーム投射型スクリーンとなっており、シート部分には路面や車内の振動や衝撃、挙動に合わせて稼動するムービング方式、ステアは湾岸マキシ4~5DXでも採用されてるタイプとなっている。
常時コックピット視点であるため、ビハインドビューといった後方視点からの視点はない。
★マシンのギアコントロールシステムは?
ATとMTの2タイプであるが、タイトーのバトルギア4Tuned(以下BG4PRO)のプロフェッショナル筐体バージョンの6MTと同じシステムで、シフトアップやシフトダウンを行う際にクラッチペダルを踏んでから行うという部分は共通であるが、以下の相違点がある。
■RDではクラッチを踏まなくてもシフト操作はできるが、その分だけ衝撃が大きくなる。 かつての初代リッジの大型筐体の6MT仕様もダイレクトにシフト入れると鈍い音が鳴るという部分をさらに大きくした感じ。 一方、タイトーのBG4PROの6MTはクラッチを踏まないと操作できなくする安全装置が働く。
■ゼロ発進時のクラッチタイミングが非常に重要で、湾岸マキシやBG4Tみたいにオートにクラッチが入るというサポート機構がない。 また、ピットスタートからコースインするまでの間に、イグニッションもクラッチを踏んでスタートを押さないと始動しない部分も再現されてる。
■ドライビングサポートシステムも皆無で、GT3以降のグランツーリスモシリーズで採用されてるTCS(トラクション・コントロールシステム)やASC(アクティブが最初から無く、ラフな操作をするとマシンの挙動が安定しなくなる。
★登場する車種・選択できる車種は?(現時点のバージョン)
トヨタ・86(ZN6)、NC型マツダ・ロードスターRS RHTバージョン、FN2型ホンダ・シビック タイプR ユーロの3車種のみだが、慣れない人ならシビックRユーロが一番最適といってもいいが、86とNC型ロドスタは車の挙動をマスターしてる人向けになるが、湾岸マキシで慣れてる人だと、RDでのFR操作はかなり手を焼く部分もあるが、Z34は初期金額では買えない。
ある一定まで稼いでから購入する必要があるが、バナコインでの購入はできる、しかし…現時点のバージョンではバナコインでの課金は不可能。
スバルのBRZも参戦しているが、現時点でのバージョンでは選択不可能。
リアルドライブのセッティングページで三菱やスバル、さらに無限やNISMOのコンプリートカーの項目があり、今後のアップデート次第で配信される可能性アリ?
★今後の配信でAE86トレノみたいなABS非装着車はどうなるの?
現時点で登場してる車種は2000年中期から2010年初期までの車種がラインナップされているが、1980年代初期の車種の代表としてAE86トレノ・レビンといった車種は元からABS(アンチロック・ブレーキシステム)がないため、タイヤロックする弊害の再現もあるが、こちらもバージョンアップ次第で登場すると考えられるが、バンナムの判断と今後の動き次第で反映されるだろう。
★収録コースとプレイ料金は?
収録コースは鈴鹿サーキットの東コースと西コース、フルコースであるが、デモ画面に筑波サーキットの映像があるが、初期選択できるのは鈴鹿サーキット東のみ、条件を満たすと徐々に解禁される仕組みだが、現時点のバージョンでは東コースのみと考えられるが…。
オリジナルの峠道や首都高みたいなコースは現時点は無いようだが、この辺もリアルによるサーキット走行志向であるため、恐らく予定は無い?
プレイ料金は初回とコンティニューとも500円、湾岸マキシより300~400円割増だが、プレイ時間は約10分前後なのでこの辺も料金としては妥当と考えられるが、それでもコンティニュー料金は高い。
★対戦システムは?
どうやらできる仕組みで、湾岸みたいに乱入制度ではなくて、エントリー待ち受け式となる。
ラゾーナに行った際に対戦専用のインカムをレンタルで貸し出しを行えるが、ボイスチャット機能ができる部分も戦場の絆からのノウハウが活かされているが、本格的な稼動となるとマナーの悪いプレイヤーからの対策部分に関してはどうなのかという部分も課題か?
★連動サービスは?
湾岸マキシ同様、バナパスポートカードとセガのAimeによる連動サービスがあり、こちらは現時点で月額料金ではなく無料でチューニングやセッティングができるという部分に関して、タイトーのバトルギア4のBGガレージとほぼ同じ制度であるが、バナコインが使えるようになるとチューニングパーツや車種購入も容易に購入できるという部分もあるが、現時点のバージョンでは使用もできない。
PCはマイクロソフトのWindowsのインターネット・エクスプローラー必須で、対応できるバージョンは11と表記されているが、管理人のPCはVista SP2によるインターネット・エクスプローラー9でもアクセスはできるが、一部が表示されないという不具合があるが、重大な影響を及ぼすといった挙動は無かった。
当然、ガラケー(iモード、Ezweb)は非対応である。
ラゾーナの際にレンタル用のバナパスが貸出しができるという部分に関して、バナパスやAime無しでのプレイはできないようだ。
★プレイを終えて…(総評)
久々の骨のあるリアル挙動系のクルマゲーといった感じで、難易度も簡単にいえばバトルギア4とグランツーリスモ4をさらに難易度を上げた感じになるため、「湾岸マキシやバトルギア、グランツーリスモで慣れてるから大丈夫。」と生半端な挑もうとすると、意外な所でテールを振ったり、コースアウトしたりと手痛い洗礼を浴びせられ、本当に「実車を乗りこなせているか?」、「実車の挙動を理解しているか?」という部分もある。
まぁ、湾岸みたいにレヴォーグやステージア、アバント、セルシオみたいな大型車は登場しないが、是非ともランエボXみたいな2ペダル仕様のギア搭載車も入れてもらえれば非常に楽しめると思うし、軽自動車のS660やビート、ヴィヴィオRX-R、コンパクトカーのデミオ・スポルト、ヴィッツRSも出したらより一層盛り上がるのではないだろうか?
初回で「難しいから病める。」と思わずに、最初にATから始めて、湾岸とは違う体験を楽しめれば非常に面白いシミュレーターと思えればいいだろう。