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Channel: M@XIMUM CURE LIVE!(マキシマム・キュアライブ)
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Yes!プリキュア5 シリーズ詳細

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●Yes!プリキュア5
【放送期間】2007年2月~2008年1月
 
●ストーリー(以下、東映アニメーション公式HPより引用。)
夢原のぞみは、サンクルミエール学園に通う中学2年生。
ある日、図書館で不思議な本ドリームコレットを見つけたのぞみは、“パルミエ王国”からやってきたココと出会います。

ココは、邪悪な組織“ナイトメア”に滅ぼされてしまった故郷を蘇らせる為、どんな願いも1つだけ叶える力を持つ「ドリームコレット」を探し続けていたのです!ただ、願いを叶える為には「ピンキー」を55匹探さなければなりません。
しかも「ドリームコレット」を狙う“ナイトメア”と戦いながら…。

ココを助けることに決めたのぞみは、「ピンキーキャッチュ」でプリキュアに変身!!
4人の仲間と共に、プリキュア初の「チームアクション」でよこしまな野望に立ち向かう!!


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●解説
2007年2月から2009年1月までオンエアされたプリキュアシリーズ4作目であり、通産では3代目のプリキュア。
 
初代~S☆Sまで、ふたりによるメンバー構成でやってきたのだが、当初東映アニメーションはS☆SをMHと同様に二期シリーズの企画を立ち上げていたのだが、キャラクターデザイナーの川村敏江氏に関係者に告げられたのが、「来年から別のシリーズをやることになった。」という話を聞かされ、そこからプリキュア5の製作を任せることになった。
 
S☆Sで商業面的に苦戦を強いられ、次のプリキュアシリーズがもし仮に失敗したら、プリキュアシリーズを打ち切るという厳しい現実が突きつけられていたらしく、これまでのシリーズの大きな差別化を図ったのが、『メンバーを多人数制にする。』というのが大きなコンセプトだが、そこに妖精を擬人化させるというネタに関して、当時の二次創作物でトレンディであった部分を活かし、そこからあまりプリキュアシリーズを観ない若い女性ファンの人気を動かす起爆剤にもなった。

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●『夢原のぞみ』というプリキュアヒロイン…。
これまでのプリキュアヒロインのメインといえば、『勉強はできるけど、スポーツはダメ。』、『スポーツはできるけど、勉強はダメ。』という対照的な部分に関して定義をやってきたが、プリキュア5の夢原のぞみは『勉強もスポーツもダメ、全般的にダメだけど、人の心を動かせるカリスマ的な説得力の持ち主』という意外なアビリティの持ち主であり、これが他のプリキュアシリーズにはない最大の魅力ともいえるのだ。
 
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例え、相手が強敵であろうと相手の夢を貶す相手に対しては厳しく、一歩も引かないという部分に関して、今の子供や若者では絶対やらない行動が彼女が持っているが、他のプリキュアヒロインを比較すると、その部分に関しては非常に彼女が一番だが、これとほぼ同じ部分としてゴープリのはるかと似通ってる部分もある。

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●今の黄色プリキュア人気を作り上げた『春日野うらら』という存在。
今日までのプリキュアシリーズにおいて、最も人気のポジション的な部分といえば、ピンクと青、黄色、紫系のプリキュアがメインターゲット層や大友層からも絶大の人気を得ているが、なかでも黄色プリキュアの人気は群を抜いて高い事はファンである方は周知で、その人気を作り上げたのがキュアレモネードこと春日野うららの存在だ。
 
うららは元々、女優を志望しており、本編でもそれを意識したカメラ目線やアピールも上手く活かされている。
その影響のためか、『黄色プリキュア=アイドル的なポジション』という定義が完成し、今日に至っている。
 
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そして、もう一つの人気のポジションである青系プリキュアの元祖 キュアアクアこと水無月かれんも青系プリキュアの原点ともいえる。
 
元々、無印&MHに存在したキュアホワイトこと雪城ほのかの派生といっても良く、レモネードことうらら同様、『青のプリキュア=知性』という定義もこのシリーズで成立した。
 
