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Channel: M@XIMUM CURE LIVE!(マキシマム・キュアライブ)
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キラプリ3話まで観たのだが、正直な感想を述べてみる。

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キラプリがスタートして早二週間経過したのだが、ここで今回のキラプリによる放送体系に関して大きく変化しているという部分があったのでまとめてみました。
 
【注意】
今回のレビューは一部辛口なコメント部分もありますが、ご了承の上でご覧ください。

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●従来のプリキュアによる肉弾戦封印という指向に関して。
 
初代からまほプリまで基本であった殴る蹴るといった肉弾戦はプリキュアの華ともいえるスタイルであったが、今期のキラプリより肉弾戦を封印するという情報に関してはキャラクターの情報が解禁される前のニュースサイトとニュース関係を扱ったブログで大きく取り上げられていた。
 
何故キラプリから肉弾戦による先頭を封印させる必要があったのかという部分に関して個人的な見解として伺えることができたのが、『近年の女児向けアニメで暴力的な要素は似合わないのでは?』という最近の子供を持つ親の意見もあったと考えられる。
 
Wikipediaのキラプリの解説によると、神木Pは『肉弾戦はシリーズの代名詞でもあったので、大切にしてきた。考えた末の決断。一方で、スイーツのときめきをバトルに生かしたい。物理攻撃でなくてもバトルを描けるのではないか?と考えた。挑戦をしたかった。』というのが狙いであるが、熱狂的なプリキュアファンになると「力不足っぽく感じるし、やや微妙な感じがする。」という意見も少なからずあると思う。
(今年の沼津へ行った際に二日目でキラプリを観たのだが、この感じがスゴくあった。)
 
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従来のプリキュアシリーズで、派手な肉弾戦を入れた理由が「女の子だって暴れたい。」という鷲尾Pが企画書に明記したのが最初で、この事についてはWikipedia内の解説にも明記されており、放送初年度のふたりはプリキュアから貫き通してきており、同時に仲間との絆の大切さも同時にこの時からもずっと通してきている。
 
放送初年度から8年目の2012年上期までは、ほぼプリキュアが一人勝ち状態という状況であったが、12年下期から今日までプリキュアみたいに枠を囚われない女児向けアニメ作品が出揃い始めたのは言うまでもなく、特にアイカツ!シリーズの出現からプリキュアシリーズの人気も徐々に斜陽化しつつあるのではないかと推測はできるが、大友からの人気は初年度に僅かながらであったが、2007年のYes!プリキュア5から今のプリキュアの基本フォーマットを作り上げてきており、イメージカラーによるキャラクターポジションとメンバーの多様化もこの時から出来上がった。
 
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大友層による爆発的な人気、そして幅広い年齢層によるプリキュアシリーズの一般に知られ、さらに水樹奈々による起用で登場した『ハートキャッチプリキュア!』でここで一気に爆発的な人気とマスメディアで取り上げられるようになり、ここから年齢層が爆発的に広がりを魅せ、この継続力はスマイルプリキュア!までは維持していた。
 
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しかし、ハピプリことハピネスチャージプリキュア!がオンエアされた年は、妖怪ウォッチやディズニー作品の『アナと雪の女王』による二大勢力によって、プリキュアシリーズそのモノを根こそぎ奪われてしまうという非常に苦しい結果となったが、シリーズ人気の回復の狙いとなったのが『プリキュアだけどプリキュアではない』という独創的なスタイルを作るということで、この成果が効果が現れたのが2年前の2015年にオンエアされた『GO!プリンセスプリキュア』で、若干横ばいであったものの、『女の子が一番憧れる』というメインターゲットの低年齢層を大きく絞り、去年『魔法つかいプリキュア!』で人気自体を上方修正する事ができた。
 
 
同時に一部ではハードな戦闘シーンにて「子供に見せたくない。」という少し堅い親もいるのではないかとのことで、キラプリでは戦闘シーン自体を肉弾戦封印し、マイルドな戦闘シーンを作り上げるというのが今期の狙いなのではないかと考えられるが、これも今後の放送次第で視聴者の受け取りかた次第になるだろう。

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●提供表示による変更、挿入歌と実写パートによる追加。
 
これまでのプリキュアシリーズで必ずしも公式スチール画像を使っての提供表示をやっていたのは従来ファンでもお気付きで、初年度から2007年までは「この番組は楽しい時を作る企業 バンダイと、ご覧のスポンサーの提供でお送りいたします。」で、2008年から2016年までは「○○プリキュアは楽しい時を作る企業 バンダイと、ご覧のスポンサーの提供でお送りいたします。」というナレーションが入るようになっていたが、今期のキラプリでは冒頭のアバンシーンとおまけコーナーにて、右下に提供表示をさせるという形で取られたが、この提供表示パターンは今期が初という訳ではない。
 
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実は3年前のハピプリの終盤戦でこの方法を最初に取り入れており、終盤戦では次期プリキュアシリーズの宣伝予告を入れるためのテコ入れ的な部分もあり、従来では『次回予告が15秒の短縮版+次期プリキュア予告15秒+CM 15秒+提供表示』という構図であり、これだけでも1分近い構図ということだが、最終話では『次期プリキュア予告30秒+CM 15秒+提供表示』という形になり、提供表示も約15秒ほどという尺になるのだ。
 
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それを利用して狙ったのが、今期キラプリからおまけコーナーの『プリアラレッツ・ラ・1ぷんかんクッキング』が誕生したということ。
 
次回予告のみこれまで同様の尺で、そこに入れるという事でさらにこれまで料理を作った事がない子供達や新規プリキュアファンを挑戦してほしいという狙いというのが狙いである。
 
ちなみに、これらのスイーツの監修を料理研究家の福田淳子氏が担当しているとのことだが、福田淳子氏の詳細について調べてみたい方は是非ともググってみるといいだろう。
 
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そして、それらの調理するパートについては実写を使うというシリーズ初の試みという狙いで、この辺も実際に朝日放送のキラプリ公式HP内の調理方法として使われている。
 
そして、もう一つは挿入歌による部分の積極的に取り入れている。
過去のプリキュアではあまり挿入歌をあまり使う機会があまりなく、ハトプリではほんの数回程度で止まっていたが、この辺も今までプリキュアシリーズでやらなかった部分を積極的に使っていこうというスタッフの指向の狙いともいえるだろうか。
 
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海未「特にことりはこういったスイーツによるアイディアの参考になりそうですね。」
 
まぁ、それもあるでしょう。

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●総評
 
10年以上続く大世帯になり、同時に近年の女児向けアニメの出現によるマンネリ打破するために過去のプリキュアシリーズにとらわれない作品作りを求められているのだから、この辺も今までやらなかったアイディアを思いきって入れていくというのは決して悪くはないのは確かであり、物語もメインターゲットの小さい子やい親も楽しめる作品作りはプリキュアシリーズの基本的に必要といえるが、過去のファンになると消化不足と感じてしまうのは仕方がないし、これも時代の流れと受け取るしかないと思う。
 
敵のパターンも今回は悪の妖精という部分に関して、これまでのプリキュアシリーズの敵怪物自体も小さい子が怖がってしまうという部分があり、特に放送初年度とMHのザケンナー、P5のコワイナー、P5GGのホシイナー、ゴープリのゼツボーグは小さい子にとってかなり怖い存在になり、それが仇となってしまったという部分もあるため、これまでの敵のイメージを払拭させての狙ったアイディアで、敵の描き方も大きく変化を受けているというのは言うまでもないが、今後もこういう形になっていくかは今後の将来像に任せてみるのもいいと思います。

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