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懐かしのゲーム作品を語る…第338回『F1グランプリ(SFC版)』

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338作品目、今回は1992年にビデオシステムからSFCにリリースした『F1グランプリ』を紹介…10月といえば、F1日本GPの開催月ということで投下。

世界16ヶ国のサーキットを転戦しながらシリーズチャンピオンになっていく部分は、他のF1ゲームと変わりません。


操作方式は十字キー+4ボタン方式、アクセルとブレーキ、LRボタンでシフトギア操作となり、レース前にマシンセッティングを行い、そこから予選→決勝と進んでいき、最終的にワールドチャンピオンを獲得するのが目的です。



ビデオシステムによるF1ゲーは、80年末期のアーケードにおいて、『スーパーフォーミュラ 史上最速のバトル』という作品を世に送り出し、後にFOCAと当時、日本国内F1中継の放送ライセンス権を獲得し、F1のデータによる全面バックアップしていたフジテレビによる全面協力によって誕生したのが、『F1グランプリ』でした。


もちろん、TスクエアのTRUTHによるオープニングも完全再現し、SFC版はオープニングシーンまでもこれでもかといわんばかりに力を見せてます。

ゲームシステムも、先行稼動したAC版より難易度は下げられますが、それでもチームによる性能の上下があるため、弱小チームによるシリーズチャンピオンを狙おうとなれば、それなりの鍛錬が試されますし、ホイールスピン厳禁によるゼロ発進であるため、ロケットスタートという手もできません。


登場した年もF1ブーム真っ只中の年に登場し、F1自体が盛り上がっており、セナやプロスト、マンセル、ベルガー、アレジ、鈴木亜久里、中嶋悟と90年のF1は黄金期突入したばかりの年…各F1マシンにも日本の企業のスポンサーが見られた時期でしたが、93年に徐々にバブル崩壊する手前辺りから徐々に撤退した企業もあり、特に運送会社のフットワークが一番の代表例で、ポルシェからエンジン供給を受けてチームを立ち上げたが、連戦を重ねていくうちに成績自体が下へ下へと落ち込んで撤退して倒産してしまった事が…。


ゲームバランスは、AC版より難易度を下げられてはいるものの、それでもマシンコントロール、マシンセッティングが要求される部分もありますし、タイヤ選択やギア比、ダウンフォース配分もあるので、F1に詳しくない人だと厳しい部分もありますね。


慣れてくれば、優勝した時の達成感は計り知れませんので、F1に興味ある人なら是非遊んでみるといいかなと。

AC版は後日に紹介します。

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