376作品目、今回は1991年に『Q舎』からPC98向けにリリースしたPCクイズゲーム『ごたく』を紹介したいと思います…タイトル画面と関連画像が少なめで申し訳ない。
純粋にクイズをする内容で、かなり硬派なゲームになります。
操作方式はキーボードオンリーで、テンキーで解答欄を選択し、エンターキーとスペースキーで決定というシンプルな構成。
各ラウンドには規定ノルマがあり、正解数がノルマを超えると8問終了時にラウンドクリアーになりますが、逆に不正解だと右側に赤く表示され、そのノルマまで到達すると8問終了時にゲームオーバー。
全16ステージ構成の1周エンド制ですが、ノルマは5面で5問まで、9面が6問まで、13面は7問までとなりますが、最終ステージ16のみオールパーフェクトで答えないとクリアとなりません。
今ではコナミのQMAこと『クイズ・マジックアカデミー』シリーズ、一世代前にセガからリリースの『ネットワーククイズ Answer×Answer』とオンライン系のクイズゲーが当たり前になり、マンネリ化防止とパターン化させないためにオンラインアップデートで最新問題が配信させるようになってる今日。
このごたくが登場した1990年代のクイズゲーはまだ早かったジャンルの一つともいえますが、アーケード版ではカプコンの『クイズ カプコンワールド』、『ハテナの大冒険』、『クイズ 殿様の野望』で徐々に人気を獲得し、ナムコが『子育てクイズ マイエンジェル』が続々とリリースし、家庭用では当時『笑うせぇるすまん』で一躍有名になったTBSのバラエティ番組『ギミア・ぶれいく』内のコーナーで、クイズ王こと西村顕治名人で有名にあった『史上最強のクイズ王決定戦』をヨネザワ(現 セガトイズ)からFC向けのソフトを発売された程度でしたが、そんななか…普及率的に上がってきたPC98で唯一のクイスゲーがこの『ごたく』というクイズゲーです。
当時、まだインターネットもあまり普及しておらず、パソコン通信が基本であった当時…ニフティのパソコン通信サービス『ニフティサーブ』のフォーラム上にて配布されており、同時に追加問題用の拡張データキットも配布されており、同時に自分で問題集を作る事ができるエディットモードも配布され、PC98でも結構知られたクイズゲーとなりました。
例えば、プリキュアシリーズによる高難易度問題とマニアックな問題集をを作るという手もできるのも特徴。
3面ごとにジャンルセレクト、4面毎にはボーナスラウンドとなっており、ボーナスラウンドでは8問までに連続正解が多ければ多いほど大量ボーナス点が加算される仕組みになっていますが、各ラウンドクリアごとにルーレットイベントが発生し、止まったイベントで次のラウンドで効果が発揮します。
効果は以下のとおり…。
●3択問題
選択技が3つになる。 その分、答えやすくなるメリットは高くなる。
●4択問題
選択技が4つになる。
●制限時間2倍
回答時間が長くなる、同時に早く答えれば高いボーナス点を維持できる特典もある。
●ボーナス2倍
回答時のボーナス点が2倍に加算、1000点ボーナスが2000点に。
●ボーダー低下
規定問題のノルマが1低下、序盤でこれを引くと3問クリアとなる。
●ボーナス点
獲得すると、10,000点獲得するが、次のラウンドは通常状態となる。
●ジャンルセレクト
次のラウンドでジャンルが選択可能になる。
●はずれ
ノーボーナス
このゲームでハイスコアで300,000点狙いとなれば、ボーナス点とボーナス2倍、オールパーフェクト突破でないと結構難しいでしょう。
ただ問題は、このゲームはWindows3.1以降のソフト版が作られていないというのが非常に残念なゲームで、3.1以降のWindowsでは動かないか不具合が出るという状況であり、Andoroid版が別の作者が製作して配布しているという情報があるようですね。
仮にWindows 7でも使えるバージョンを作っていたら、自分もプリキュアシリーズ関連や湾岸マキシ関連の問題を作っていたかもしれませんね。
実に惜しい作品でしたし、中学時代…この拡張データと共に学校で作り、地元の京急関連の問題を大量に作ったっけな…。