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以降の青系プリキュアにおいて知性的なポジションといえば、ゴープリのマーメイドことみなみ、ドキプリのダイヤモンドこと立花、スマプリのビューティことれいか、そして5のかれんという形になるが、青系プリキュアのポジションは非常に性格や設定面に関してあまり安定していないという部分もあるようだ。
 
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青系プリキュアカテゴリー内で、派生的なのが『脱・知性』ポジションなのが、ハトプリのマリンことえりか、スイートのビートことエレン、ハピプリことプリンセスのひめが代表的。
 
この辺もシリーズによって見ていくと、『知性→脱・知性→脱・知性→脱・知性→知性知性→脱・知性→知性』と、ほぼ50:50という感じになっているが、これも同じく、黄色系プリキュアも同じパターンもあるようだ。

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●今のプリキュアの基本フォーマットを作り上げたサプライズ。
今でこそ、今のプリキュアでは当たり前になってるモノはいくつかある。
特に劇場版プリキュアシリーズにおいてのミラクルライトが初めて登場したのもこの時で、元々は子供達が長時間による観賞で飽きてくる。
 
そこで、観客も楽しめるサプライズという事でミラクルライトを振らせてプリキュア達を応援させるとパワーアップするという一見子供騙し的な部分もあるが、逆にこれが大人でも意外に面白く感じるのも事実だろう。
 
後期の劇場版プリキュアにおいて、唯一ミラクルライトによるサプライズがないのは、2015年春のオールスターズ 春のカーニバルのみである。

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●プリキュア5で最も愛された敵役 ブンビーさんの魅力。
プリキュア5シリーズを観てきてるファンなら、『ファンからも一番愛された敵といえば?』といえば、圧倒的に出てくるのがブンビーさんの存在だ。
 
初期の頃は威厳のある中間管理職というイメージがあったが、毎回のように敗れてきてはカワリーノからこてんぱんに言われ、徐々に哀愁感が漂い、可哀想な存在になりつつも何度も挑んでは敗れていき、最終的にカワリーノからナイトメアの屋上から突き落とされる形で、ナイトメアを離れるが、その後のP5GGでエターナルに転職するが結局同じ結果になってしまうのは定番だった。
 
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その後、エターナルが壊滅後にブンビーカンパニーという子会社を設立し、完全に敵役から足を洗ったという感じになり、劇場版のDX2では一緒にミラクルライトを振るというサプライズもやっているが、『プリキュアシリーズによる憎めない敵』の代表となった。

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●スタッフ
 
●プロデューサー
亀田雅之(朝日放送)
麻生一宏(ADK)
鷲尾 天(東映アニメーション)

●シリーズディレクター
小村敏明

●シリーズ構成
成田良美

●キャラクターデザイン
川村敏江

●色彩設計
澤田豊二

●美術デザイン
行 信三

●製作担当
坂井和男

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●最近の再放送による動向…(2016年11月)
2010年に東京MXで再放送を皮切りに始まったが、近年では放送する機会非常に減っており、関東独立UHF局では殆どゼロになった。
 
しかし、テレビ東京系列局である北海道のTVhことテレビ北海道にて、2016年11月から北海道エリアで初のプリキュアシリーズ再放送も開始された程度になってしまっており、関西のサンテレビはまだ先となるが、この辺も期待しておきたい。

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●総評
これまでマンネリしていたプリキュアシリーズに大きな革命を与え、その後のシリーズ基本フォーマットとなり、商業面も回復という大きなプラス要素を追加させる事に成功を収めた。
 
この経験が後のプリキュアシリーズにおいて、大きな人気の要素を少しずつ得ることができ、スマプリまでの人気を不動の地位を築くことなる。
このシリーズの成功として、続編の『Yes!プリキュア5GoGo!』としてシリーズ継続されることになった。
 
しかし、5GoGo!を境に、メインスポンサーであるバンダイから「続編を作っても視聴率は下がるし、子供達も飽きてしまう。」という意見もあり、苦渋の決断として以降のシリーズから1年交代というパターンに変更されることになる。

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