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懐かしのゲーム作品を語る…第377回『LE MANS 24』

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いよいよ、この季節がやってきましたね…ル・マン24時間耐久レース。
去年、トヨタが残り3分…ゴール寸前でまさかの衝撃的な結末となって大惨敗を屈したあの戦いがありましたが、果たして、その雪辱を晴らす事ができるのか!?

さて、前フリはさておき…今回はそのル・マンを題材にしたレースゲーを紹介したいと思います。

イメージ 1
377作品目、今回は1997年にセガからリリースした『LE MANS 24』を語りたいと思います…今から20年前の作品です。
サルテサーキットで開催される世界一過酷な耐久レース『ル・マン24時間耐久』を舞台にしたレースゲーですが、以前紹介したコナミの『WEC ル・マン24』とは別物になります。

操作方式はステアリング&アクセル、ブレーキ、シフトレバー、視点切替で構成されており、参戦車種は1970~1990年中期までル・マン耐久レースで参戦していたマシンが中心。

マシンは以下のとおり。


●NISMO GT-R LMエディション(R33)
95年に登場した9代目 R33スカイラインをベースにした4代目のGT-Rをレース仕様に仕立てられたマシン。
初心者向けであるが、パワーがあまりにもお話にならないほど弱い。

●フェラーリF40
レースに勝つために作られたフェラーリ最強のウェポン。
初心者向けであるが、GT-Rほどのネタ車領域ではないため、即戦力的になる。

●マクラーレンF1GTR
FIA-GT選手権や全日本GT選手権でも席巻したモンスターマシン。
中級車向けで、平均的な性能。

●ポルシェ911 GT1
993型のポルシェ911をGT1レギュレーション向けに開発されたマシン。
マクラーレン同様、中級車向けで非常に扱いやすい。

●ザウバー・C9メルセデス
89年度の優勝マシンであり、F1でも有名のザウバーとメルセデス・ベンツと共同に開発したグループCカー。
上級者向けでパワーは桁外れ、旋回性が難しい。

●マツダ787B
91年度の優勝マシンであり、マツダの伝家の宝刀であるロータリーエンジン搭載グループCカー。
こちらも上級者向けで、ザウバーより難易度が高め。

●ポルシェ917K
1970年に参戦したプロトタイプカー。 選択画面であるコマンドを入力すると使用可能。
こちらも上級者向け、スピードはザウバーと787B以上で、旋回性はかなり難しい。

1コインクリアを目指すのであれば、マクラーレンF1GTRと911 GT1が一番無難。
後の車種はかなりのテクニックがないと感想は難しいです。

イメージ 2
モードはレースモードオンリーで、タイムアタック系統はなしですが、モードによってコンティニューが不可能になります。

●ル・マン24時間耐久レースモード
ゲーム内の24時間を走り抜くモードで、約数十秒後度で1時間経過する。
このモードのみコンティニュー可能で、上位入賞で完走するとポルシェ917とのタイマンバトルに突入する。

●スプリントモード
サルテサーキットと市街地コースを規定周回数で競い合うモード。
こちらはコンティニューなし。

なお、このゲームはライバルカーを抜くとタイムが追加されるが、逆に抜かれてしまうとタイムが減産されてしまうという特殊ハンデを採用しており、制限時間がゼロになるとゲームオーバーとなります。

イメージ 3
セガラリーで大ヒットを受け、以降にクルマゲーを続々と出してきたセガで唯一の耐久レースを題材にした作品である『LE MANS 24』。
耐久モードでの内部設定にある時間経過で、20秒ずつ経過の場合は20位からのスタート、40秒ずつ経過の場合は40位、10秒経過の場合は10位からと大きく順位が変わるのですが、一昔…上大岡のジアスにあった場合はデフォルトの20秒経過、八景島シーパラは40秒経過設定という形になっていましたけど、ゲーム内部のレベル設定も
デフォルトのままでしたので、40秒経過の場合は12時間辺りでコンティニュー、20秒だと18時間辺りでコンティニューになってましたね…1コインクリアさせる気もないだろって。

この作品も画期的であったのは確かですが、ゲームの完成度的にいうとあまりにもお粗末な部分が部分が目立ち、上級者向けのマシンならともかく、初級者向けのマシンが1コインクリアが非常に難しいというハードルは極端過ぎましたね。

あと、このゲームの最大の問題点がライバルマシンの鬼ブーストによく泣かされた事。

Wikipediaで確認するとこの鬼ブーストは『バグ』であったため、突然マシンがプレイヤーの前に出現してしまってはタイムが減算されるという本末転倒なアクシデントが発生しまい、これが原因でゲームバランスが崩壊させてしまってるが、さらに酷いのが…。

タイム追加に詐欺がある。(爆)

これも実際にプレイして気付いたのだが、8秒追加と表示されてるのに実際は7秒、周回遅れのマシンをパスすると4秒追加なのに実際は3秒という詐欺的な仕打ちに泣かされ、さらに鬼ブースト連発であっという間にタイムが無くなってしまうという酷い始末でした。

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プレイして結果的に、殆どが2コインで完走を果たしたというのが本音でしたが、このLE MANS 24が出る前、セガラリー以降のセガのクルマゲーはあまりにもバランス的に酷かったり、敷居が高すぎるというイマイチな作りが多かったですね。

セガツーリングカーチャンピオンシップは、アクセルを踏んだままちょっとしたハンドルを曲げると一気に失速、そしてタイム設定が非常にシビア過ぎるのもそうでしたし、まぁ…クレイジータクシーはあれはあれで楽しい作品ですからよしとするが…。

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残念ながら家庭用は発売されていないが、2001年にPS2に『ル・マン トゥエンティフォー アワーズ』という作品が発売されているが、この作品とは完全に別物となっており、開発がアタリが担当とのことだが、残念ながらこっちの作品はあまり触った事がないのでどういうのか分からず。

ル・マンゲーで、マシンのリアルさはセガとSCEのグランツーリスモ4、遊びやすさはコナミのWECル・マンになってしまうんでしょうね…。

まぁ、セガのル・マンとグランツーリスモ4と比較すると、明らかにGT4に軍配が上がるかなと。

●AC版 LE MANS 24 プレイ動画 ポルシェ917
ライバルマシンの鬼ブースト能力に注目、ちなみに雨天になるとグリップが効きにくくなり、さらに難しくなる。

●AC版 LE MANS 24 全車種プレイ動画
全車種による性能を見るとなれば、こっちが分かりやすいかも。

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